A:<メディアとしての紙>から<デジタル化するメディア>へ
●紙の本と電子書籍が共存する未来像を提案―クレイグ・モド『ぼくらの時代の本』 http://credo.asia/2015/03/08/modo-book-review/
出版されているコンテンツを「形を問わないコンテンツ」と「明確な形をともなうコンテンツ」の2つに区別。そのうえで、「形を問わないコンテンツ」は完全に電子化するべき、と。
●紙の本と電子書籍が共存する未来像を提案―クレイグ・モド『ぼくらの時代の本』 http://credo.asia/2015/03/08/modo-book-review/
出版されているコンテンツを「形を問わないコンテンツ」と「明確な形をともなうコンテンツ」の2つに区別。そのうえで、「形を問わないコンテンツ」は完全に電子化するべき、と。
●伊藤穰一: 革新的なことをしたいなら「ナウイスト」になろう http://www.ted.com/talks/joi_ito_want_to_innovate_become_a_now_ist?language=ja
「Googleにせよ Facebookにせよ Yahooにせよ 学生達が許可なく イノベーションを 進めた結果です。誰の許可も得ず プレゼンもせず まず何かを作ってから 資金を集め その後 ビジネスプランを考えて 必要になったら MBA取得者を雇うのです。つまり 少なくとも ソフトとサービスの分野では インターネットによって MBA主導の イノベーションモデルから デザイナーと技術者主導の モデルへと移行したのです」。イノベーションは、いま身の回りで起きていることに心を開き注意を払うことから始まる。フューチャリストであってはいけない、「ナウイスト」になるべきなのだ。
デジタル化は知の生成と流通に大きな変化をもたらしている。つまりデジタル化で空間軸から時間軸への、知識循環の再編成が生じている。
知識循環、知識の再生産プロセスは500年前の、活版印刷の西洋における普及を通じて確立された、リアル世界の<生産→流通→消費>の空間軸での組織化をベースにした仕組みから、ネット空間に登場したGoogleの検索窓、日々の検索行動が日常化したことを通じて一般化した、<蓄積→検索→再利用>の時間軸による組織化をベースにした仕組みへと転換しつつある。
●ついにキャズム超え--コミック市場の4分の1は、すでに電子書籍になっていた http://japan.cnet.com/sp/t_hayashi/35059325/
電子化における、コミック、そして文字ものの段階では、カニバリズム論は杞憂であった。むしろ新規需要を掻き立て、紙と電子合計でのコミック市場は2012年以降、底を打ち、上昇傾向に。
◆関連クリップ
●セミナー備忘録:電子教科書のドリルをどうする!? https://societyzero.wordpress.com/2014/07/28/00-40/
●セミナー備忘録:電子教科書のドリルをどうする!?(2)~「教育の再設計」とEDUPUB https://societyzero.wordpress.com/2014/08/04/00-48/
●あなたの進路は人工知能が決める http://wired.jp/2015/01/12/next-world-04/
高校時代の成績、大学入学試験のスコア、ACT(American College Test)やSAT(Scholastic Assessment Test)など大学進学の指標となるテストの成績、大学入学後の科目ごとの履修実績や成績など、学生個人に関するあらゆる情報をインプットする。すると、自分自身でも気づかない「適性」を解析、次に履修すべき科目を指示してくれる。
●電子書籍とゲームの結節点――松岡正剛が「NAZO」に見出した可能性 http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1412/17/news031.html
シリーズ「まつもとあつしの電子書籍セカンドインパクト」からの一篇。書き言葉の前に、話し言葉の時代が長く続いた。その時代にも、記録し、他の人間に、他の社会に、のちの世代に伝える欲求と必要はあった。そこで編み出された「物語」は、「話し言葉時代」の記憶と伝承のためのツールであり、装置だった。デジタルの社会で今、電子書籍は、「物語」となれるか。
●アマゾンの電子書籍戦略を聞く http://digital.asahi.com/articles/ASGD2421VGD2UEHF008.html
「 本の文化を「温泉」だとしましょうか。これまで、温泉に行くにはバスだけでした。そこに登山電車が出来たとします。そこでバスが登山電車を見て「けしからん」と言う。でもお客さんから言わせれば、登山電車かバスかを論じているわけではなくて、「温泉に行きたい」んです。そんな争いをしていると、気がついたらお客様は、本ではない他のところに行くようになってしまう。それが、出版や書店も含めた「読書」がもっている課題だと考えます」。
●今村友紀 〈出版×デジタル〉の未来予想図 〜作家・今村友紀による『ツール・オブ・チェンジ』精読〜 #10(最終回) http://dotplace.jp/archives/8369
1.メディア環境がネット中心となり、コンテンツの流通コストが激減したため、コンテンツが溢れかえる時代になった。2.消費者の時間の使い方が、モバイル・ウェブ中心に大規模にシフトし、本のようなパッケージビジネスは厳しい情勢に追い込まれている。3.その中で、出版社や書き手にとって、価値を生み出すのに、大きく2つの方向性が浮上してきた:ウェブやモバイルの領域を新しい販路と捉える「販路拡大」戦略/デジタル化できない、リアルなヒトやモノを扱う部分で価値を作り出していく「高付加価値化」路線。その際、重要なのが「データによる意志決定」。
A:<メディアとしての紙>から<デジタル化するメディア>へ
●出版物の分類別売上推移をグラフ化してみる(2014年)(最新) http://www.garbagenews.net/archives/2101334.html
分野別・市場シェアの変遷。2000年から最新の2013年で、構成比・シェアが増加したのは「コミック」「文庫」「児童書」。一方、「雑誌」「文芸」「新書」はシェアを落としている。但し実額(売上金額)で伸びているのは児童書のみ。