Author Archives: sasazamani

専門書の未来

◎専門書の未来は電子出版(ebook+POD)とオープンとクローズの入れ子構造の工夫にある。

知識と本

「知識」は公共財です。誰でもがアクセスできるようオープンでなければなりません。

津波がここまで来たぞ、これより下に住むなといった石碑があちこちに残されていたことを3.11で私たちは改めて知りました。津波に関する知識を誰でもが共有し次世代に残すため、アクセスしやすくオープンにする工夫が石碑でした。また神話に無文字社会の「知識」伝達手段の役割があったことを最近の研究は明らかにしています。口承(オープン)で流布していた神話は、物語のカタチをとった「知識」伝達の手段だったのです。 Continue reading

 

感染症法33条とは

「宣言」があってなお、TV画面の一部を使って危機管理情報をテロップで流す、3.11の時のような対応をしているのはNHKだけ。そもそもTVを見る人が減っている。この状況で、「危機感」を伝え行動変容を具体化するには、もはや感染症法33条が最後の手段。

★33条発動で期待される効能★
(たとえ日曜日一日だったとしても)

1.行動変容を促す強力なメッセージとなりうる
2.TV・新聞を読まない人との「危機感」共有が可能
3.人流、人と人との接触時間の物理的な削減(追記:2021年1月9日)。


 

◎自衛隊に看護師派遣要請するのはもはや「緊急事態宣言」段階でないだろうか。大阪市、札幌市は医療崩壊を食い止められるか。(2020年12月9日北海道へ、14日大阪府へ自衛隊は看護師を派遣。そして2021年1月2日首都圏知事ら緊急事態宣言要請
ロックダウンが不可能な日本での最後の切り札が感染症法33条かもしれない。

移動制限は日本で可能か

2020年の3月、東京都知事が「ロックダウン」の単語を口頭で使った際、日本でも西欧諸国のような「移動制限」の強制が法令で可能かが議論になった。答えは「否」で「要請」しかできない。 Continue reading

 

■こうすれば感染の拡大を防ぐことができる 新型コロナ感染症

2020年1月16日、厚生労働省が中国の湖北省武漢市に滞在し、日本に帰国した神奈川県在住の30代の男性から新型コロナウイルス、陽性反応があったことを発表しました。

あれから7か月以上が経過、この間、人々は感染を防ぐ方法に関心を持ってきました。わかってきた、感染を防ぐ方法には大きくふたつがあります。

感染を防ぐ:social distancing、マスク、手指衛生 

感染者が話したり、歌ったりしたとき出る飛沫を受けないことが大事。飛沫に含まれるウイルスが喉や鼻、また目などの粘膜から侵入してくる、それを阻止するのです。

伝搬を防ぐ:社会全体の移動の量をできるだけ少なくする

感染者がいる集団Aから、いない集団Bへ、感染者が移動することで、集団Bへのウイルスの移動が生じます。移動して初めて集団Bでの感染の可能性が生じます。移動の量を少なくすることで、新型コロナの伝搬を阻止することができます。 Continue reading

 

■東京と大阪は何が違うのか 新型コロナ対策

第二波はピークアウトか 全国合算なら

東アジアをはじめいくつかの国で、新型コロナの感染状況について小休止の様相があるものの、世界全体で新規感染者数を合計すると、まだまだ「収束の兆しが見えない」というのが、現状です。全体の動静と地域ごとの情勢が必ずしも同じでないのも、この新型コロナの特性のよう。

それで、日本は? Continue reading

 

■ヒトが病原体を「感染症」の犯人にした

中学三年生の「保健」と感染症生態学

今年度の学習指導要領に、中学三年生の「保健体育」で、「感染症の予防(新型コロナウイルス感染症)」が新たに単元として追加されています。
・「感染症の予防(新型コロナウイルス感染症)」

その中で、「単元の評価基準」のひとつとして、

A:感染症は,病原体が環境を通じて主体へ感染することで起こる疾病であり,
B:適切な対策を講ずることにより感染のリスクを軽減すること,また,
C:自然環境,社会環境,主体の抵抗力や栄養状態などの条件が相互に複雑に関係する中で,病原体が身体に侵入し発病すること

について,「理解したことを言ったり書いたりしている」かをあげています。
(「改訂『生きる力』を育む中学校保健教育の手引」追補版 https://www.mext.go.jp/content/2020430-mext_kenshoku-000006975_2.pdfContinue reading

 

●たとえあまり売れなくても、価値のある本を作る

たとえあまり売れなくても、価値のある本を作る。そのために先ず、他の本で十分な売上を作ること。」

これは韓国出版業界で5本の指に入る図書出版「キョル」の代表、キム・ジェミンの言葉。
Continue reading

 

■感染症対策は危機管理上重大な局面に 新型コロナ

◎Covid-19 新型コロナの感染症対策は危機管理という観点から検討すべき事項です。社会という「集団」を単位にした問題だからです。この点で、ガンや高血圧など個人で終始する病気と異なります(ガンが国の危機管理問題になることはありません)。次に集団単位という観点で、「感染」と「運ぶ」とを区別しなければなりません。新型コロナはたとえばペスト(ネズミ(のみ)からヒトへ)などと異なり、「ヒト」が運び、「ヒトからヒトへ」感染する感染症だからです。

2週間程度のタイムラグ

新型コロナはとても厄介で怖い感染症です。

・潜伏期間にある感染者からも感染が起きる(発症前の人からの感染が約半分)
・しかも発症直前の感染力が最高(発症の2.3日前からウイルス排出が増え始め、0.7日前に一番高くなる)
・感染期間と感染力

(新型コロナの厄介さと怖さを知る:2つの致命割合CFRとIFRとは https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/19/050800015/051100003/

つまり、感染者が無自覚のママ、ウイルスを他人に移してしまう。それも移る力が無自覚の期間ほど高い、のです。 Continue reading

 

■国や自治体が、新型コロナで「すべきこと」

◎コロナにどう対応すべきなのか。個人が「すべきこと」。国や自治体が「すべきこと」。

2020年1月以降の日本社会で、新型コロナについて我々が知りえた知見を整理しました。半年分の戦いから得られた教訓です。


 

マスクで「すべきこと」 個人はコロナにどう対応するのか

日本人が一般的に使っているサージカルマスクを海外では「医療用マスク」と呼んでいます。そのマスクで「すべきこと」について、WHO(世界保健機構)がまとめています。
・マスクの安全な使い方 「すべきこと」

(新型コロナウイルス感染症(COVID-19)一般向け特設ページ | WHO Kobe https://extranet.who.int/kobe_centre/ja/news/COVID19_specialpage_public

ここには、

・口、鼻、あごを覆う(アベノマスクでは、これができない)
・隙間ができないよう、フィットさせる(上部のワイヤーを調整など)
・マスクの表面を手で触らない

などが書かれています。 Continue reading

 

■もはや「東京問題」ではない 新型コロナの感染拡大

今から一週間前、GoToトラベルキャンペーンの実施に関連して7月16日、政府の新型コロナウイルス対策の分科会の尾身茂会長が「旅行自体に問題はない」「旅行自体が感染を起こすことはないから」と発言しました。

他方、その一週間後の7月23日、東京都内で新型コロナウイルスの感染者は、これまで経験のなかった「1日当たりの感染者数が300人超え」となり、366人。全国でも感染者数は981人となり、2日連続で1日当たりの最多を更新しました。
・7月23日の新規感染者数

(全国の感染者981人、2日連続で最多を更新…都内ほぼ全域で感染者を確認 : 社会 : ニュース : 読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/national/20200723-OYT1T50232/ Continue reading

 

■『グレート・リセット』とは

「私たちはいま地殻変動のさなかにいて、まったく新しい経済秩序に突入する。それは(19世紀の)農業経済から工業経済へ移行したような大変革で、今回は工業経済からアイデアに基づいたクリエイティブな経済に移行する」(リチャード・フロリダ)

定冠詞をつけた「the Great Reset」

『グレート・リセット』とは米国の「クリエイティブ都市論」で知られる社会学者、リチャード・フロリダの著作のタイトル。また、来年、2021年1月に開催される世界経済フォーラム(WEF)の年次総会「ダボス会議」のテーマ、それも「グレート・リセット」です。
【追記あり 記事の最後】 Continue reading