Tag Archives: ロボット

「クラウドと携帯端末」が産みだす、新しい格差の温床

170415 PM

各種端末からのデータをクラウドに集め、解析し、仕事の現場の生産性をあげることができる時代がやってきた。

たとえばそれを不可逆的に進む高齢化に伴う介護人材需要/供給のギャップ(前者のテンポに後者の供給テンポが追いつかない)に活用すれば、労働者をhappyにしつつ生産性があがる。ところがフリーランスに対して適用、仕事のアウトソーシングとフリーランサーとのマッチングに使うと、ワークライフバランスの改善策として労働者をhappyにはしても、それだけとどまらない結果を生む可能性がある。 Continue reading

 

●「在宅勤務」と「一つの場所に集まる」 そして「副業」と「複業」

160318 PM

┃Post Modern あるいは再編成されるLife(生命/生活/人生)
働くって? 育児、教育、ケア、地域、時間、eco、社会保障など

●「仕事」に今起こっている「パラダイムシフトhttp://blogos.com/article/164445/
従業員は多いより少ない方が良い/資本金は多いより少ない方が良い/オフィスは丸の内や大手町に無くても良い/上場する必要はない。

●「副業OK」 ロート製薬が兼業を認めた理由とは http://www.huffingtonpost.jp/2016/02/24/sub-job-rohto_n_9311410.html
自らの「NEVER SAY NEVER」を実現するため、常識の枠を超えてチャレンジすることができる仕組みとして、会社の枠を超え、より社会へ貢献し自分を磨くための働き方ができるよう二つの制度を制定。
「「社外チャレンジワーク制度」とは土・日・祝・終業後に収入を伴った仕事に就業すること(兼業)を認めるというもの。「社内ダブルジョブ制度」とは、一つの部署にとどまらず、複数の部門・部署を担当できる制度」。
「どちらも社員からの自発的な立候補により審査されます。どちらの制度も社員のプロジェクトによるアイディアにより制定されたものです」。
(新CI「NEVER SAY NEVER」制定 | ロート製薬株式会社 http://www.rohto.co.jp/news/release/2016/0224_01/

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●2016年は一般向けロボット元年 そしてVRが世界を覆い始める年

C:技術で/技術が/技術を(ICT:社会・法・制度論と技術文化論)

●2016年は一般向けロボット元年になる!CES会場で見たお手頃ロボットたち http://ascii.jp/elem/000/001/110/1110177/
KEYi Techの「Cellrobot」は、WiFiとBluetoothを内蔵したコントローラーとして働く「Heart」(心臓)と、上下が回転する「Cell」(細胞)の2種類がある。さらには拡張キットとしてタイヤモジュール、カメラモジュール、照明モジュール、クリップモジュールなども。これらロボット素材を組み合わせて造る仕組み。

Elemental Pathの「CogniToys」は恐竜型のかわいい人形。これはネットにつながりその先にはIBMの人工知能のWatsonの頭脳がある=子供用の教育用ロボットとして間もなく発売になる製品。

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●人工知能と「日本的雇用慣行」からの脱却

◎人工知能やロボット等による代替可能性が高い労働人口の割合が、日本において高いとするNRIの調査結果が話題になっている(衝撃! 日本の労働人口の49%が"人工知能"や"ロボット"などで代替可能に!? http://news.mynavi.jp/news/2015/12/02/280/
)。
しかし技術だけでシフトは生じない。実際に代替されるかは、資本がそこへ投下されるかにかかわる。資本投下の意思決定上はその仕事が産みだす製品・サービスの価格と、仕事にたずさわる労働者の賃金との関係が重要。
紡績機の導入に始まる産業革命がイギリスの片田舎から始まったのは、当時のイギリスの対象産業の賃金が世界の中で高かった事情が背景にある。それに加え、将来のイノベーションにつながる(当初は)小さな種(と見える)に対しリスクテイクする革新者の存在が欠かせない。

さらに重要なことがある。NRIのニュースはあまりにセンセーショナルでかえって一番大事なことが理解されないままで終わるのが懸念される。それは職種や産業自体が維持存続する場合ですら、実はその中身やスキル定義が変化してしまい、それに追随できない人々が生じはじめている、ということだ。日本社会は「移行期」にある。 Continue reading

 

●いま、intelligent components technologyへシフトするICT

C:技術で/技術が/技術を(ICT:社会・法・制度論と技術文化論)

インテリジェント化が加速するICTの未来像に関する研究会 報告書(2015) 概要版 http://www.soumu.go.jp/main_content/000363711.pdf
「デジタルデータの無限共有、光化によるネットワークの高速化、クラウド化によるネットワークの最適化、並列計算による計算能力の向上、IoT 等が進展している。さらにグリッドコンピューティングの並列処理から進んで、ブラウザ同士が連結して計算する流れになってきており、ブラウザのアーキテクトでウェブの世界を作ることができるようになってきている」。
キーワード:インテリジェントICT/CPU、ストレージ 、通信ネットワークの能力の加速度的向上/人工知能の高度化/あらゆるものごとのデータ化/インターネットのグローバル化/分散処理の進展/人間(の脳)と人工知能等との連携、意識の通信。
(本文 http://bit.ly/1GXveAP

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●ヒューマンリーダブル(人が理解できること)とマシンリーダブル(機械が理解できること)

「郵便場馬車をいくつ並べようが、そこから鉄道は生まれない」。

シューペンターの言葉だ。彼が指したと同じ現象、根本的な変化が21世紀の現在起きている。日本では産業界の人間より、法学界の人間のほうで事態の深刻さに自覚的なようだが。

C:技術で/技術が/技術を(ICT:社会・法・制度論と技術文化論)

●次世代Webはブラウザの外にある : could http://www.yasuhisa.com/could/article/nextwebconf-2015/
ヒューマンリーダブル(人が理解できること)とマシンリーダブル(機械が理解できること)は密接な関係にある。片方だけでは Web アクセシビリティの実現は難しい。これだけでも困難な課題なのに加えて近時、マルチデバイス、つれてマルチパスの問題が出てきた。PCからスマホへ、そしてそこではアプリだ、情報にアクセスするパスが、という問題。
課題解決の鍵は JavaScriptにある。なぜなら、 JavaScriptはWeb ブラウザで描画・動作させるための技術群、HTML, JCSS のような Web 技術の一員であると同時に、IoT 、 デスクトップ、アプリ と言った、 Web ブラウザの外への広がりの一要素でもあるから。
このとき重要なのが、特定の企業によって作られたプラットフォームに依存しない、「オープンな Web」という概念。


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●人工知能はビジネスをどう変えるか 問いを立てる/知覚する/意志する

C:技術で/技術が/技術を(ICT:社会・法・制度論と技術文化論)

●人工知能はビジネスをどう変えるか 「ヒト・モノ・カネ」から「ヒト・データ・キカイ」へ http://www.dhbr.net/articles/-/3551
知性こそ他の動物と人間の違いを証明するもの、とされてきたが、人間以外で知性を持つモノ(AI)が生まれようとしている。
「これから起きる変化の本質は、深層学習、分析手法など情報科学的な技法の革新だけでなく、学習データの質と量、これを実装するコンピュータの情報処理力の3つの変化がセットで起きることにある」。つまり、ビッグデータが生まれ、情報処理力が爆増する一方で、情報の抽象化技術において深層学習という革新が起きている。
「ビッグデータと機械学習は相互に入れ子の構造である。ビッグデータの活用には多くの場合、機械学習が必要であり、機械学習を磨くためにはビッグデータが有効だ」。
では、そのAIと人間との違いは何か。それは、問いを立てる/知覚する/意志するの3つだ。そこからデザイン/ヒラメキ/リーダーシップといった違いも生まれる。

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ピケティ用語集

●「After Internet」の時代に完全に移行した

C:技術で/技術が/技術を(ICT:社会・法・制度論と技術文化論)

●グーグルは「アルファベット化」でこう変わる http://toyokeizai.net/articles/-/80257
「インターネットの先頭を走るグーグルの組織変更は、「インターネットが空気のよう」になり、「After Internet」の時代に完全に移行したことを」意味している。
そしてGoogle自身にとって検索がイノベーションを起こすことで収益を稼ぐステップから、インターネットの次のイノベーションへのチャレンジという意味合いがある。そしてもうひとつ、組織文化の改変という差し迫ったお家事情、組織が抱える課題があったのも事実だろう。「終わりのないベータ版への疲弊」という言い方はその象徴だ。

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●教育は人工知能の力を借りて個別化へ向かう

D:学習・教育のデジタル化と変容する知の体系

●教育は人工知能の力を借りて個別化へ向かう http://www.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/hc2015/071500007/
「テクノロジーによって教育をいかに向上するかを考える前に、教育や職業に対する考え方を柔軟にしなければならない」。00年代の「Oの時代」(オープンソース、オープンシステム、オープンスタンダード)、10年代の「Cの時代」(コラボレーション、コミュニティー、クラウドなど)を経て、「Pの時代」へ。「「パーソナリゼーション」(個人対応)、「プリファレンス」(好み)、「プレディクション」(予測)、「プロアクティブ」(先見的に行動)、「プロジェクトベース」(プロジェクト型)、「プロブレムベース」(問題解決型)」。

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ピケティ用語集

●デジタルオーバーレイと共生する時代。

C:技術で/技術が/技術を(ICT:社会・法・制度論と技術文化論)

◯すべてがデジタルにつながるIoEの可能性とは http://logmi.jp/58243
デジタルオーバーレイと共生する時代。物理的(環境)のその上にデジタルが重なっている。「これによって、今までになかった新しい世界」が現出してくる。物、データ、アプリケーション、この3つのエレメントによって社会が変わる。「IoTを超えて次に何が来るかというのが重要です」。
「データ、情報、知識というものが英知と共にどんどんプラットフォーム化していきます、これによってスマートホスピタル、スマートハイウェイ、スマートファクトリーというものがうまれる」。

●2016年、我が家がIT業界の主戦場になる http://www.digimonostation.jp/news-trend/other/id27340
米国ではGoogle主導のAndroidスマートホームが確実に動き始めている。Amazonは、音声認識アシスタント機能を搭載したリビング向けの喋るコンピュータ「Amazon Echo」を投入。AppleやFacebookも虎視眈々とこの市場を物色中。

●AI、IoT、ビッグデータなど知っておくべき4つの俯瞰図 http://it.impressbm.co.jp/articles/-/12595
俯瞰図(ランドスケープ)。業界の構造や、プレーヤを一望にするツール。



●GE、ドコモと日本開拓 橋や水道をネットで監視 老朽対策、需要見込む スマホで異常察知 http://www.nikkei.com/article/DGKKASDZ07HG6_X00C15A7MM8000/
「橋梁や上下水道など、戦後の高度成長期に整備された国内のインフラは老朽化が急速に進んでいる。水道やガス、送配電設備などにGEがセンサーを設置し、振動や回転数、流量や温度など様々なデータをドコモの携帯回線を通じて遠隔地から収集する。
集めたビッグデータを解析することで設備の破損を事前に予測し顧客に伝えたり、保守コストを引き下げたりできる」。

●自転車の盗難対策はSIM内蔵で貼り付けるだけの『TrackerPad』で! http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/356/356374/
IoTの応用事例。駐輪場から自転車が移動された際にスマホに移動警告を通知することができるように。

●開発した人工知能の予測精度は94%ーー不動産投資家に相場価格から乖離した物件情報を届ける「VALUEhttp://thebridge.jp/2015/07/use-value-to-figure-out-real-estate-pricing-info
VALUEでは、市場に流通した物件の価格解析を行い、相場価格から乖離した裁定取引の可能性がある物件を抽出。こうした物件情報を、月額5,000円の登録ユーザーに対して配信。

●グーグルのストリートビューがAIを使ってものすごい進化をしていた http://www.gizmodo.jp/2015/07/ai.html
人工知能を使うことで、画像の見えない部分までを演算により、「そちらを向けば見えるはずの画像」を自動生成、立体的に見せてくれる技術。

●人工知能に挑戦する注目の新興企業5選 http://japan.zdnet.com/article/35067047/
MetaMind:再帰型ニューラルネットワークと呼ばれるテクノロジをベースにしたディープラーニング(深層学習)によって、センチメント分析や画像分類のソリューションを提供する。
Sentient Technologies:スケーラビリティに優れた大規模AIを作り出す。
The Grid:人に代わってウェブサイトの構築とカスタマイズを行ってくれる。
Enlitic:X線画像やMRI画像、CTスキャン画像といった医療画像を分析し、データの傾向や異常を見つけ出す。
x.ai:スケジュールを調整してくれるAIアシスタント

●(今さら聞けない+)拡張現実〈AR〉 魔法の世界、ITで実現 http://www.asahi.com/articles/DA3S11849480.html
ARは「Augmented Reality」の略。「拡張現実(感)」。情報機器を使って、現実の環境に情報を追加する技術。感覚に直接働きかけたり、周囲の環境を変えたりすることで、「新たな現実」を作り出す。

●シリコンバレー・ロボティクスの実態 http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20150707/426602/
「ハードウエアのコストの大きな割合を占めていたセンサーのコストは、スマートフォンが普及することで大幅に低下した。その一方でプログラミングのコストは高止まりしている」。
「過去のロボットはメカニクスこそが重要だったが、今のロボットは、人工知能などのソフトウエアがより重要になっている。それに伴い、ロボット産業におけるシリコンバレーの重要性がますます高まっている」。

●ロボットベンチャーのRT.ワークス、シニア向け歩行支援ロボを発売開始 http://venturetimes.jp/venture-news/manufacturing/3871.html
下り坂で傾斜を感知する自動ブレーキ機能を搭載。GPSなどの位置が確認できるネットワーク機能も兼ね揃えており、大切な家族の見守りができる。

●筑波大と大日本印刷、内部構造が見える臓器の立体模型を3Dプリンタ―で作製 http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720150709eaai.html
医療の現場では、手術前のシミュレーションや練習、治療の計画を立てる手術プランニングなどにおいて、患者一人ひとりに対応した臓器立体模型を使用する場面が増えている。問題はコスト。
今回の取り組みのポイントは、内部のほとんどを空洞化し(略)樹脂の使用量を削減でき、従来の約3分の1の価格で製作できる。(略)従来の透明樹脂で起きていた、光の屈折などの影響で内部がゆがんで見えるといった問題が解消され、血管などの内部構造の視認性」を向上させた。

●思想としてのインターネットとネット原住民のたそがれ http://wirelesswire.jp/2015/07/44145/
「オープンなインターネットがいいとか、オープンソースがいいとか言ってるんだけど、(略)あんまりロジックがなくて、それがカッコいいとかクールだとかそういうところの気持ちに支えられてる部分が少なからずあると思うんですよ。で、川上さんはそういうところを一刀両断してて、そんなのは共産主義的であり、宗教を信じている人たちと変わらない」、と。
いわばネットを通じて世界をよくしていこうという理想を支える層、「ネット原住民」、