●システムとしての民主主義と資本主義

「NHKスペシャル『人体』」で人間の臓器がメッセージ物質を排出することでお互いに連絡しあいながら、身体の均衡を保とうと日々活動していることが指摘され、人々を驚かせた。つまり人体は脳からの命令で動く中央集権型のシステムではなく、分散型の、自律的に秩序が生成されるようなシステムで動いているのだ。
https://www.nhk.or.jp/kenko/jintai/networksymphony/

(【レポ】特別展「人体 神秘への挑戦」@国立科学博物館(東京・上野):あなたは自分自身を知っているか? | ホラノコウスケ公式ブログ https://horano.jp/archives/6720Continue reading

 

●「有料」エリアと「無料」エリアをどう結び付けるか コンテンツ・ビジネスの肝

クローズの「有料」エリアと、オープンの「無料」エリアをどう橋渡しするか。デジタル化時代のコンテンツ・ビジネスの知恵の出しどころ。ただ大方のコンテンツ関連企業の対応は鈍い。その中で少数ながら新聞、雑誌、書籍、それぞれの特性を生かした様々な取り組みが続いているのは心強い。紙版と電子版が共存しながら、コンテンツ(作品)のユーザーによる発見とそこから産まれるエコシステムの維持に、寄与する道が発見されなければならない。

注目すべきは、W3Cでクローズとオープンの橋渡しのアイデアが熱心に検討されていることだろう。

両者の接点にあるのが、HTML/CSSの技術群だ。

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●本を「作る」ための工夫 「マッチング」のための工夫

PODでいまや、「一冊」からでも本を「作り/売れる」時代がやってきている。

おかげで紙版刊行にまつわる紙代、印刷代、製本代といった嵩むコストがハードルとなり、これまで没になっていた企画が陽の目を見る。しかし、「作る」ソリューションより、いま課題なのは「本と読者のマッチング」プロセスのデジタル化、デジタルトランスフォーメーションによる新流通パイプの開発だ。

AI選書
「抜き書き」の公開
ニュースと作品(書き物)との相互乗り入れ
読み放題(サブスクリプション・モデル)
アイカードブック(iCardbook) Continue reading

 

●老後のお金クライシス


あなたは自身が加入している「保険」の保険料支払いが何歳で終了するのか、あるいは保険期間中支払い続ける形態なのかどうか、チェックしたことがありますか。

年金等、老後は収入面で一定金額が見込めるものの、他方医療費、介護費などリスクが高まります。支払面での「固定」ものは極力削減しておくのが賢明。保険もその支給内容・条件とともに、保険料支払いの形態をよくチェックすべきです。

若年層の資産形成の知識とは異なる、老後のお金の知識、知恵が必要です。

なにしろ老後、「通勤」を止めた途端、一日の運動量が激減、医療費・介護費リスクの顕在化も足早にやってくるのですから。 Continue reading

 

●AIは不平等を加速させる? イノベーションか制度設計か

かくもIT、デジタル化の力は凄まじい。
5千万ユーザーを獲得するまでにかかった時間
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●ポストモダン思想の限界が、大学を危機に陥れている

マルクス社会学は、自由経済と資本主義が諸悪の根元だと考えた。そこで私的所有と自由競争を禁止しさえすれば、よい社会になると夢想した。

しかしそれが大きな勘違いだったことは歴史が証明。つまり、経済的な「平等」を力づくで実現させようとすると、逆にむしろ強大な権力システムが必要となり、必然的に自由の抑圧される社会しか産まない。

一方、新自由主義の社会構想の軸は、「権力自体が「悪」」。だから、それを廃棄してしまえ(官から民へ)ば問題は解決するとした。そしてそこから、どんな権力や制度も絶対的な根拠はもっていない(規制緩和が金科玉条)という相対主義から、社会をいよいよ混迷、不安の淵へと追いやってしまった。 Continue reading

 

●書籍は「本」の劣化版 「本」を再定義しよう

国際アンデルセン賞を受賞した『魔女の宅急便』の角野栄子さんが受賞スピーチで次のように語った。物語、言葉は「体験」とともにある、と。すなわち個々人の異なる、それまでの人生、生活環境、聴いた・読んだ時の「いま(あの時)」、それらとともある「体験」こそに「価値」がある、と。

「物語は、私が書いたものであっても、読んだ瞬間から、読んだ人の物語になっていく。(略)
 そして、その時、感銘を受けた言葉、その時の空気、その時の気持ち、想像力などが、一緒になって、その人の体のなかに重なるように入っていき、それが、その人の言葉の辞書になっていく。」

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●読むのも書くのも、140文字だけでは済まされない領域がある

教育議論、メディア論、ネット功罪論などで忘れられがちなポイント。生活シーンや社会活動の中で思考を巡らそうというとき、数千字、数万字の文章でないとたどり着けない結論がある、ということ。

そのための訓練の場が高等教育、大学の場であるはず。訓練には膨大な「知識」と、その知識の構造体としての「文脈」「思想」が必要だ。 Continue reading

 

●intelligence喪失 二方向からの社会瓦解の予感

企業組織、三権の組織、大学組織、これら組織のエリート層からintelligenceが失われているのではないか。

ネットへの理解不足、それを端的に表しているのがGDPのように見受けられる。日本だけが先進諸国のなかでGDPが増えていないどころか、減っている。

さらに、資本主義あるいは市場原理と民主主義との調和に関する見識、これもお寒いのが現状なのでは。

このままでは日本一人負けは続き、日本社会そのものが瓦解しかねない。 Continue reading