Author Archives: sasazamani

5月3日は図書館閉館の日 『膵臓』と『ペスト』を想う日

小説にはない、12年後2015年の春

5月3日は図書館閉館の日です。それに先立つ、桜が散り急ぐある春の朝、閉館のための蔵書の整理担当を、高校教諭志賀春樹が任されることになったのでした。映画『君の膵臓をたべたい』の冒頭シーンです。

映画『君の膵臓をたべたい』は住野よる氏による同名の小説を下敷きにしています。
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●コロナ禍の中で「読書」、メディア、出版産業の危機は深まるか

 


(Rallying Around #BooksAreEssential https://www.publishersweekly.com/pw/by-topic/industry-news/publisher-news/article/83099-rallying-around-booksareessential.html

社会全般で言えることだが、コロナ前にあったトレンドをコロナ禍が加速させる、あるいはもともと問題視され課題であると認識されながら、解決に及び腰であった問題を、コロナ禍が顕在化させる、という現象が起きている。

読書、出版でも同様だ。 Continue reading

 

●需要蒸発でモノとサービスの供給体制が瓦解する「倒産爆発」へ

十分なPCR検査を実施する国の1日あたりの死亡者数は少ない

大和田獏さんの妻で女優の岡江久美子さんが、2021年4月23日未明亡くなられた。国のPCR検査抑制策による“検査の遅さ”が原因かとも指摘されている。 Continue reading

 

●「コロナ後のニューノーマルへの備え」と「社会の危機を変化の入口に」

フランスのマクロン大統領は、「新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)には資本主義を作り変える力がある。」、とフィナンシャル・タイムズのインタビューでコメントしています。

世界中が感染症対応と、その対応がもたらす社会インフラ破壊への手当てに追われています。このコロナ危機のさなか、しかしコロナが収束しても、もはや「元の世界」には戻れないのではないか、どういう世界がその先に待ち受けているのかについての思索が、世界では始まっているのです。感染爆発ならぬ企業倒産の多発で、モノとサービスの供給体制が瓦解する「倒産爆発」の後では、もう元の状態に戻れないと考えられるからです。 Continue reading

 

●新型コロナが炙り出す適者生存 日本社会のゆくへ

新型コロナという環境変化

『種の起源』でダーウィンは後に「進化論」と命名される考え方を明らかにしました。ただ、私たちは個体の生物学的な視点からのみで進化論をとらえようとしがちです。しかし彼は『人間の由来と性淘汰』で個体と環境とのかかわりだけではなく、個体どうしの「社会」も、繁殖競争などを通じて進化の舞台となることを予言していました(ダーウィンが開いた動物社会学の道 | iCardbook|知の旅人に https://society-zero.com/icard/520444 )。 Continue reading

 

国と東京都が「宣言」でもめた 今後どうなるのか 新型コロナ

日本の備えに不安しか募らない理由」を上昌広氏(医療ガバナンス研究所理事長)が語ったのは、今から三ヶ月前、1月24日のことだった。4月10日、氏の懸念はまさに現実のものになろうとしている。


(「新型肺炎」日本の備えに不安しか募らない理由 | コロナウイルスの恐怖 |  https://toyokeizai.net/articles/-/326434Continue reading

 

感染症が発生した場合、国や都道府県はどう行動したらよいのか

感染症対応は社会的隔離政策発動の、「スピードと果断さ」が重要だ、というのが世界の一致した認識です。これまでのところ(2021年4月6日)、初動が早く、徹底した施策を展開し成功していると言われているのが、ドイツ、台湾、シンガポールです。他の国は「あと○○日早く動けていれば」と臍を噛みながら、しかし果敢に新型コロナへの対応を実施しています。

(NYとカリフォルニアの差はなぜ、米 新型コロナ拡大 - YouTube https://www.youtube.com/watch?v=1OfPEypYsyc

なぜ「スピード」と「果断さ」なのか。感染が指数関数的に増大するからです。 Continue reading

 

丸善出版が『続・人類と感染症の歴史』の一部を公開

新型コロナに関しては楽観説と悲観説が混在、しかも政府の腰は定まらず、私たちは振り回されています。

こんな時こそ、「専門知」の伝搬力が試される。 Continue reading

 

新型コロナでオリンピックは延期?

オリンピックは延長(してででも開催)の選択肢を至急検討すべき段階に来たのでは、ないでしょうか。

理由その1 中国共産党の認識の変化

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●男性優位社会と国家の貧窮化

2019年12月17日、男女格差の大きさを国別に比較した世界経済フォーラム(WEF)による、「グローバル・ジェンダー・ギャップ指数」の2019年版が発表されました。これが先進国だろうか、という日本社会への評価になっていました。

そしてその翌日、TV、新聞を賑わしたのが、ジャーナリストの伊藤詩織氏が元TBSワシントン支局長の山口敬之氏から性的暴行を受けたとして起こした民事訴訟での「勝訴」の報道。

海外メディアからはこれを機に、日本社会に対する厳しい言説を展開。たとえばアメリカのワシントン・ポスト紙は「今回の裁判を通じて、(日本という国が抱える:筆者註)性犯罪に関する時代遅れの法律、男性優位で保守的な国家体制、性被害を主張する女性への障害が明らかになった」と報じています。

日本では今、20世紀、戦後を経済大国へ押し上げた様々な要因が、21世紀になって今度は逆に、成長への足かせとなり、社会問題が噴出しています。男女間の不平等もそのひとつ。しかしそれだけではなく、戦後日本社会の慣行のイナーシャが、構造改革を押しとどめる状況が常態化、識者の中には、貧乏国家化を憂える声も高まっています。

そもそもホモサピエンスが「共同保育で共感能力を養い、社会性を高めていった」ことに思いをはせることが、ますます必要になってきているといえるでしょう。 Continue reading