Tag Archives: 人類の社会性の進化

「ヒトと戦争」を、百年のスパン、万年のスパンで考える

前の記事に、解剖学者の養老孟司氏が解説した本に触れました。その本のタイトルは、『ひとはなぜ戦争をするのか(講談社学術文庫)』。

およそ百年前の1920年1月、史上初の国際平和機構である国際連盟が設立されました。第一次世界大戦が、それまでの100年間のすべての戦争における軍人の死者数を遥かに超える痛ましい戦争であったことを契機に、大規模な常設の国際平和維持機構の必要性が痛感されたのでした。 Continue reading

 

山極寿一・本郷峻のiCardbook

『人類の社会性の進化 Evolution of the Human Sociality』

◎まず「第八章 家族の変容とヒト社会の未来(下巻)」から読んでみてください。 Continue reading

 

おばあちゃん仮説とイクメン理論

少子高齢化はもはや耳慣れた単語になっています。ところがその「少子化」が想定を超えて進んでいるらしいことが最近わかりました。日本という社会を維持していけるか。日本人はとんでもない分岐点の上に、今いるのかもしれません。 Continue reading

 

人間の性? 戦争、紛争、テロの応酬

夏草が生い茂ってきました。孫と時々遊ぶ近くの公園では生い茂った夏草が孫の背丈を追い越して、どうかすると孫の姿が見えなくなってしまいます。自分の背丈以上の草に囲まれて、私の姿が見えない孫は不安になります。

こんなとき、例えばですがドローンが手元にあって頭の上高く飛ばすことができ、スマホ(ま、孫はスマホをもっていません、あくまで「たとえば」です)で上空からの画像が見れたら、案外すぐそばに私(じいじ)がいることを知り孫は安心でしょうね。

こういう、一つ上から全体を俯瞰する立ち位置のことを学問の世界で「メタ」と呼びます。 Continue reading