Tag Archives: 戦争

「ヒトと戦争」を、百年のスパン、万年のスパンで考える

前の記事に、解剖学者の養老孟司氏が解説した本に触れました。その本のタイトルは、『ひとはなぜ戦争をするのか(講談社学術文庫)』。

およそ百年前の1920年1月、史上初の国際平和機構である国際連盟が設立されました。第一次世界大戦が、それまでの100年間のすべての戦争における軍人の死者数を遥かに超える痛ましい戦争であったことを契機に、大規模な常設の国際平和維持機構の必要性が痛感されたのでした。 Continue reading

 

●格差があらそいの温床 包摂と富の再配分施策が待たれる

170630 PM
┃Post Modern あるいは再編成されるLife(生命/生活/人生)
働くって? 育児、教育、ケア、地域、時間、eco、社会保障など

●人間の性? 戦争、紛争、テロの応酬 https://shimirubon.jp/columns/1683194
暴力の負の連鎖回避には、格差解消こそが本命の解決策。
トマス・ホッブズの『リヴァイアサン』やジャン・ジャック・ルソーの『人間不平等起源論』の議論の系譜にあるような、「暴力が人間の本能だとすると、戦争は不可避の運命にある」という先入観は間違いだと霊長類学は言う。
余剰としての富(資本)の「所有」が格差を拡大させ、階級を固定化、権威主義を産み出した。そして、内にあっては時の権威へ歯向かう行動へ向かわせ、外に対しては格差解消(=内側の課題)のため外の富を取りに行く、「所有」増長を目指す。そういう「戦争・暴力」の負の連鎖を生んだのだ。
包摂と富の再配分を軸にした国家の対応が待たれる。
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人間の性? 戦争、紛争、テロの応酬

夏草が生い茂ってきました。孫と時々遊ぶ近くの公園では生い茂った夏草が孫の背丈を追い越して、どうかすると孫の姿が見えなくなってしまいます。自分の背丈以上の草に囲まれて、私の姿が見えない孫は不安になります。

こんなとき、例えばですがドローンが手元にあって頭の上高く飛ばすことができ、スマホ(ま、孫はスマホをもっていません、あくまで「たとえば」です)で上空からの画像が見れたら、案外すぐそばに私(じいじ)がいることを知り孫は安心でしょうね。

こういう、一つ上から全体を俯瞰する立ち位置のことを学問の世界で「メタ」と呼びます。 Continue reading

 

○資本主義は平和をもたらす 人類は頑張ってきたんだもの

150403 MP

┃金融リテラシー あるいは資本主義のメタモルフォーゼ
ビジネスモデル、経営、成長と生産性、金融、会計、税制、経済法など

○【最終回】資本主義は平和をもたらす http://wedge.ismedia.jp/articles/-/4836


人類は少しずつ前進し、改善を重ね、「社会」という仕組みをを鍛え上げてきた。中国は「天」を、西欧は「憲法」を作り、為政者を牽制する仕組みとともに、官僚制と民主制を誕生させた。とりわけ産業資本主義が発達した西欧近代は、資本主義を社会の基底に据えることにした。資本の運動により「富は奪わなくても創造できる」からだ。「富を創造するためには平和が必要で、人々が自らの権利と思うものを相互に尊重しあうことが必要だと考えるようになる。ここから、権利章典の思想が生まれ」、「憲法」概念が考案された。

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