累積成長の法則とは
低い成長率でもそれがきわめて長期にわたれば、大きな変化につながる、という法則。たとえば年成長率1% は、一世代(30 年) の累積成長率35% に相当する。つまり30年後に1.35倍になる。年率1.5%の成長率は、累積成長率50%超となる。つまり30年後に1.5倍になる。この結果、一見すると小さなちがいでも、長期的には社会的格差の構造や富産出のメカニズム、分配力学に対し、大きな影響を与える点をピケティは強調する。
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低い成長率でもそれがきわめて長期にわたれば、大きな変化につながる、という法則。たとえば年成長率1% は、一世代(30 年) の累積成長率35% に相当する。つまり30年後に1.35倍になる。年率1.5%の成長率は、累積成長率50%超となる。つまり30年後に1.5倍になる。この結果、一見すると小さなちがいでも、長期的には社会的格差の構造や富産出のメカニズム、分配力学に対し、大きな影響を与える点をピケティは強調する。
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データ集 トマ・ピケティ『21 世紀の資本』 http://www.slideshare.net/sasazamani/21-57491313
160115 MP
●特集:FinTech入門(3):ブロックチェーンは「取引コストゼロ」の世界を実現しようとしている http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1601/21/news024.html
ブロックチェーン技術の特徴は「ネットワーク全体」で決済情報を「共有」する点にある。この公開性は、現在の銀行決済業務の特性とは水と油の関係にある。銀行にとって顧客口座の決済をネットワーク全体で共有するということは、口座情報を外に出すことを意味し、考えられない。
つまりブロックチェーン技術は、仮想通貨を使った銀行や決済システム外しの決済、と呼ぶのがふさわしい。
所有からアクセスへ、。クローズ(囲い込み)からオープン(シェア)へ。そのトレンドを促しているのがデジタル化。デジタル化で複製に伴うコスト(限界費用)がゼロに近づいているのが現代。
それは経済社会のパラダイム転換へとつながっていく。複製に伴うコストが高くつくが故の「稀少性の経済」から、「豊穣が前提の経済」へのシフトはビジネスモデルの大転換なしには対応できない。
160108 MP
●2016年 デザインに関する5つのトレンド http://blog.btrax.com/jp/2016/01/02/design-trends2016/
成功するにはビジネスモデル構築の発想を大胆に変える必要がある=プロダクトのサービス化(=在庫や保有がゼロに)。製品開発において”サービスデザイン”の概念を取り込むことが重要に。
世界で最も大きなタクシー会社はUber: 所有している車の数: 0
世界で最も大きな宿泊業者はAirbnb: 所有している宿泊施設の数: 0
世界で最も大きな販売店はAlibaba: 所有している商品の数: 0
世界で最も人気があるメディアはFacebook: コンテンツ作成無し
150106 MP
●2016年の世界経済・金融を読み解く4つの視点 http://diamond.jp/articles/-/83330
(1)米国の中央銀行FRBによる今後の利上げ、(2)日本の経済政策の成長戦略への転換、(3)中国の経済悪化の行方、(4)資源価格と新興国経済の低迷。
※これは村上龍事務所が発行するメルマガ、「JMM [Japan Mail Media](サイト: http://ryumurakami.com/jmm/ )」での人気連載、『from 911/USAレポート』の第706回配信記事全文です。
執筆者の冷泉彰彦氏、またJMM様のご了解をいただき、全文転載させていただいています。
人類の文明の実験場であり、また多様な社会が衝突と共存の歴史を作ってきた欧州では、それぞれの時代において「衰退に瀕した国家」が存在していました。そのような国家のことを、同時代のジャーナリズムや後世の史家は「欧州の病人」と呼んで批判をするのが通例となっています。古くは19世紀末から20世紀初頭のオスマントルコや、オーストリア帝国がそうであり、特に有名なのは1970年代の英国です。
日本では、この英国については、「欧州の病人である英国」という表現を少し変えて、日本独特の形容として「英国病」という言い方がされていました。人類に先駆けて第一次産業革命を実現し、日の沈むことはないという大英帝国を創り上げた栄華は過去のものとなり、人材育成のミスマッチなどから競争力を喪失する一方で、組合主導の高コスト社会が動きが取れなくなっていたのでした。 Continue reading
151225 MP
●(書評)『善と悪の経済学』 トーマス・セドラチェク〈著〉 http://digital.asahi.com/articles/DA3S11894370.html?rm=150
「経済学がどんなに自然科学に近づこうとも、それは完全に自然科学にはなれないし、またそうなるべきではない、と主張するのが本書」。資本主義は曲がり角に来ている。資本主義のメタモルフォーゼの時が近づいている。
151211 MP
●2020年に向けた社会全体のICT化アクションプラン(第一版) http://www.soumu.go.jp/main_content/000370710.pdf
「「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会」(以下「2020年東京大会」という。)は、我が国全体の祭典であるとともに、世界各国から人が訪れるため、ICTのインフラ及びサービスの高度化を図ることにより、最先端のICTを世界に発信する絶好の機会として期待されています」。
無料公衆無線LAN環境の整備促進/ICTを活用した多言語対応の実現/デジタルサイネージの機能の拡大/4K・8Kの推進/第5世代移動通信システム(5G)の実現/オープンデータ利活用環境の整備(公共交通情報等)/放送コンテンツの海外展開の促進/世界一安全なサイバー空間の実現。(報告書: http://www.soumu.go.jp/main_content/000371622.pdf ) Continue reading
1.ガラパゴスの元凶は「正解が1つ」の日本の教育制度だ http://diamond.jp/articles/-/74055
イノベーションとは、ルールの中で効率性を上げていく努力のことではなく、ルールそのものを変えてしまうような独創的なアイデアの実用化のこと。
今後イノベーションを産みだせるのは、オープン型の人材=「オープン型の人材とは、社外や海外に広くネットワークを持つ人のこと。対して、ネットワークが会社関係のみとか家族のみという人をクローズド型」。
海外を体験し、知り、人脈を持つことが大事な時代になってきた。