Category Archives: 未分類

●子育てシェアからシェアリングエコノミー始動を

┃Post Modern あるいは再編成されるLife(生命/生活/人生)
働くって? 育児、教育、ケア、地域、時間、eco、社会保障など

●環境とトレンドからみる若年層の消費低迷~消費の世代交代を図るべく、若年層の将来不安払しょくを http://www.jri.co.jp/MediaLibrary/file/report/researchfocus/pdf/9079.pdf
若者は堅実。日本社会の未来と現下の経済政策に漠然とした不安をいだき、貯蓄へ、つまり消費抑制(今の欲望を押さえ数年後、十数年後の自分へ救援物資を送る)の行動をとっている。
加え、インフレを知らない彼らは、価格には敏感。「それ以前の世代と比べて「低価格志向」が強い特徴。実際に、衣料品などでは可処分所得に対する平均購入価格の比率が、若年層を中心に低下。一部の財・サービスにおいて、一定の品質が満たされるなかで低価格を志向する向きが相対的に高く、その結果、ディスインフレにつながっている構造」。
今後は、テレビ、PC、デジカメからスマホへ、所有からシェアへ、が基本トレンドとなろう。

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●オバマ大統領の広島スピーチ

160527 MP

┃Economy あるいは資本主義のメタモルフォーゼ
成長と生産性、ビジネスモデル、経営、、国家、民主主義など

「ルーズベルトの屈辱演説※」を融和させたのが、パパブッシュの1991年12月8日(日本時間)のスピーチだった。

そのおかげで、いまハワイを訪れる観光客は、「ホノルル市民の犠牲者のほとんどは、(日本軍によるものではなく)米軍による誤爆」との案内を聴かされる。ヴォランティアでガイドをする中国系アメリカ人は「日本は軍の施設以外は一切攻撃しなかった。完全な軍事行動であり、賞賛に値する」と訪問客に伝えている。

※ルーズベルトとワシントンの政府首脳部は日本の「奇襲」を、その場所が真珠湾であることを含め事前に知っていながらハワイの米軍司令官にあえて知らせず、しかもその責任をハワイに押し付けた。なぜなら、日本に最初の一撃を打たせることで反戦気分の強い米世論を一気に戦争へと導くことができるからだった。が、あえて国民には「一九四一年一二月七日――屈辱の日としてずっと記憶に残るであろうこの日――アメリカ合衆国は日本帝国軍による突然の、そして、計画的な攻撃を受けました」とラジオで訴えた。

似た構図が今回も生まれるかもしれない。原爆投下を承認したトルーマン大統領の米国民に向けた演説(1945年8月9日)は「原爆は軍と軍需工場を破壊し、日本を降伏させた」という内容で、「その結果、百万人の米兵だけではなく、それ以上の日本国民の命も救った」という神話を作った。

パパブッシュのスピーチ同様、今回のオバマスピーチにもおそらくそういった両国の、歴史認識を変え、新しい関係を作っていく力があるのに違いない。

なにしろ軍需施設もろとも市街が一瞬に焼失、推定14万人もの人々が亡くなり、その中には捕虜となっていた米兵すらいたのだから。
(広島市 - 死者数について  http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/1111638957650/index.html  )

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●「働く」と「学ぶ」  「がんばる」と「幸福」

151225 PM

┃Post Modern あるいは再編成されるLife(生命/生活/人生)
働くって? 育児、教育、ケア、地域、時間、eco、社会保障など

●スラムでの生活から一転、スティーブンさんを救ったものとは…? https://www.worldvision.jp/news/works/africa/20150626.html
ケニアのスラム街に暮らしていた子どもが、国際NGOワールド・ビジョン・ジャパンの、『チャイルド・スポンサーシップ』の活動のおかげで、いま京都大学に通っている。
「スティーブンさんの夢は、卒業後、ケニアに戻り、 自らの研究を活かして母国の農業の発展に尽くし、食糧に困らない社会をつくること」。
「そして、自らの経験を語ることによって、 1人でも多くのケニアの子どもたちが健全に成長し、夢にむかって学べる環境をつくること」。

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●アクティブ・ラーニングとアダプティブラーニング

D:学習・教育のデジタル化と変容する知の体系

●学習指導要領改訂の方向性とアクティブ・ラーニング http://www.sky-school-ict.net/shidoyoryo/151218/
「知っているか」ではなく、「知っていること、できることをどう使うか」。
授業中に子どもたちが活動する、ダイナミックに動きまわる、何か体験をたくさんさせなければならない、といった誤解は避けたい。
そうではなく、頭の中を「アクティブ」に。そのために、生徒と先生、生徒同士のやりとりをアクティブに、が本質。
「子どもたちの思考が活性化し、真剣に課題に立ち向かっているような状況」が授業の中で起きているかどうかが重要。

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教科書、啓蒙書はどこへ行った デジタル化時代の専門書出版(3)

デジタル化時代の専門書出版
(1)専門書の売上推移
(2)専門書の相対化
(3)教科書、啓蒙書はどこへ行った
(4)「越境する知」と「知の体系的血肉化」
(5)XUB:eXtensible Utilization of Books
(6)電子化作業の協業化、、あるいは「公」の視点

(3)教科書、啓蒙書はどこへ行った

 

指定教科書とシラバス

11月、12月、大学の先生方はシラバスの構想とその文案作りに追われる。来年の担当授業・科目について、その概要を整理して学生の授業・科目選定の用に供するのが「シラバス」。そして当然、先生方は教科書をどうしようと考え、決まればそれを「指定教科書」として記入する。 Continue reading

 

専門書の相対化 デジタル化時代の専門書出版(2)

デジタル化時代の専門書出版
(1)専門書の売上推移
(2)専門書の相対化
(3)教科書、啓蒙書はどこへ行った
(4)「越境する知」と「知の体系的血肉化」
(5)XUB:eXtensible Utilization of Books
(6)電子化作業の協業化、、あるいは「公」の視点

(2)専門書の相対化

なぜ専門書は全体の趨勢以上の激しい勢いで減少の一途を辿っているのか。業界の中の人の声を聞こう。

ここでは、東京大学出版会の橋元博樹氏の論考、「学術書市場の変化と電子書籍(「情報の科学と技術 65巻6号(2015)所収)」、 京都大学学術出版会の鈴木哲也氏・高瀬桃子氏共著の『学術書を書く(京都大学学術出版会 2015年)』、有斐閣の鈴木道典氏の「「変わる大学、変わる図書館(第17回図書館総合展 )」からの知見、情報を拠り所に整理してみる。
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●オープンとアクセシビリティがニュースになる日

D:学習・教育のデジタル化と変容する知の体系

●オープンアクセスのパラドックス 【セミナー備忘録】(1) | ちえのたね|詩想舎 http://society-zero.com/chienotane/archives/2565
第17回 図書館総合展での土屋俊氏の講演、「学術情報流通の動向2015」から。
Elsevier社が発行する言語学のトップクラス・ジャーナル(学術専門雑誌)であるLingua誌。そこで2015年11月2日、事件が起きた。ことの発端は「オープンアクセス・ジャーナル」を巡る、出版社側と学術コミュニティ側の主導権争い。背景には高騰する電子ジャーナル価格がある。
次世代の、新しい知のエコシステムをどう構築するか。デジタル化で、パッケージとしての雑誌が相対化されていく中で、知のエコシスムをどう再生するのか。

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