●アクティブ・ラーニングとアダプティブラーニング

D:学習・教育のデジタル化と変容する知の体系

●学習指導要領改訂の方向性とアクティブ・ラーニング http://www.sky-school-ict.net/shidoyoryo/151218/
「知っているか」ではなく、「知っていること、できることをどう使うか」。
授業中に子どもたちが活動する、ダイナミックに動きまわる、何か体験をたくさんさせなければならない、といった誤解は避けたい。
そうではなく、頭の中を「アクティブ」に。そのために、生徒と先生、生徒同士のやりとりをアクティブに、が本質。
「子どもたちの思考が活性化し、真剣に課題に立ち向かっているような状況」が授業の中で起きているかどうかが重要。

アクティブラーニングに関する意識調査報告書 https://www.digital-knowledge.co.jp/archives/5595/
小学校では「問題解決学習」や「体験学習」、中学・高校は「グループワーク」や「ディスカッション」の導入率が高い。また手法に地域差くっきり。

●教育ITの推進には首長・校長の旗振りが重要 http://japan.zdnet.com/article/35074749/
つくば市の教育予算は平均レベルに留まり、自治体としては中規模程度だという。そのような状況でも教育ITを広めることが出来た理由の1つは、教育長や市長、校長などのリーダーシップがあったため。

●世界中で利用される、iPadを使った教育ツールの傑作 http://www.newsweekjapan.jp/ootani/2015/12/ipadosmo.php
スタンフォード大学とグーグルの出身者が開発したOSMO。「OSMOは、すでに世界42ヶ国で計7500もの学校で利用されており、今後も様々な対応アプリが開発されていく予定だが、まさにiPadがもたらした教育改革の1つととらえて良いだろう」。



●電通総研アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所 http://dii.dentsu.jp/activelearning/
教育には答えがない。今の「おもしろい教育」というムーブメントに助っ人登場。なんでも、アクティブラーニングにする、研究所。つまり、学び(ラーニング)のアクティブ化をサポートするチーム。

●リクルートマーケティングパートナーズが調査研究機関『リクルート次世代教育研究院』を設立 http://www.recruit-mp.co.jp/news/release/2015/1201_2794.html
ビッグデータを用いたアダプティブラーニング等のICT教育や子どもの教育環境格差を研究。ビッグデータを用いた研究については、既に2013年から東大・松尾豊准教授との共同研究を実施、その学術的な成果を来年から発信していく。
「リクルートメディアテクノロジーラボ(所長:石山洸)」や、シリコンバレーに新設した「リクルートテクノロジー研究所/AI研究所(所長:Alon Halevy)」と連携して研究をしていくことも。

●第84回 幼児に、“多様な人と関わる機会”を ~「第5回 幼児の生活アンケート」より、幼児の成育環境の20年間の変化 http://berd.benesse.jp/jisedai/opinion/index2.php?id=4775
次世代育成研究室│ベネッセ教育総合研究所。1990年の「1.57ショック」から25年。その間もっとも変化したのは、幼児の成育環境。
・「平日、(幼稚園・保育園以外で)遊ぶときは誰と一緒の場合が多いか」:友達から親へ。

・同上の「友だち」について年齢別の経年変化。だがそもそも「自宅の近くに園の友だちがいない」という現実も。

・母親自身が「園」に友達遊びの指導を望まなくなっている。

●黒板の板書がなくなる? ライブ授業アプリで、教育の未来は変わるか http://www.huffingtonpost.jp/2015/12/04/kokuban-kocri-change-education_n_8716998.html
グッドデザイン賞を2015年9月に受賞した黒板アプリ「Kocri」を使った授業はこんな風。
たとえば黒板に投影中のデジタル画面に手描きで書き加える「ハイブリッド板書」。また「「音の干渉実験」「放物運動の実験」と、1時間足らずで3セットの実験とまとめを終えたが、その中で様々な音を発生させるアプリや、ストロボ写真をすぐに作成できるアプリも併用」。

●【Z会の通信教育】2016年4月、「Z会小学生タブレットコース」新規開講! http://www.zkai.co.jp/ad/t/el/try/index.asp
対象は小学3・4年生。価格は、国語・算数・理科・社会の4教科に英語とZ会オリジナル教科の「総合学習」を加えた6教科セットで1か月あたり6,480円から。対応デバイスはiOS、Android搭載のタブレットで、スマートフォンやパソコンでの受講はできない。

●iPad導入「進研ゼミプラス」来春スタート…アダプティブラーニング対応 http://s.resemom.jp/article/2015/10/28/27615.html
オリジナルテキストと赤ペン先生の添削による通信講座「進研ゼミ」は、1969年に高校生向けの講座としてスタート。「赤ペン先生」と呼ばれる全国約13,000人の講師が受講生の解答を添削することが特徴。これが、iPadを核にした新しいコースへ
ハイブリッドスタイルの特徴として個別対応システム・アダプティブラーニング(適応学習)の導入。受講者本人が志望校にあわせた個別目標を設定し、現在の学力から目標を達成するための学習計画を立てる。学習計画に沿った問題を自分で選択することに加え、出題される問題は各々の解答パターンや間違った箇所に応じて選出される仕組み」。
進研ゼミプラス http://www.benesse.co.jp/zemi/plus/

●ソーシャルで教育は変わる!? 個人の能力に最適化した「アダプティブラーニング」 http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/14/391901/101500055/
学校の学級で学ぶのが「フォーマルラーニング(=公式な場所での学び)」。一方で、私たちは社会の一員としていろんな人々や組織と交わり、その中で知識を学んでいく、ここに最近はSNSが加わった。またデジタル化の派生で教育の「オープン化」が進んでいる。
その結果、学び合う関係は学校とは無関係に築くこともできる。それが「インフォーマルラーニング(=学校では教えてくれない非公式な学び)」。
デジタル化とインフォーマル化で、多様な学びの形態と同時に、大量の学習履歴データが産まれる。ここに、学校という「画一的な学習」と異なる、パーソナライズされた学習、その進化形たる「アダプティブラーニング」が登場する。
しかしこれはぐるっと回って、学校にも応用されうる。たとえば、電子教科書の利点は、ログ(データ)が取れることなのだ。


●先生が何も教えない学習塾 人工知能で教材が成長 人間の役割は? http://withnews.jp/article/f0151221001qq000000000000000W02h0901qq000012768A
パーソナライズされた教材と教え方。そのために準備されているのがタブレットのAI教材「Qubena」。回答の成否だけでなく、「かかった時間や答えを導き出すまでの過程もデータとして収集し、生徒の得意・不得意を解析」。
「約7千問あるデータベースの中から、生徒の理解度に合わせて問題を出し続け」る。「問題にはアニメーションやイラストによる解説があるので、生徒は自力で学習を進めることができ」る。
先生の役割は感情面。モチベーションの維持、活性化。「『教えること』をキュビナに任せることで生まれた時間を、先生は生徒のやる気を引き出すことに使うことができる」。

AI教材「COOORI(コーリ)」を使った企業向けのTOEIC対策プログラム。

●フィンランドのプログラミング教室ってどんなところ? 2016年から小学校の必修科目に http://www.huffingtonpost.jp/2015/12/11/finland-programming_n_8780250.html
読み書きそろばん、プロブラミング」の時代に。
「現代と未来のテクノロジーはほとんど全てソフトウェアがベースになっており、カメラやテレビなど、私たちの身の周りにあるものはソフトウェアで動いているものばかりです。未来の社会で競争力を維持するためには、誰でもこの能力が必要」。
もちろん、全ての人がプログラマーにはならない。「プログラミング教育は、プログラミング言語やパソコンのスキルだけではなく、プログラミングの背後にある考え方、つまりロジカルシンキングを鍛える」。

●データえっせい: 職業別の睡眠・仕事時間 http://tmaita77.blogspot.jp/2015/12/blog-post_20.html?m=1
日本の教員の勤務時間が長いのは授業とは別の様々な雑務を負わされているため。部活もしかり。他国なら事務員がやるような仕事も,教員が負わされている。教員の仕事(専門性)とは何かについて,真剣に議論をすべき。


●5カ国の小学校の座席システム。 実は、全部違った。 http://dentsu-ho.com/articles/3465?utm_source=facebook&utm_campaign=121507
歴史的に見ても、学級の作り方はモニトリアル・システム、ギャラリー形式、などの変遷を経てきている。そして「学級」の概念は世界的に定着したかに見えて、座席の在り方は、実は教え方の方針の反映であり、世界で多様。

●知っておきたい!今の小学3年生から「大学入試」がさらに大きく変わる http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151207-00010001-benesseks-life
高校では、今の小学3年生が高校1年生になる2022年度から、年次進行で実施されます。つまり、今の小学3年生以下は、それまでとは違う新しい教科書で高校の学習をする世代
2024年度、今の小学3年生が高校3年生になります。その時、大学入試も新しい学習内容に合うものに変わります。大学入試が大きく変化するターニングポイントになるのです。センター試験に代わり導入される「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」が助走期間を終えて本格化される。