Tag Archives: 電子書籍

大学図書館の電子書籍の状況(2020年度)

■電子図書館の普及

大学図書館への電子図書館の導入は悉皆ではないものの、ほぼ導入すべきところへは行き渡ったと言えるような段階に入りつつあります。その中でどういうものが選書され(買われ)ているのか。厳密な統計は手元にないものの、ヒヤリングで聴かれる、ざっくりした印象を書き出してみます。 Continue reading

 

電子図書館の普及状況(2020年)

◎2020年における電子図書館サービスの普及状況を『電子図書館・電子書籍貸出サービス 調査報告2020』およびその他公開資料からみていこう。

まず確認しておかないといけないのはここで記述されるのはB2Bサービスであること。B2B以外にB2Cでの電子図書館サービスもあるがここでは対象外。

さてそのうえで、大学図書館はこのサービスを導入しうる施設へはほぼ導入が完了した状態。今後はコンテンツ(電子書籍)の増強やサービス内容の拡充が課題の段階。 Continue reading

 

専門書の未来

◎専門書の未来は電子出版(ebook+POD)とオープンとクローズの入れ子構造の工夫にある。

知識と本

「知識」は公共財です。誰でもがアクセスできるようオープンでなければなりません。

津波がここまで来たぞ、これより下に住むなといった石碑があちこちに残されていたことを3.11で私たちは改めて知りました。津波に関する知識を誰でもが共有し次世代に残すため、アクセスしやすくオープンにする工夫が石碑でした。また神話に無文字社会の「知識」伝達手段の役割があったことを最近の研究は明らかにしています。口承(オープン)で流布していた神話は、物語のカタチをとった「知識」伝達の手段だったのです。 Continue reading

 

●たとえあまり売れなくても、価値のある本を作る

たとえあまり売れなくても、価値のある本を作る。そのために先ず、他の本で十分な売上を作ること。」

これは韓国出版業界で5本の指に入る図書出版「キョル」の代表、キム・ジェミンの言葉。
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■日本人と米国人 どっちが読書好き?

■日本人の方が読書好き(!?) 買って読む

「読書週間」ということで、「WIRED」誌が「読む」という行為の変化を追いかけている。その記事の中に、2017年、「米国では本が6億8,720万冊売れた」とあった。


(出典はPrint Sales Up Again in 2017 https://www.publishersweekly.com/pw/by-topic/industry-news/bookselling/article/75760-print-sales-up-again-in-2017.html

この数値、つまり市場規模を金額ではなく冊数ベースで、日本を眺めると、5億9千冊Continue reading

 

●20世紀マインドから21世紀マインドへ

170616 PS/A
┃Networks あるいは知のパラダイムシフト
ICT、意思決定、コミュニケーション、学び、意味と構造化など

A:<メディアとしての紙>から<デジタル化するメディア>へ

トーハンの業績分析を読むと今の出版業界の苦境がわかる。特に雑誌の下落がはなはだしい。「業量が減少する中で人件費等のコストは上昇し、出版輸送の維持は喫緊の課題」だ。

ただこの苦境から脱出する方向性は案外、本の外の世界にヒントがあるかもしれない。

日本と中国を行き来する中国人には日本社会が20世紀をまだ疾走していると感じている。20世紀マインドから21世紀マインドへのシフトがなされていないのが苦境の原因かもしれない。 Continue reading

 

●テクノロジーを知っているか。

A:<メディアとしての紙>から<デジタル化するメディア>へ

●一人出版社がAIを導入してやろうとしていること[3] http://society-zero.com/chienotane/archives/4403
「まもなく「AIと相談」しながら、会議の資料やレポートを作成する時代がやってくる。
SFの世界ではない、もう始まっている」。

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●日本では取次制度が、米国では大手寡占が、崩れ始めた

A:<メディアとしての紙>から<デジタル化するメディア>へ

●アマゾンと出版社、容赦ない取次「外し」加速…問われる取次の存在意義、存亡の危機か http://biz-journal.jp/2016/02/post_13887.html
「うちの取次への正味(卸率)は67%です。しかも新刊は5%の歩戻しが取られますので、実質正味は62%です。また、支払いがアマゾンは月末締めの翌々月末払いとかなり早いですが、取次の場合は6カ月以上かかります。1月に書籍を出してお金が入ってくるのは7月とか8月になってしまうので、アマゾンの提案に気持ちがぐらつくのも当然です」。
実は2015年4月、KADOKAWAはアマゾンとの直取引スタート。

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●ネット世界のフローメディアのSNSと、リアル世界のストックメディアの代表である書籍出版

フローメディア(新しい情報が流れていくメディア)のSNSと、ストックメディア(情報が蓄積されるメディア)の代表である書籍出版。その接続がただいま現在の最大課題。

日本では再販制度で資金繰りを取次が担保しているため「資金繰りの不安がない紙版 VS 資金繰りに不安が付きまとう電子版」の壁が存在する。このため、一義的にはこの接続は困難。だからおそらく非ISBN系(取次を通さない書籍・雑誌他の)電子書籍などデジタルコンテンツが日本の「電子書籍」の定義・内容だという風に拡張されたとき、変化の光が差してくる。あるいは「2016年から始まる、『合理的配慮』が図書館から、この状況を突き崩すか、楽しみな来年2016年です。

A:<メディアとしての紙>から<デジタル化するメディア>へ

●出版市場、どうなってるの?――スマホと競合、販売落ち込み http://bizacademy.nikkei.co.jp/culture/nikkey/article.aspx?id=MMACc3000012032015
定期刊行の雑誌売上が取次のインフラ整備投資資金の決定における、予測可能性をかつて担保していた。その雑誌が、情報を次々更新し蓄積していく上、検索もしやすいネットに追いやられた。
ところがその雑誌が地方、中小都市の本屋を支えていた。そこでは新刊本の入荷が限られるため、雑誌売り上げが全体に占める割合は高く、いわば「米びつ」だったのだ。そこで書店が凋落。すると書店が消えてゆくため、書籍と人々との出会いの機会が減った。
加えてスマホの浸透は、ネットとの常時接続で新しい時間の過ごし方を人々に提供。その波に「読書(時間)」が呑まれていった。

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●「アンバンドリングとリ・バンドリング」が21世紀の鍵 出版でも

A:<メディアとしての紙>から<デジタル化するメディア>へ

●ユニクロ、福音館書店、日販/人と本とをつなぐ新たな取り組み http://ryutsuu.biz/topix/h121408.html
「アンバンドリングとリ・バンドリング」が21世紀の鍵。とりわけデジタル化が進めるモノと意味の流通へ与える変化がそれを後押しする。本を作る、人に本を届ける、本を売る、それらの分離を、本と人との出会いを増やす方向に利用することが出版業界の課題なのかもしれない。さて、それでは、その時、本屋の持つ意味とは。

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