Tag Archives: JMOOC

●危機にある日本の大学

D:学習・教育のデジタル化と変容する知の体系

◯AIで変わる大学教育 学生の読解力こそ重要 国立情報学研究所教授 新井紀子氏 http://www.nikkei.com/article/DGKKZO99025570Z20C16A3TCQ000/
危機的状況にある、日本の大学生と大学経営。
「(こんにちの日本の)大学の主な問題は、学生が大学教育を受けられる状態で入ってきていないことにある。大学教育は学生が自分で教科書を読んで勉強できることが前提だが、そうなっていない。初年次教育と称して、小学校でやるようなことをまた教えたりするのはあまりに効率が悪すぎる」。

「大学の入り口の状況を改善するには、中学卒業までに中学の教科書を読めるようにし、高校では普通の文章を書けるようにする必要がある。教科書も読めないのにプログラミング教育とか、やっている場合ではない」。

Continue reading

 

●初のアクティブラーニング全国調査 カリキュラム・マネジメントが鍵

D:<学習・教育のデジタル化>と<脳と身体の生態史観>

●初のアクティブラーニング全国調査の結果を大公開! http://manabilab.jp/article/357
先生の段階では、個別の取り組みが活発化してきた。ただ「学校として取り組みを行っている学校は10%台」。
国語、外国語では50%以上、地歴・公民、理科でも40%以上でアクティブラーニングの視点に立った参加型授業が実施されている一方、数学では26%。

・「アクティブラーニングに関する校内研修が実施されているか」は、都道府県でかなりのばらつき。



・動き回るのが「アクティブ」と勘違いしている向きもまだある。
アクティブラーニングは「活動の前後や合間に教員が考えを深めるための前提知識を提供したり、行った活動についての解説を行ったり、生徒が自分で学んだことをふりかえったりする「理解進化型」の活動を行うことで、学んだことの意味が明確になり、より効果的な学習となる」もの。

Continue reading

 

●答えのない社会。子どもの教育はどうなる?

D:学習・教育のデジタル化と変容する知の体系

●子どもが多忙な時代 伸ばすべきは「非学校的能力」 http://www.nikkei.com/article/DGXMZO92554770X01C15A0000000/
21世紀版、遊びをせんとや生まれけん。ネットが原因の多忙化問題。
「私たちが子どもの頃は時間が余っているのが普通でした。それがスマホの普及により、「子どもが退屈しない時代」という誰も体験したことがないような状況に突入している」。
「どうやって子ども時代ならではの体験をさせてあげるか?」を考えることが、これからの親の役割。

Continue reading

 

●アインシュタイン以上のIQの少年 「大切なのは学びじゃない」

D:学習・教育のデジタル化と変容する知の体系

●アインシュタイン以上のIQを持つ、自閉症の少年のスピーチ。「大切なのは学びじゃない」 http://tabi-labo.com/138951/jacob-barnett/
「ジョンソン、ニュートン、アインシュタイン。今日の話に登場した人たちは、天才なのでしょうか? 彼らは特別だったのでしょうか? 天才だったから、歴史に残る発見をしたのでしょうか? 違います。彼らのしたことは学ぶことを、考えることや創造することに変えたのです」。

Continue reading

 

●「BookWeb Pro」がKinoppyと連携、公費による決済

D:<学習・教育のデジタル化>と<脳と身体の生態史観>

●法人向けオンラインストア「BookWeb Pro」がKinoppyと連携、公費による決済が可能に https://www.kinokuniya.co.jp/c/company/pressrelease/20150120140021.html

Kinoppyで配信している電子書籍を公費対応の請求書による決済で購入可能とした。大学の研究室が本を買うとき、「公費」でという形態が当たり前。だからこれは、国内学術書の電子書籍化を出版各社に促すための、有力ツールともなる事件。

Continue reading

 

●デジタル社会のエンサイクロペディストと教養教育 を考える

D:<学習・教育のデジタル化>と<脳と身体の生態史観>

●デジタル社会のエンサイクロペディストと教養教育 http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/daigaku/pdf/k-4-2.pdf
大学を襲っている3大変革:知の市場化、知のグローバル化、知のデジタル化。「検索エンジンについては使えばいいので、知識は得られる。しかし同時にある種の土地観や地理的な方向感覚のようなものを学問というフィールドの中で学生たちが鍛え上げていくにはどうしたらいいのか、という問いはなお残る」。

Continue reading