これまで主にクリップとセミナー備忘録で情報発信をしてきました。
が、元々は<一人出版>を目指していたのでした。ブログ開設より3年弱の時間が流れ、ようやく新レーベルiCardbook(アイカードブック)を発表します。
企画段階「詩想誌・知識カード」が正式名称でしたが、商品化の過程で新レーベルiCardbook(アイカードブック)としました。
アイカードブック(iCardbook)| 詩想舎 http://society-zero.com/demo/index.html
これまで主にクリップとセミナー備忘録で情報発信をしてきました。
が、元々は<一人出版>を目指していたのでした。ブログ開設より3年弱の時間が流れ、ようやく新レーベルiCardbook(アイカードブック)を発表します。
企画段階「詩想誌・知識カード」が正式名称でしたが、商品化の過程で新レーベルiCardbook(アイカードブック)としました。
アイカードブック(iCardbook)| 詩想舎 http://society-zero.com/demo/index.html
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◎http://bit.ly/1TJxddV はこちらです(下記)
詩想誌・知識カード(100words・knowledge-cards)
未来は、過去を知ることからしか生まれない。
先人の知的営為の蓄積にアクセスし、その智やデータを足場としながら自らの思考を深めていく。
そういった読むという行為、書くという行為が日常の中に確保されるのでなければ、社会の持続と発展はおぼつかない。
しかし、「読む・書く」を取り囲む情報環境は大きく変貌した。
グーテンベルク革命から五百年。インターネットと情報端末、そしてクラウド。デジタル化の潮流によりわたしたちは今日、みずからの知識や文化の基盤とその生成や継承のしかたに、人類史的な転換が生じているのを目のあたりにしている。
なにより、あらゆる情報行動の起点がスマホになろうとしている。
「読む・書く」の確保も、過去の知識へのアクセスも、スマホを無視していてはリアリティを失ってしまう。
スマホに溶け込む、新しい本のカタチ、新しい文章のスタイルの実験・構想として、「詩想誌・知識カード(100words・knowledge-cards)」は生まれた。
◇関連URL
「詩想誌」と「知識カード」 http://society-zero.com/chienotane/archives/1692
「知識カード」と5百年前のページネーション http://society-zero.com/chienotane/archives/1696
「知識カード」と5万年前の人類の知恵 http://society-zero.com/chienotane/archives/1700
①「見出し+本文+関連図書」を構成要素とするスタイルの文章(知識カードと呼ぶ=サンプル下記)。「本文」に字数制限があり、70文字~150文字。
②知識カードを100篇集めたものが「詩想誌」。
③商標名:icardbook
①専門知のための生態系を、新たに構築し直す。
②スマホで情報収集する環境(時代の変化)への、本の適合(新しい本の形)。
①書物の設計図、スケルトンにあたるものを、「見出し+本文+関連図書」のスタイルに整形する。あるいは通常の本づくりとは逆の発想=索引用語と参考図書からスタートし、著作物を作る。
②「本文」に字数制限があり、70文字~150文字。そして二カ所以上の改行を入れる。
③100篇は3から6個の「章」にグルーピング、編纂される。
①若者の、情報や知識へのニーズは増加基調にある。
・大学生が本を読む時間を減少させている一方で、勉強時間は増加させている。
・大学生も含む20代、30代の若者は、情報を求めて検索活動を活発化させている。
②20世紀に当たり前であった社会や経済の構造が大きく変わろうとしていることが、これら、若者の情報行動の変化を支えている。
③しかし、大学生が教科書以外の本をほとんど買わないことに象徴されるように、「知」の生態系において、20世紀に当たり前であった「棚の力(取次/書店・図書館)」は機能不全に陥っている。
④「棚」というメディアに代わる、新しい情報環境にふさわしいメディアと文章のスタイルが必要。新しい情報環境とは、学生の生活収支の中で定着した電話料金支払いと、スマホでの情報アクセス活動と、その生活シーン隅々までへの浸透を指す。
⑤スマホに溶け込む新メディアとして「カード」の形態をとる、書籍への橋渡しツールを構想。
(出典:第50回学生生活実態調査/ヤフーの調査に見る検索市場の未来)
[修正:20161007]
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「詩想誌」と「知識カード」
1452年から55年にかけてドイツのマインツでグーテンベルクが『42行聖書』を印刷した。しかし『42行聖書』に、ページ番号はなかった。
ほぼその五十年後、イタリアのベネティアでページ番号を付与した本がはじめて世に出される。この後書物は、ページネーションを「知の生態系」の基本単位にして成長を続けていくことになる。
ページネーションの工夫で書物には連続性が保障され、飛ばし読みや、気になる箇所の再読が容易になり、知の流通・生成に際し特定「箇所」を指し示すツールとなり、知識の普及と深化に寄与した。
この過程で書物は、「完結性(=クローズ性)」と「階層性(=構造化)」を極める500年を走り抜けた。
それでは「聖書」はどうやって特定箇所を指し示し、説教、宣教、布教をなそうとしていのたか。識字率の低い環境では口承が基本で、そこでは章番号と節番号が使用された。聖書の特定の「意味」を、章番号と節番号で指し示すことで、「知」の流通と生成を実現した。
だがページに番号を振るやり方が隆盛を極め、学問の興隆に寄与する一方で、意味に番号を振るやり方は一旦歴史の後景へ姿を隠した。
21世紀、意味に番号を振るやり方が復活する。章番号と節番号でなく、タグを使うというアイデアではあったが。それはフォクソノミーという手法で、意味を「知の生態系」の基本単位にする道を開いた。
フォクソノミーは別名、Social Tagging、Collaborative Tagginと呼ばれる手法で、folk(民衆)とtaxonomy(分類法)からの造語。特定のキーワードが一つの情報に付与されることで、しかも複数の人による複数のキーワード(タグ)が許容されることで、一つの情報が検索を行う要素そのものになると同時に、その一つの情報に対する多様な意味づけ、複数のコンテキストからの参照を可能にする。
(関連図書:『ページと力』 鈴木一誌、『インターネットはいかに知の秩序を変えるか? 』 デビッド・ワインバーガー)
https://society-zero.com/chienotane/wp-content/uploads/2015/06/詩想誌 2-149x300.jpg 149w, https://society-zero.com/chienotane/wp-content/uploads/2015/06/詩想誌 2-50x100.jpg 50w" sizes="(max-width: 301px) 100vw, 301px" />
「知識カード」と5百年前のページネーション