Category Archives: 技術で/技術が/技術を(ICT:産業・法・制度論と技術文化論)

●「強い人工知能」と「弱い人工知能」

C:技術で/技術が/技術を(ICT:社会・法・制度論と技術文化論)

●「強い人工知能」と「弱い人工知能」の違い、知っていますか? 人工知能の基本と活用を考える http://markezine.jp/article/detail/23814
人工知能の基本とマーケティングの分野における活用の可能性について。
強い人工知能:知能を持つ機械
弱い人工知能:人間の知能の代わりを一部する機械
後者が現在議論されて、実用化が急がれている領域だが、「ディープラーニング」がキーワード。ただ過剰な期待は禁物。
画像認識のように、物体を認識するにあたり、その物体の持つ「特徴量」と呼ばれる要素を発見するためにはディープラーニングは非常に有効だ。一方で、既に実用化が進んでいる文字列の検索システムのように比較的シンプルなパターン認識で実現できているものについては、ディープラーニングはオーバーテクノロジーであり、コストや処理時間に見合う精度の向上が見込めるかというとそうでもない」。
「また、戦略や企画立案のように過去のデータを参考にするだけでは上手くいかないものや、クリエイティブ制作のように創造性が必要とされ何が評価されるか不明確なものに対するディープラーニングの活用方法は見えていない」。
マーケティングへの活用は、弱い人工知能、それもディープラーニングの手前の機械学習の領域に属する。

Continue reading

 

●AIをめぐる知の行方

C:技術で/技術が/技術を(ICT:社会・法・制度論と技術文化論)

ドミニク・チェン | 生身の人間そのものへの気付きや注意が増すように情報技術を使役すること http://wired.jp/innovationinsights/post/analytics/w/mindful-information/
情報技術に善悪はない。だが、今日のぼくたちは人を殺すことではなく、人を生かすことを主眼にすえて情報技術と向き合える時代を生きている。だから、「おだやかで賢い機械が社会をつくる未来」を志向したい。
ハネス・アルフヴェンの『The Tale of the Big Computer: a Vision』には、「コンピューターが生命進化の帰結のひとつであり、人間のような邪な権力への衝動を持たずに理性的に行動できる存在として描かれます。最終的に、計算機が自己増殖しながら繁栄していく過程で、機械に依存して進化が止まった人間を必要としなくなり、人間より優れた「秩序ある社会」を構成する光景が描写されて終わります」。

Continue reading

 

●2016年は一般向けロボット元年 そしてVRが世界を覆い始める年

C:技術で/技術が/技術を(ICT:社会・法・制度論と技術文化論)

●2016年は一般向けロボット元年になる!CES会場で見たお手頃ロボットたち http://ascii.jp/elem/000/001/110/1110177/
KEYi Techの「Cellrobot」は、WiFiとBluetoothを内蔵したコントローラーとして働く「Heart」(心臓)と、上下が回転する「Cell」(細胞)の2種類がある。さらには拡張キットとしてタイヤモジュール、カメラモジュール、照明モジュール、クリップモジュールなども。これらロボット素材を組み合わせて造る仕組み。

Elemental Pathの「CogniToys」は恐竜型のかわいい人形。これはネットにつながりその先にはIBMの人工知能のWatsonの頭脳がある=子供用の教育用ロボットとして間もなく発売になる製品。

Continue reading

 

●GPUにより高速化された人工知能 深層学習へ

C:技術で/技術が/技術を(ICT:社会・法・制度論と技術文化論)

GPUによるAIの高速化――新たなコンピューティング・モデルの誕生 https://blogs.nvidia.co.jp/2016/01/12/accelerating-ai-artificial-intelligence-gpus/
最新型AI―すなわちディープラーニング―のビッグバンについて。近年、ディープラーニングが急速に進歩しているのは「プログラミングが容易で、ネットワークのトレーニング速度を10倍から20倍に引き上げられる高速グラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)が登場したから」。
ディープラーニングにおいて、12個のNVIDIA GPUが2,000個のCPUに匹敵するパフォーマンスを挙げられる。このおかげで、「ディープラーニングは2012年に人間が書いたソフトウェアを打ち負かし、2015年には「超人的な」認識能力(ヒトの認識能力(例:画像)を超えた)を実現した。


●グーグルのAI研究者による「ディープラーニング」無料教育コースがスタート http://newswitch.jp/p/3396
1週間6時間で3カ月間、MOOCのユダシティー通じて提供。エンジニアやデータサイエンティストなどの中上級者向け。インストラクターはグーグルの主席科学者で、「グーグル・ブレインチーム」でマシンラーニング(機械学習)や人工知能(AI)を研究するヴィンセント・ヴァンホウク(Vincent Vanhoucke)博士が務める。
(サイト Deep Learning | Udacity https://www.udacity.com/course/deep-learning--ud730
Continue reading

 

●暮らしを変える技術達

C:技術で/技術が/技術を(ICT:社会・法・制度論と技術文化論)

●今年注目される「暮らしを変える5つの技術http://thepage.jp/detail/20160121-00000004-wordleaf
超スマート社会=「必要なもの・サービスを、必要な人に必要なだけ届けられる社会」。それを支える技術、あるいは装置、部品=ドローン/パートナーロボット/人工知能/超伝導ケーブル/次世代電池。

Continue reading

 

●人工知能のこと、もっときちんと知りたい?

C:技術で/技術が/技術を(ICT:社会・法・制度論と技術文化論)

●IT、都市、ヘルスケア、あらゆる領域で人工知能と人間が共創する未来 http://wired.jp/innovationinsights/post/analytics-cloud/w/cocreation_with_ai/
人工知能が連れていく二つの世界。ひとつは「知能化」への道。接頭に「インテリジェント~」や「「スマート~」が付く。それまで「知能的でなかったものが知能的になる」という「知能化」の流れ。
もうひとつの流れは、知能全体をつくろうとする「総合的知能」。「「総合的知能」の特徴は、以下の4つの条件を満たすものとされています。
身体をもち、その世界に属する
環境から情報を収集する感覚をもつ
自分自身で意思決定する能力をもつ
自分の身体を使った行動を生成することができる」。


しかしビジネス界の知者達はネット世界から再び、現実空間そのものを変化させようとしている。

その時ロボットは? ロボットは「ロボットの頭の中でローカルに処理できるものは処理しておく、そして、より難しく複合的な問題は、世界中から情報が吸い上げられたクラウド上の人工知能が担います」。
そうやって、少子高齢化社会の救世主に、人工知能とロボットはなってゆくのだ。

Continue reading

 

●人工知能が連れていく未知の世界と「環世界」「アフォーダンス」

C:技術で/技術が/技術を(ICT:社会・法・制度論と技術文化論)

●「OSSエコシステムで未来を創っていくのが最大の使命」 http://it.impressbm.co.jp/articles/-/13050
「かつての産業革命の時、世の中に直接的に価値を提供し、“勝ち組”になったのは機械工具を作った企業ではなく、大量生産体制を確立して自動車などを世に送り出した企業だ。同様のことが、今の情報革命期においても言える。主役にあるのは、ITベンダーではなく、それを使いこなして新しい市場価値を創り出していくユーザーだ」。

Continue reading

 

●Intelligent Communications Technologyが働き方と学び方を変えていく

C:技術で/技術が/技術を(ICT:社会・法・制度論と技術文化論)

●ITとICTはいったい何が違うのか? http://basara-company.biz/2015/12/14/it-ict/
『大辞泉』アプリのIT、ICTの項目に何が書かれているのか。一方、市場はさらに先へ、Intelligent Communications Technologyの用法も。

Continue reading

 

●ドローン宅配の先進国となるのか 日本? 

C:技術で/技術が/技術を(ICT:社会・法・制度論と技術文化論)

●世界初ドローン宅配は千葉で?特区指定、アマゾン参入へ http://www.asahi.com/articles/ASHDH2SWLHDHULFA005.html
「千葉市の計画によると、東京湾に面した幕張新都心のマンションの周辺に集積所を設け、約10キロ離れた物流倉庫から、ドローンで海や川の上を通って荷物を運ぶ。アマゾンはこの地域にある物流倉庫を活用。ドローンを使うことで、配達の時間を短くしたり、人件費を減らしたりできる」。
「また、同地区のドラッグストアからマンションの各戸のベランダなどに、ドローンで薬や日用品を届ける計画もある。」。

Continue reading

 

●いま、intelligent components technologyへシフトするICT

C:技術で/技術が/技術を(ICT:社会・法・制度論と技術文化論)

インテリジェント化が加速するICTの未来像に関する研究会 報告書(2015) 概要版 http://www.soumu.go.jp/main_content/000363711.pdf
「デジタルデータの無限共有、光化によるネットワークの高速化、クラウド化によるネットワークの最適化、並列計算による計算能力の向上、IoT 等が進展している。さらにグリッドコンピューティングの並列処理から進んで、ブラウザ同士が連結して計算する流れになってきており、ブラウザのアーキテクトでウェブの世界を作ることができるようになってきている」。
キーワード:インテリジェントICT/CPU、ストレージ 、通信ネットワークの能力の加速度的向上/人工知能の高度化/あらゆるものごとのデータ化/インターネットのグローバル化/分散処理の進展/人間(の脳)と人工知能等との連携、意識の通信。
(本文 http://bit.ly/1GXveAP

Continue reading