Tag Archives: 国民国家

●中流以下が8割超。「消費者」は過去10年で激変した

150306 MP

┃金融リテラシー あるいは資本主義のメタモルフォーゼ
ビジネスモデル、経営、成長と生産性、金融、会計、税制、経済法など

●中流以下が8割超。「消費者」は過去10年で激変した https://newspicks.com/news/846876/body/
何かがおかしい日本。他の先進国はどこでも1人当たりのGDPが増えており、給料も増えているのに対して、日本の場合はもう20年間GDPも給料も増えていない。特に「女の一生(ライフコース)」が変わった。多様化し、標準といえる生き方が無くなった。いや男だってそう。とりあえず大学をでておけば、という発想では生涯設計は難かしい。そのせいだろうか、1世帯当たりの家計消費支出は、1990年代半ばをピークに減少トレンドへ。1世帯当たりの可処分所得も同様で、こういう国はOECDでも日本の他にない。

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● 地球倫理の可能性 ――「内発的な自然」像へ

150206 PM

┃Post Modern あるいは再編成されるLife(生活/生命/人生)
環境、ケア、家族、地域、仕事、消費、教育、社会保障、時間など

● 地球倫理の可能性 ――「内発的な自然」像へ http://mitizane.ll.chiba-u.jp/metadb/up/BA31027730/2014no.267_86_103.pdf
イスラム教、仏教、ユダヤ・キリスト教が標榜する「普遍宗教」。その普遍性原理が実は、何らかの意味でそれが生成した地域ないし環境の影響を受けており、真の意味で普遍的とは言えないのではないか、という視点。また、これまで「エントロピー増大の法則」が一般的で、自己組織化的な法則は例外とされてきた。しかし最近の研究ではむしろ、秩序形成や内発性こそ原則で、エントロピーの法則が例外とする考え方へ、見直しが始まっている。この延長線上に「地球倫理」の概念も措定することができるのではないか。

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ピケティ用語集

●インターネットは「姿消す」

C:技術で/技術が/技術を(ICT:産業・法・制度論と技術文化論)

●インターネットは「姿消す」、米グーグル会長がダボスで講演 http://www.afpbb.com/articles/-/3037457

human being はネットを経由した Web being となる時代、がむこうに見えてきた。つまり、「インターネットは、ツールとしての(たとえばメールやソーシャルメディアのような)姿から、数々のデバイスやセンサーが接続し合う中で、人々の存在そのもの(プレゼンス)を表すものへなっていく」。(Google Chairman Eric Schmidt: "The Internet Will Disappear" http://getpocket.com/a/read/823756990 )

●26年目以降のウェブに必要なもの:「WWWの生みの親」から4つのヒント http://wired.jp/2015/01/11/tim-berners-lee-future-of-web/

規制、監視の方向に向かいつつある潮流がある一方で、あくまで、WEBの「オープンで、平等で、非中央集権的」な特徴を「目標」として掲げ続ける、ティム・バーナーズ=リー。なぜなら、それは出自から現在まで、「公共財」であったからだ。

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日本に市民社会はあるか|『イスラム国の衝撃』

(後藤健二さんの無念を想いながら。そして、ご冥福を祈りつつ)

「イスラム国」の台頭に対し緊急出版された『イスラム国の衝撃』の「むすびに」に、著者池内 恵氏のコメントがある。

英語のインタネット空間に広がった膨大な公知の事実は、それを適切に引照し議論する専門家集団を中核とする、成熟した市民社会に共有されることで意味を持つ。日本にそのような市民社会はあるのだろうか。

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