D:学習・教育のデジタル化と変容する知の体系
●大学の「初年次教育」科目がどんどん増殖する理由 大学教育の「パンドラの箱」:初年次教育という憂鬱(3) http://news.livedoor.com/article/detail/11930182/
かえってアクティブ・ラーナーを駆逐してしまう日本の大学。
そもそも初年次教育は、現在の大学には、かつては大学には来なかったであろう学生の層が、大量に入学するようになったという事態に端を発して登場した。
「懇切丁寧で、面倒見のよい指導をすれば、学生たちの知識やスキルの水準を高めることはできるが、彼らの自主性や主体性を引き出すことになるとは限らないのである。むしろ、教えてくれるまで待つという姿勢を身につけさせてしまう。
これは、大学生の「生徒」化と言ってもよいが、皮肉なことに、初年次教育の授業の多くは、ある意味で学生を“突き放す”大学の通常の講義やゼミよりも、高校までの授業に似ている。だから、学生たちの「生徒モード」を発動させてしまっている可能性も否定できない」。