●デジタル教科書が学習障がいの福音となるかは、構造化データの有無次第

D:学習・教育のデジタル化と変容する知の体系

●電子図書館まなびライブラリー|ベネッセコーポレーション|進研ゼミ http://www.benesse.co.jp/zemi/ml/
小・中・高校生を対象とした電子書籍・動画を配信する進研ゼミ会員向けサービス「電子図書館 まなびライブラリー」がスタート。岩波書店、学研グループ、KADOKAWA、フレーベル館、ポプラ社の5社が電子書籍を、ディスカバリー・ジャパン、東映の2社が動画を提供。

●メタデータを電子書籍のアクセシビリティの議論の俎上にそろそろのせませんか http://code.kzakza.com/2015/03/ebook_metadata_accessibility/「
音声読み上げができるのか。米国のAmazon.comはきちんとメタデータとして提供しているが、日本のAmazonはわかりにくい。しかし「わかりずらく」てもあるだけまし。
他の和製サイトなど日本で展開している電子書籍サイトでは、まずこの手のデータ提供がない状態:iBooksストア、google Play、楽天kobo、紀伊国屋書店など。

デジタル教科書は学習障がいの福音だが万能ではない:東大先端研の近藤氏 http://japan.zdnet.com/article/35067036/
「DOCX形式、EPUB形式のデータは、拡大や機械による音声再生(音声読み上げ機能)に対応し、さまざまな端末や支援ツールで利用できるため、児童生徒は自分にフィットしたツールで教科書を使えるようになる」。
但し構造化データの有無が難題。「米国では、教材バリアフリー指針「NIMAS(National Instructional Materials Accessibility Standard)」があり、この指針に従って、教科書会社は構造化された教科書データを国に提出することが義務づけられている」。

●AccessReading - Home http://accessreading.org/
「「AccessReading(あくせす・りーでぃんぐ)」では,障害により読むことに困難のある児童生徒に向けた教科書・教材の電子データや,同じく読むことに障害のある人々に向けた書籍データを提供しています」。

●デジタル教科書に大きな評価 一斉・個別・協働学習に有効 http://www.kyobun.co.jp/news/20150706_03.html
ただし、実証校の藤の木小学校は、全教室に電子黒板が配置され、校内が無線LANでつながれており、職員室にサーバーを配置、児童1人1台のタブレットパソコンを活用する先進校。

●高校生がMOOC利用で東大、上智大、創価大の講義を体験 http://resemom.jp/article/2015/06/11/25066.html
高校生向け特別企画。高校生が東京大学、上智大学、創価大学の授業を、この夏体験できる!

●MOOCやEdTechで 急速に変化するグローバルな教育に 日本は追いつけるか? http://dentsu-ho.com/articles/2637
「教育ほどリーンスタートアップに向かない領域はない。例えば大学受験に当たってある勉強法に時間を投資したら、やり直しは利きません。その方法が間違っていたら困るし、実験台にもなりたくない。
さらに、試験に合格したら二度と戻ってこないため、サービスの受け手は全て初心者です」。
だから「充実した最高のコンテンツを用意し、時間をかけてファンを増やして、先生側の信頼も得て、かつ結果は1年後に出るという時間フレームでやらないといけない」。

●仕事が忙しくて…ってボヤいてない? 世界で700万人が学んだ「Udemy」で快適スキルアップ http://www.gizmodo.jp/2015/07/benesse_udemy.html
実践の記録。「各レクチャーは10分前後にまとめられているので、昼活のようなスキマ時間にも最適」「またパソコンだけでなく、iOSやAndroidのスマホ/タブレットにも対応しているので、オフィスや電車の中など、ホントいつでもどこでも学べます」。

●最先端の教育現場『New Education Expo 2015』 ~巨人の肩を乗りこなす~Technology×Entertainment http://www.sensors.jp/post/New_Education.html
「New Education Expo 2015」での、子ども達が使う教材の変貌をレポート。伝導性インクを活用した電子回路の実験教材「AgIC」/スマートペン「Neo smartpen N2」、など。
記者は、「ニュートンが言った「巨人の肩の上に乗る」といった考え方が大事になってくるのではないか。先人達が築いてきた知識や技術を最大限に活用し、それを越える発明や成果を生み出すことをそういう」、と。

●AgIC : 紙とペンで描く電子回路 http://agic.cc/ja
東大ベンチャーAgICの「描ける電子回路」は紙のIoT化。
LEDや電池を専用の光沢紙に置き、導電性のある専用ペンで回路を描くと、通電してLEDが光る。イレーサーペンで回路を消すと、LEDも消える。「これを実物でやろうとすると、はんだ付けが必要で、配線を変えるのも簡単にはできません。AgICであれば、はんだ付けなしで電子回路を描ける」。



●ディープラーニングを小学生でも使えるようにしてみる http://wirelesswire.jp/2015/06/32460/
「シンギュラリティ、技術的特異点と呼ばれる世界では、AIを使いこなした人だけが活躍していくことになるでしょう。そしてAIを使いこなすということは、すなわちAIをプログラミングするということと、AIを教育・訓練することの2つです。
そしてAIを利用したプログラムは、先ほど示したようにとても簡単にできるようになります。あとはこれをどのように使っていくか、イマジネーションの勝負です」。


●時論公論 「国立大学をどうするのか」 https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/222151.html
教員養成系や人文社会科学系学部は、組織の廃止や社会的要請が高い分野に転換することを、文科省が大学に求め始めた。しかも、運営交付金の多寡と紐付ることで、その要請に応じさせようとしている。

●国立大 文科省通知の波紋(上)人文知、民主主義支える 佐和隆光・滋賀大学長 http://www.nikkei.com/article/DGKKZO88343910R20C15A6CK8000/
「民主主義国家では、企業であれ官庁であれ、旺盛な批判精神を有する人材を求める。人文社会系の学識なくして批判精神なしなのだ。ゆえに全体主義国家は必ずや人文社会知を排斥するし、人文社会知を軽視する国家はおのずから全体主義国家に成り果てる」。
「人々の心を高鳴らせる製品を創るには、技術だけでは駄目なんだ。必要なのは人文知と融合された技術なのだよ(スティーブ・ジョブズ)」。

●バイオメド・セントラル 日本環境変異原学会のオープンアクセス・ジャーナル Genes and Environmentを創刊 http://prw.kyodonews.jp/opn/release/201506301533/
すべての論文がオープンアクセスで出版され、掲載と同時に無料公開される。世界の潮流に疎い、日本の学会で「突然変異」。

●ネイチャー・パブリッシング・グループが総合科学分野を牽引し、学際的ジャーナルの出版をさらに強化 http://www.natureasia.com/ja-jp/info/press-releases/detail/8534
2014年にはオープンアクセスで出版した論文は全体の44%で、2015年には50%を超えた。研究の世界は論文の引用、被引用の連鎖で出来上がっている。
「オープンアクセスの論文は、定期購読方式の論文よりも、3倍も多く閲覧されていることが明らかになっています。オープンアクセス論文の引用回数は定期講読方式の論文よりも多い」。

●『本を読むときに何が起きているのか  ー ことばとビジュアルの間、目と頭の間』知ってるけど、知らなかった。 http://honz.jp/articles/-/41578
「文字という記号情報から豊かな情報を脳内で展開することのできる我々はいってみれば一種の高機能な再生装置だ。しかしその再生装置は同時に過去の記憶や体験に、横に並置されているイラストやイメージに、簡単に影響されてしまう信頼性の怪しい歪んだシステムでもある」。

●記憶力がいい子は「3つの技術」を使っている | ぐんぐん伸びる子は何が違うのか? http://toyokeizai.net/articles/-/73643
身近なモノ、事とつなげて記憶している/「よく話を聞く=考える」で自然と覚えてしまう/人に話をする。

●図書館のおかげで研究者 「名誉館長」益川さん http://www.yomiuri.co.jp/local/gifu/news/20150702-OYTNT50145.html
名誉館長に就任するノーベル物理学賞を受賞した益川敏英さん(75)(名古屋大特別教授)。「小学5年生の時、学校でテーマを与えられて調べるようにと行ったのが名古屋市の鶴舞図書館。自分の意思で本を選び、読む時に手が震えた。以来、本の虫になりました」。

●【リオデジャネイロ】まるでハリーポッターの世界! 一度は行ってみたい「幻想図書館」 http://spotlight-media.jp/article/166071884931362360#/
リオデジャネイロにある「王立ポルトガル図書館」。