アドビの「Adobe Sensei」は福音か、凶報か

日本でも転職はめずらしいことでなくなってきました。DODA、ユーキャンなどのサイトへの来訪者規模はかなりの規模に達するそうです。他方、ある転職サイトの「キャッチ」が「転職は慎重に」となるほどに、転職がむしろ過剰に行われているのかもしれません。

ところであなたはAI(人工知能)の基礎知識を持っていますか?
商業デザインの仕事とその仕事が対象としている社会への、AIの影響についてどこまでの知識と理解を持っていますか?
AIについての基礎知識、本質的理解なしに転職して大丈夫でしょうか。転職先での競争に勝っていけるでしょうか。

いやAIはひとつの例に過ぎません。ビジネス、日常生活、政治、さまざまな局面で「知の体制」に変動が生じ、わたしたちはいま、「人間社会」の仕組み、システムの大きな「移行期」を生きています。文明の巨大な地殻変動が起きつつあることをあなた自身も、実は薄々感じてはいないでしょうか。

 

1.「今ほどデザインが重要な時代はない」

Continue reading

 

■日本人と米国人 どっちが読書好き?

■日本人の方が読書好き(!?) 買って読む

「読書週間」ということで、「WIRED」誌が「読む」という行為の変化を追いかけている。その記事の中に、2017年、「米国では本が6億8,720万冊売れた」とあった。


(出典はPrint Sales Up Again in 2017 https://www.publishersweekly.com/pw/by-topic/industry-news/bookselling/article/75760-print-sales-up-again-in-2017.html

この数値、つまり市場規模を金額ではなく冊数ベースで、日本を眺めると、5億9千冊Continue reading

 

●学力には、学校が解決できない課題がある 


(母親の学歴が高いほど子供の学力が高くなるのは父親のせい - RYOSAKASANTO https://www.ryosaka.com/entry/2018/09/10/070000

格差の「連鎖・蓄積」(cumulative advantage and disadvantage)。

「通常、個人の不平等は、ある時点での有利さ・不利さが時間とともに積み重なっていく(「富める者はますます富む!」)。その時にスタート地点となる不平等は、家庭環境や性別のような当人の意思や努力によって獲得できない〈生まれながらの差異〉である。このような〈生まれながらの差異〉が、その後の人生における学歴や職の獲得に対して影響し続ける、との認識がアカデミックの世界では、当たり前になりつつある。

だから事後的な「再配分」より、就業する前の、教育内容と子育て段階にある家計への施策が重要である。 Continue reading

 

●「この国には何でもある。だが、『希望』だけがない」

「この国には何でもある。だが、『希望』だけがない」

これは、1998年から2000年にかけて雑誌『文藝春秋』で連載され、2000年7月に刊行された『希望の国のエクソダス』の中の有名なフレーズ。作者は村上龍氏。

その後20年の間に世界の中で日本は、「この国には何でもある。だが、『交際相手』だけがない」特異な国になったようだ。

NHK朝ドラの「半分、青い。」について、あれは日本の衰退を教えてくれるドラマだった、とする意見もある昨今だが、このドラマが扱った期間、日本社会は18歳から34歳の男女の中で「交際相手がいない」独身者の割合が増加し続けていたのだ。

(「(海外のメディアから)次のデータに関しては「ありえない」という反応が高い確率で返ってくる(図表1)。 https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=59601&pno=2&more=1?site=nli 」)
(●日本は衰退しているのか | ちえのたね|詩想舎 https://society-zero.com/chienotane/archives/8093 Continue reading

 

■世界金融市場の運命が決まる


(米株式市場で「再急落」の懸念が消えない理由 | inside Enterprise | ダイヤモンド・オンライン https://diamond.jp/articles/-/182853

野村のアナリストCharlie McElligott氏は、今週(2018年10月29日-11月2日)が伸るか反るか、世界金融市場の運命が決まる期間になる可能性を指摘している。
http://www.zerohedge.com/news/2018-10-26/nomura-beatings-will-not-stop-until-morale-improves
Nomura: "Next Week Is Make Or Break For Stocks" ) Continue reading

 

●「本」のことは嫌いでも、「読書」のことは嫌いにならないでください

(JR東京駅前・丸善丸の内本店のブックフェアに「好書好日」も参加(11月5日まで開催)|好書好日 https://book.asahi.com/article/11860636

日本財団が2.5万人を対象に行った調査では、家庭の経済事情と学力に一定の相関はあるものの、「貧困世帯のうち、学力が高い子どもと、学力が低い子どもを比較すると、学力の高い子どもは、生活習慣や学習習慣、思いを伝える力などが高水準にある」ことがわかっている(https://www.nippon-foundation.or.jp/news/articles/2017/img/92/1.pdf)。

家庭での親の考え方、生活姿勢、普段の行動状況がこどもの生活習慣や学習習慣の経路を伝って学習達成度合いに影響を及ぼす、ということだ。学校教育には限界がある。むしろ家庭であり、「読書習慣」形成には親の責任が大きい。 Continue reading

 

●日本は衰退しているのか

見よ! このGDPの推移。

日本の凋落ぶり。

(https://www.facebook.com/AndrewHolnessJM/videos/1158984894249742/ )

●「半分、青い。」は、日本の衰退を教えてくれるドラマだ(井戸 まさえ) 講談社 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/56291
「1971年から2018年までの年表を眺めてみる。まさに「半分、青い。」で描くのはセクハラも、パワハラも、同等待遇の問題も解決できなかった50年なのだ。
だからこそ、鈴愛たちが語る言葉は貴重である。ひと言ひと言が日本の衰退を予兆し、象徴したものであるからだ。」
Continue reading

 

●「開いた」社会への希望と不安

20世紀、カイシャも政府組織も閉じた系の中で独自の生態系を構築していた。しかし「閉じた」社会のお約束は、もう後戻り不可能なほど「開いた」社会になってしまったウェブの時代においてなんの役にも立たない、このことを日本の社会はもっと肝に銘ずべきだ。

ウェブに象徴される社会構造をさらに細かく見ていくと、データとアルゴリズムに行き当たる。実は自分の自由意思で決めたと思っていてもそれは、アルゴリズムに誘導された結果でしかない可能性すらある。さらにさらに、アルゴリズムが導き出す結論のほうに、自分の身をゆだねることに価値を置く考え方も知らないうちに定着しつつある。 Continue reading

 

■「作品」であり「商品」でもある本を、どう扱うか?

問いの提示:「書店員による手書きPOP」のジレンマ

書店員による手書きPOP」の有効性が語られ、「物語」となり、全国にこの手法が普及していった、当の初発店BOOKS昭和堂ではしかし、ブームのきっかけを作った木下氏が「このブームを否定していたこと、やがてPOPを書かなくなり、書店の現場から離れていったことは、あまり知られていない。」

https://twitter.com/asahipress_com/status/301693863813324800

全国の書店員の投票で決める「本屋大賞」は2004年から。木下氏はその十数年後退職した(2016年1月)。 Continue reading

 

●本と電子書籍は別の物 ユーザーはちゃんと使い分けている

電子書籍が始まったころ、カニバリ議論が盛んだった。サイマル出版、紙と電子版を同時に、あるいは数週間程度の遅れで刊行していくことはもはや珍しくなくなった。電子版刊行で紙版の売り上げが減るというカニバリ議論は(いまでもそれを恐れている版元が皆無ではないだろうが)、遠い昔の笑い話だ。

カニバリ議論は紙版と電子版が同じものと勘違いした版元の勉強不足から。読者はちゃんと使い分けていた。読者にとって、本と電子書籍は別の物。

「紙の書籍」を選ぶシーン
順位  選ぶシーン             (
1位   家で本を読む            59.5
2位   保管・保存しておきたい本を買う   48.3
3位   何度も読み返しそうな本を買う    37.1
4位   大好きな作家、漫画家など本を読む  35.4
5位   勉強用の本を買う          32.1

「電子書籍」を選ぶシーン
順位  選ぶシーン             (
1位   電車やバスなどで本を読む      41.7
2位   家で本を読む            40.7
3位   旅行や出張などで本を読む      27.5
4位   面白いかどうかわからない本を買う  24.8
5位   暗いところで本を読む        18.8

Continue reading