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読み放題ってそもそも何なのだろう|「読み放題モデルってどうなのよ」 手元メモ その3

1.「所有」から「利用」へ

読み放題ってそもそも何なのだろう。

他の「放題」と横並びにして気付くこと。それは「所有」から「利用」へ、という変化。

つまり「〇〇放題」は、

・まず読者の「所有」の中から「利用」だけを切り離して、サービスにしたもので、
・しかもそのサービス提供主体すらも、「所有」していない。

ネットフリックスは世界最大の映像提供会社だが、映画を所有することなく観客にそれを見せている。スポティファイは最大の音楽ストリーミング会社だが、音楽はなにも所有していないのに、どんな曲でも聴かせてくれる。アマゾンのキンドル・アンリミテッドは80万冊の本が読み放題だが、本は所有していないし、プレイステーション・ナウはゲームを購入しなくても遊べる。(『<インターネット>の次に来るもの』 第五章 Accessing )

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●アメリカの現状 中国の現状

┃Economy あるいは資本主義のメタモルフォーゼ
成長と生産性、ビジネスモデル、経営、、国家、民主主義など

●アメリカ政治の現状と課題 http://www.21ppi.org/pdf/thesis/150925.pdf
オバマ大統領の政権運営と税・財政問題 /オバマ政権の環境エネルギー政策、TPP をめぐる動向/オバマ外交の評価:その世界観とアジア政策/米ロ関係とウクライナ危機/アメリカの経済格差、マイノリティ問題およびオバマケアについて/

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●地方創生はIT、サテライトオフィス、シェア、再生エネルギー、市民の自立で

150925 PM

┃Post Modern あるいは再編成されるLife(生命/生活/人生)
働くって? 育児、教育、ケア、地域、時間、eco、社会保障など

●田舎企業はサテライトオフィスに学べ! | 地方創生のススメ http://regionwire.com/?p=4732
日本企業社会の難問、ワークライフバランスの解消には通勤(痛勤)時間の短縮が鍵。サテライトオフィスはもともとこの文脈で語られてきた。企業または団体の本拠から離れた所に、衛星のように設置されたオフィスがサテライトオフィス。
これがさらに地方の企業、大学の東京拠点として機能を発揮すると期待され、意味と機能を拡張させた。
そしてさらに最近、東京から地方へ、企業にとっては多様性、クリエイティブ性の獲得、地方にとってまさに地方創生に使える、という流れが出てきて、意味と機能が格段に増強されようとしている。

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電子書籍と電子図書館

電子書籍と図書館 120619Ver.3

◯椙山女子大での講義に使った資料です。

狙い:いつでもアクセスできる「知」の蔵を準備しておいて、時々の必要に応じて参照したい、とするニーズは昔からあり、図書館、資料室、本棚などの物理的設備(≒アーカイブ)や、辞書、百科事典、ハンドブック、便覧などの編集形態(=レファレンス)が産み出された。

□デジタル化は検索性とアクセス性という点で、上のニーズに多大な便宜を提供することから期待が高まっている一方で、図書館の機能、書籍のあり方に重大な変更を迫ってもいる。

□本講義において、図書館と電子書籍をめぐり、ビジネスの現場で実際に起きていることを報告し、出版文化を考える「思考の補助線」を提供したい。

構成:

1.「所有」と「利用」~電子書籍編
2.「利用/フィー型」の事例~B2B/専門書
3.「売り切り型」が欧米では主流
4.「楽しむ読書」と「知る読書」~一般書と専門書
5.「所有」と「利用」~図書館編
6.「蔵書管理」から「意味検索」へ~デジタル化の意義(1)
7.「所有から利用」そして「共有」へ~デジタル化の意義(2 )
8.まとめよう:デジタル化が引き起こす「知の流通」の大変化

◎slideshareはこちらをご覧ください。
電子書籍と図書館 | 詩想舎の情報note https://societyzero.wordpress.com/2015/07/02/%e9%9b%bb%e5%ad%90%e6%9b%b8%e7%b1%8d%e3%81%a8%e5%9b%b3%e6%9b%b8%e9%a4%a8/