デジタルトランスフォーメーションは避けて通れない。出版も。

(5分ほどのポッドキャストにそのエッセンスが語られています。http://admn.heteml.jp/podcast/2017/12/21/20171221-AI.mp3
出版を含め、AIを使いこなすもののみが生きのびられる 【セミナー備忘録】 | ちえのたね|詩想舎 http://society-zero.com/chienotane/archives/7663

●電子出版市場、2500億円を突破 本を入手する場所ベスト3は「書店・ネット通販・図書館」 http://blogos.com/article/315719/
電子出版市場は2011年度の651億円から拡大を続けている。2011年度に629億円だった電子書籍の市場規模は、2018年度が2,550億円で2022年度には3,150億円に、2011年度に22億円だった電子雑誌の市場規模は、2018年度が325億円で2022年度には345億円にそれぞれ達すると予想されている。」

また「有料の電子書籍利用率は17.7%で、「無料の電子書籍のみを利用」の23.3%をあわせた電子書籍の利用率は41.0%」。

●【2018年版】国内EC市場のEC化率|BtoCとBtoBをプロが徹底解説! | ebisumart Media https://www.ebisumart.com/blog/ec-rate/
デジタル分野全体で見ると電子出版が20.1%、有料動画配信が14.4%とこの2つの分野が大きく伸びています。

「まず、電子出版ですが、Kindleなどの電子書籍サービスへの”慣れ”が進んだことが大きな要因です。数年前には”自炊”と呼ばれる紙の漫画を専用スキャナーで電子化するユーザーや。自炊した書籍の不正なサービスが普及しておりました。その結果、大手出版社も「自炊されるくらいなら自社で電子書籍化したほうが良い」という流れになり、電子書籍化が進む流れになりました。」

●出版業界は沈みゆく泥舟なのか « マガジン航[kɔː] https://magazine-k.jp/2018/08/06/editors-note-35/
電子書籍プラス紙版でみると、出版業界は90年代後半からの下降減少トレンドを脱したように見える。しかしその電子書籍のジャンル別内訳は82.3%がコミック、17.7%が写真集となっており、これ以外を「文字もの」と仮に読んだ場合、「「文字もの」電子書籍の市場規模はマンガの約6分の1、「紙」の書籍の7152億円に対しては未だに4パーセント程度でしかない。」

つまり「文字もの」ジャンルはデジタルトランスフォーメーションの流れとは無関係に相変わらず漂流、凋落を続けている。「文字もの」の流通パイプは廃棄への道を歩むしかないのか。

しかし「本がたんなる消費財でも娯楽でもなく、つねに更新されていく知恵や知識、そして創作物を伝える媒体であるならば、そのための流通経路がなくなるのは、やはり困る。」

●出版業界のビジネスモデルの終焉と新しいビジネスモデル - 次世代のビジネスモデル・アーキタイプ https://www.biz-model.jp/entry/2018/08/18/111120
出版事業も「アパレルがSPA業態(製造から小売までを垂直統合する業態)に移行したよう」な改革、あるいはCCCが出版社を買収したような、「小売がプライベートブランド展開する」ようなモデルの転換、が急務。

●ケヴィン・ ケリーが語る「本と読書と出版」 その6| ちえのたね|詩想舎 http://society-zero.com/chienotane/archives/7851
デジタルトランスフォーメーションの先にある、次の時代(「本の民」の時代から「画面の民」へ)の「本」と「読書」について。

「われわれは本をビットやある部分といった構成要素にアンバンドルしてそれらを編んでウェブにしていくが、本が持つより高次の力とは、われわれの注意をひくことだーそれこそが、この経済のおいていまでも希少なものだ。本とは注意をひく単位なのだ。事実は興味深く、アイデアも重要だが、唯一人々を楽しませ、忘れられることがないものは物語や素晴らしい論議、それによくできたお話だ。(強調は筆者)(『<インターネットの次>に来るもの』 第4章 Screening)」

●フリービット、語学教育のアルクを子会社化 - ITmedia ビジネスオンライン http://www.itmedia.co.jp/business/articles/…/21/news100.html
デジタルトランスフォーメーションのひとつのカタチ。
Web側の企業がコンテンツ生成側の企業を買収。

●人工知能は「出版不況」を救うか?AIによる書籍需要予測という試み(現代ビジネス編集部) https://gendai.ismedia.jp/articles/-/54910?page=3
AI(人工知能)、機械学習、ディープラーニングの技術も、データがなければほとんど意味を持たない( http://society-zero.com/chienotane/archives/7663)。大日本印刷は出版社と書店をグループ傘下とすることで「データ」を手にしている。「予測の元になるデータは、書店が持つPOSデータ。今のところ、弊社のグループである丸善ジュンク堂のデータになります。実際にどうAIを活用するかについては、同じくグループ会社の主婦の友社で確認することができるようになったのです」。

●ネットフリックスが密かに狙う出版ビジネスの覇権 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン) https://forbesjapan.com/articles/detail/22087/1/1/1?s=ns
データドリブンで、映像の世界の企画ノウハウに革新をもたらした(何が喜ばれるかをデータから読み出し映像作品を作る)ネットフリックス。次に狙うのが「出版」。「近年大ヒットしたハリウッド映画は出版物が原作であることが多い」ことが背景にある。
デジタルトランスフォーメーションの雄、ネットフリックスにとって出版参入の敷居は低い。「小説やコミックは、映画やドラマに比べると製作にかかる費用、人手、時間が少ない。また、売上数から人気度を測りやすいメディアでもある。映画やドラマの制作会社は、一定数のファンがいることがわかった上で、売れている本の権利を抑える。」

●出版のことを考えてみる | 斎藤肇の変窟 https://bit.ly/2PvjWdf
「原稿料というのは、書いて完成した原稿そのものに対する報酬だ。一方、印税というのは、出版された本の製造(時々販売)部数によって支払われる報酬だ。」
「文字もの」の復権、あるいはエコシステムの修復には、材料費や製造費から出発して価格を決定する価格政策についても、考え方の転換、転換を具体化するビジネスモデルの一大改革が必要だろう。

●ウォルマート、楽天Koboとの提携で電子書籍サービス開始 - CNET Japan https://japan.cnet.com/article/35124445/
「Walmartの電子書籍事業への参入は、WalmartがAmazonに真っ向から挑む一手と捉えられるだろう。Amazonはオンライン書店としてスタートし、電子書籍リーダーの「Kindle」で電子書籍というフォーマットを普及させた。」

●中国で日本の絵本が爆発的に売れている理由、1000万部超も ダイヤモンド・オンライン https://diamond.jp/articles/-/176906
巨大な市場、かつ成長性が極めて高い市場。それが中国絵本市場。
「2017年の中国の書籍市場(約1兆4000億円)のうち、25%にあたる約3500億円を児童書が占めている。日本が約800億円なので、実に4倍以上の売り上げ」。
しかも「昨年だけで、実に日本の18倍もの子どもが生まれている」。
「中国では基本的にテーマがハッキリしていて、教育・道徳面で子どもに効果が望める絵本が好まれます。生活習慣やしつけ、周囲の世界との触れ合い、家族愛、情緒管理を扱ったものも人気ですが、近年は科学や自然観察、環境保護がテーマの絵本も売れています」。


┃Others あるいは雑事・雑学
●三省堂 近代辞書の歴史 https://dictionary.sanseido-publ.co.jp/topic/dict130/

●文章の「自動要約ツール」、ユーザーローカルが無償提供 - ITmedia NEWS http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1807/25/news086.html

●女性の「自分磨き」調査。自分磨きのトップ3は「ファッション」「食生活」「読書」。 エン・ジャパン(en-japan) https://corp.en-japan.com/newsrelease/2018/12890.html
自分磨きのトップ3は「ファッション」「食生活」「読書」。

●日本に10万人以上いる「発達性読み書き障害」子どもたちの実態 - ライブドアニュース http://news.livedoor.com/article/detail/15114880/

●副業ブロガーが学ぶべき、ソーシャルメディアの賢い活用術 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン) https://forbesjapan.com/articles/detail/22427/1/1/1
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