Category Archives: 学習・教育のデジタル化と変容する知の体系

OA(オープン・アクセス)出版モデルが単行本にも(学術出版物)

本というコンテンツは買って読むものだ。

買って読むのでないネット上のコンテンツとは、本が第三者による編集・査読を受けている分、コンテンツの内容の「質」の面で一線を画すとされている。そして本の購入者は買うことで「読者」の地位を得る。

読者はだから「買う」ことで、「質」の維持に貢献していることになる。 Continue reading

 

●そして「プログラミング教育」

D:学習・教育のデジタル化と変容する知の体系

●デジタル教育ビジネスの展望とビジネスの肝 ~教育の本質とテクノロジーの提供価値の観点から~ http://www.keieiken.co.jp/monthly/2016/0729/index.html
教育・学習分野のデジタル化に関しては、これまで業務効率化に主眼が置かれてきた。しかし今後は、教材や学習サービスそのもののデジタル化に市場の重点がシフトしていく。
・教育におけるデジタルならではの価値:
1.学習行動の記録・解析に基づく学習効率の向上をもたらす教材の個別化
2.端末間連携により幅広い視野の獲得を可能にする協働学習
3.誰もが教育を受けられるアクセシビリティ

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●アクティブ・ラーニングの正しい理解が鍵 国際化もICT化も公立化も

D:学習・教育のデジタル化と変容する知の体系

●「我が国にとって焦眉の急と課題視される大学教育改革を断行するために」 https://drive.google.com/file/d/0B045NhuXLGfib2NLN1djT2hxRFk/view
日本の「15歳」の学力は世界一。それなのに大学へ行った途端、大きく色褪せてくるのはなぜか。そして、どうしたらよいのか。
重要なことは、日本のこどもたちをいかに「アクティブ・ラーナー」にするか、というポイント。
この観点で危惧されるのは、近時、「アクティブ・ラーニング」の語とともに、授業の形に議論が行ってしまい、その、新しい形の一方的な押し付けのことと誤解されているように見受けられる点。それはむしろ「アクティブ・ラーナー」を殺す方向性。
もうひとつのポイントは、入試に教育を合わせるのではなく、入試をあるべき教育の方に合わせる、という視座の転換。

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●プログラミングは、新たな教養 車の運転が20世紀にそうであったように

D:学習・教育のデジタル化と変容する知の体系

プログラミングは新しい「学び」の象徴、年間指導計画を公開…小金井前原小学校・松田校長 http://resemom.jp/article/2016/07/27/32894.html
「松田校長は前任の多摩市立愛和小学校で2015年度に15時間のプログラミング授業を実施した実績がある。もちろん、実際の授業者は教師や校外の協力者ではあったが、どの学年にどのツールを使うかなど、細かなことまですべて自分で計画して行っていた。公立小学校の全学年の教科でプログラミング教育を行ったのは、おそらく全国初の試みだろう」。
「とにかく、子どもたちの表情が生き生きしていていいですね。そして、教え合い、学び合い、話し合い。まさにアクティブ・ラーニングですよね」。

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●危機にある日本の大学

D:学習・教育のデジタル化と変容する知の体系

◯AIで変わる大学教育 学生の読解力こそ重要 国立情報学研究所教授 新井紀子氏 http://www.nikkei.com/article/DGKKZO99025570Z20C16A3TCQ000/
危機的状況にある、日本の大学生と大学経営。
「(こんにちの日本の)大学の主な問題は、学生が大学教育を受けられる状態で入ってきていないことにある。大学教育は学生が自分で教科書を読んで勉強できることが前提だが、そうなっていない。初年次教育と称して、小学校でやるようなことをまた教えたりするのはあまりに効率が悪すぎる」。

「大学の入り口の状況を改善するには、中学卒業までに中学の教科書を読めるようにし、高校では普通の文章を書けるようにする必要がある。教科書も読めないのにプログラミング教育とか、やっている場合ではない」。

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IDPFと IMS Globalとの連携強化(Markus Gylling Joins IMS Global)

EPUB3.1において、これまでのEDUPUBの活動成果はすべてが先送りされた」。

EDUPUBは教育目的の機能を、電子書籍の世界的標準フォーマットであるEPUBへ付与するための活動。一時動詞から名詞へ移行する。つまり活動の成果がそのまま、EPUB新規格へ反映されるのか、と思われていたが(今年になって「EPUB for education」に名称変更された)、そうはならず、EDUPUBは動詞のママでいることになりそうな雲行きとなった。

なぜならIDPFがW3Cと、「EPUB+Web」構想の下に統合へ向かうことになったからだ。 Continue reading

 

●学位の概念を揺さぶるMOOCの存在。

D:学習・教育のデジタル化と変容する知の体系

●これからの「教育」の話をしよう:テクノロジーは大学をどう変えるのか http://www.lifehacker.jp/2013/12/131203tech_changes_education.html
「大学が何で構成されるかと問われたら、クラス、課程、学年、単位、学位、学部、専攻の7大要素が挙がるでしょう。でも、これらは現実ではなく、手段にすぎません。現実とは、学生であり、知ることであり、何かを成し遂げられることなのです。私たちはいずれ、これらの現実を教える方法にたどり着くでしょう。真に破壊的なものは、そこから生まれるのです」。

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●教育用プラットフォーム

D:学習・教育のデジタル化と変容する知の体系

●教育xITの「ハイプ・サイクル」に負けないために (前編) http://senseicode.club/3-edtech-hype-cycle
テクノロジーの「流行り → 廃り → 一般化」という現象に、アメリカのIT調査企業ガートナー社は「ハイプ・サイクル」という名をつけている。では教育ICTはそのサイクルのどこに今いるのか。

「エドテックは現在、ハイプ・サイクルで言うところのピーク期を通り過ぎ、幻滅期に差し掛かっている」。これはアメリカの状況認識。なにしろ2014年の時点で、「アメリカの学校の校長の93%が「ITを効率的に利用するのは教育において必要不可欠である」とし、また子どもをもつアメリカの親の84%も同様に答えて」たのだから。
では日本は?
日本のエドテック企業はまだバブルになるほど盛り上がっていないと思いますし、ピーク時でもアメリカほどにはならないかもしれません」。

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[出版社とAI]読者とのつながりをAIの活用でより密なものにしていく。まずは一人出版社の読者ページとAIシステムを接続する試みから

Creative Edge School Booksさまの許諾を得て全文掲載しています)

[出版社とAI]読者とのつながりをAIの活用でより密なものにしていく。まずは一人出版社の読者ページとAIシステムを接続する試みから

一人出版社の「学びの場」は、販売終了したコンテンツを無料公開・蓄積し、読者・受講者からのフィードバックを新しいコンテンツの企画に活かすための重要な仕組みです。
現在、5つの「学びの場」があり(以下のMuseアカデミーはその一つ)、新しいコンテンツを継続的に生み出しています。

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一人出版社がAIを導入してやろうとしていること[3]

Creative Edge School Booksさまの許諾を得て全文掲載しています)

利用者4000万人との対話(ビッグデータ)から学び、自ら成長を続ける中国のシャオアイス、AIを自分の恋人のように慕う23歳の男性/一人出版社がAIを導入してやろうとしていること[3]

サブスクリプションで配信している「シンクゼロマガジンニュースレター」のオーディオブックの荒原稿を公開しています。

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