Tag Archives: 人工知能と人工知性

生物の「存在」の二つの側面|知活人(chiikibito)

この記事は「知活人(chiikibito)のための「仮想図書館|iCardbookLibrary」に参加しているコミュニティへ提供した、[私のお気に入り知識カード]をブログ公開するものです。
・iCardbookLibrary
https://society-zero.com/icard/library

 

■[私のお気に入り知識カード]=060 生物の「存在」の二つの側面

https://society-zero.com/icard/829309

生物の「存在」の二つの側面

◎人工知能には情報的視点だけでなく物理的視点(身体性)が必要◎

子供に大人気のアンパンマンは、頭部を交換することで力を回復します。それでも意識や記憶は新しい頭部に引き継がれています。実際われわれ人間もそうですね。

私たちの体を構成する約60兆個の細胞は、少しずつですが毎日入れ替わっています。けれども「私」は「私」固有の意識や記憶を保持した連続体、同じ「私」です。知能はこの意識や記憶が体系化されたもの、と考えられるでしょうか。 Continue reading

 

三宅陽一郎のiCardbook

『人工知能と人工知性 環境、身体、知能の関係から解き明かすAI(三宅陽一郎)』

◎この本は基本、第一章からゆっくりゆっくり読み進めてみてください。

■目次構成

第一章 知能と環世界
第二章 知能ってなんだ
第三章 ふたつの人工知能の作り方
第四章 人工知能の基本構造
第五章 知能の構造性を解き明かす
第六章 環境認識と行動と人工知能
第七章 運動のための人工知能
第八章 現象学による人工知能概念の再構成へ
第九章 「エージェントアーキテクチャ」と現象学的人工知能 Continue reading

 

人工知能と「環世界」

前回の投稿、「人間とAIがタッグを組む」で「人間とAIの違いは「制限とバイアス」」にある、と説明しました。

このことをゲーム業界の寵児、三宅陽一郎氏はその新刊、『人工知能と人工知性』で「カメラの眼と人間の眼」という対比で解説しています。そしてその解説を通して、人間の知能の理解、人工知能の制作に、生態学の知見の応用が欠かせないとしています。 Continue reading