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金融崩壊の予兆|世界経済の長期停滞を危惧する3つのレポート

日本の新聞、テレビニュースであまり取り上げられないが、世界の金融関係者、経済専門家が事態の成り行きを固唾をのんで見守っている事象がある。「金融崩壊の予兆」という指摘。とりわけ、元イングランド銀行総裁、マッキンゼー、IMFは米国の金融システム不全が世界の金融崩壊へ連鎖することを恐れ、それがさらに世界経済の長期停滞へつながっていくのではないかと危惧している。

処方箋として取り沙汰されているのは、ベーシックインカム、富裕層への資産課税だ。 Continue reading

 

●資本主義はマーケティングを必要としている? 人口減少社会の時代に

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┃Economy あるいは資本主義のメタモルフォーゼ
成長と生産性、ビジネスモデル、経営、、国家、民主主義など

●「資本主義経済が直面する大きな課題」フィリップ・コトラー教授の提言とは - http://news.mynavi.jp/articles/2015/10/15/wmsj2015/
「ワールド・マーケティング・サミット・ジャパン2015」での発言。ホモ・ファーベル(作る人)からホモ・ペイド(支払う人)への大転換が20世紀行われた。人々が「支払う」、つまり「買う」という行為を行わなくなれば、資本主義経済は崩壊してしまう。
だから、「資本主義はマーケティングを必要としている。生活の質を高めよう、より良いものを手に入れたいという消費者の需要を生み出し、需給のギャップ(=需要が供給を上回る状態)を生み出すためのマーケティングをすることが、資本主義の原動力だ」。
ところが21世紀は基本的にデフレが常態化する世界。そこでは人々が「お金を借りる=後払いするということに不安を感じ」る。「支払う」行為もサイズダウンしがちに。
従業員に給与を支払う「企業の利益分配システム」の改革が、マーケティングとともに重要な現状打開策。



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ピケティ用語集

●谷川俊太郎さんがコンピューターについて書いた詩

C:技術で/技術が/技術を(ICT:社会・法・制度論と技術文化論)

●谷川俊太郎さんがコンピューターについて書いた詩がとてもいい http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/333/333763/
日本人の、モノとしてのコンピュータへの感性と、プログラミングが当たり前になる21世紀の未来への予感が表現されている。「だが二進法について何ひとつ知ってなくても/僕もきみのプログラマーだ」。「僕はきみに入力する 途方もない理想を/情報の奔流がすべての秘密を洗い流し/人間が自らの裸の心を/ただそれのみをみつめざるを得なくなるまで」。「谷川さんは1931年12月15日、冨田さんは1932年4月22日生まれ。おふたりとも1945年、13~14歳で終戦を迎えた世代で、死生観やテクノロジーへの視点が似ている感じ」。

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