A:<メディアとしての紙>から<デジタル化するメディア>へ
●又吉直樹『火花』 電子書籍で10万ダウンロードを突破! https://www.atpress.ne.jp/news/70971
「多くの電子書店で、コミックの人気作最新刊を上回り1位にランクイン。小説の電子版として、過去最大の売上になる」見込み。
●3万文字書けるなら出版すべき、電子書籍のメリットとは? http://www.fashionsnap.com/the-posts/2015-08-14/e-book/
紙の書籍というフォーマットが内容の邪魔をしてしまっている。「そのテーマを伝えるために、本当に必要であれば10万文字書く意味があるのかもしれませんが、2〜3万文字で伝えられることまで、無理やり10万文字まで膨らませるのは本末転倒」。
一方、電子書籍は、2〜3万文字という文字数に最適なフォーマット。
●アプリから小説の編集・投稿が可能に iOS版「アルファポリス小説投稿」リリース http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000004331.html
専用のエディターで小説の編集やWebサイト「アルファポリス」への投稿などが行え、毎月開催される「Webコンテンツ大賞」へのエントリーも。
投票機能があり、「作品が一定数の人気(24h.ポイントが1,500以上)に達すると出版申請ができる」。
●スポーツ総合誌『Number』ついに電子化 http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1508/18/news083.html
日本で始めてのスポーツ総合誌、1980年4月創刊の『Number』がついに電子化。
●電子雑誌制作のブランジスタが東証マザーズ上場承認 http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1508/18/news094.html
電子雑誌の制作や受託などの企業プロモーション支援を事業の中核とする企業。「新規上場申請のための有価証券報告書」によると、ネクシーズが65.95%を占める筆頭株主で、以下、楽天、幻冬舎、レプロエンタテインメントが上位株主。(サイト Brangista http://www.brangista.com/company.html )
●メディバン、マンガ仕立ての観光ガイドを取材から制作まで無料で代行する「マンガde○○」 http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20150810_715676.html
メディバンが進める「マンガ観光革命プロジェクト」の一環。マンガ仕立ての観光ガイド。「マンガde◯◯」は、日本全国の観光地の魅力を無料でマンガ化・配信できる観光支援プロジェクト。分かりやすさ+コマワリへの写真挿入(ご当地グルメやお祭り)での臨場感効果。さらに翻訳版まで無料で制作できるといった特徴がある。
●“編集価値”算出する「indicator」、1400件超のメディアリストと分析情報を提供 http://japan.cnet.com/marketers/news/35069047/
ウェブメディアが掲載した記事のPR効果を測定するクラウド型ツール「indicator(インディケーター)」。(サイト https://indicator.jp/ )
●新しく発行した本の情報がネットに反映される調査をしてみた。 http://www.pot.co.jp/diary/20150811_141520493935696.html
新しく発売される本の情報がAmazonには載っているのに、他のネット書店はもちろん出版社のページにも掲載されておらず、予約ができるのはAmazonだけ。なぜ?
●在庫リスクゼロのストア型プリント・オンデマンドで機会損失を防ぐ http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20150810_715621.html
PODにも印刷会社が行うのは、結局厳密な意味での「一部から」ではないのに比べ、アマゾンのは真に「一部から」で、このPOD、あるいはインプレスのPODは、電子出版の一形態だとの位置づけをされている。
「Amazon PODのポイントは、在庫をいっさい持たずに販売できること、注文が入った分だけ出荷されること、そして、出荷分の印刷費のみ負担すればいいこと。つまりデータさえ制作すれば、初期の印刷・製本コストゼロ、在庫管理不要、返品リスクゼロ」。
●日本初! インプレスR&Dと三省堂書店、 米OnDemand Books社のエスプレッソ・ブック・マシンを使った 海外書籍販売網を構築 世界10カ国、66箇所で販売開始 http://www.impressrd.jp/news/150820/NP
エスプレッソ・ブック・マシンの日本の取り扱いを行っている三省堂。PODに力を入れているインプレス。さてそこで、インプレスから三省堂経由、世界で営業をしているエスプレッソ・ブック・マシンに向かってPODデータを逆走させれば、世界で日本語の本が売れる。
●本屋の書籍ジャンル担当者は、何をしているのか~理工書を例にした書店員の業務内容~ http://fiblio.hatenablog.com/entry/tanatantou.syotennin
理工書を例にした書店員の「業務内容」、つまり、「本屋の各書籍ジャンル担当者がどのような仕事をしているのか」の実践事例。結局、何を発注するか(そのためにはマーケティング作業(それも自店顧客、これからの新刊、この両方について)と、棚から何を削るか(返品作業)につきるが。
「理学書ジャンルの構成」は具体的な話で面白い。
●SNSに大ヒントあり!狙い撃ちで確実に人の心が掴める方法とは? http://sirabee.com/2015/08/15/45980/
本のレコメンドのお話。「仕事ができて、自分に自信がある人っていうのは、ほぼ100%って言っていいほど、何かしらの本をオススメする投稿をしているものです。好きな本だったり、最近読んで刺激を受けた本だったり。そういう投稿を発見したら、必ず買って読むようにしてます」。
で、数日後にその投稿に、『〇〇さんのこの投稿を見て、この本読んでみました』って書き込むんです。そうすると、絶対にその人は(わたしのことを)気に入ってくれます」。
●読書家インタビュー: ひとり出版社と図書館支援NGOの「本を人に届ける話」 http://www.charibon.jp/reader/sva/post.html
「人が一人亡くなるのは、図書館がなくなるのと同じである」。ギニアのことわざ。
「営業とかもお一人でやっておられる?
島田:やってます。そっちの方がいいです。やっぱり作って届けるまでが仕事なんで。それを自分一人でやってる方が、モノづくりに返ってくるから。作ったら自分の仕事が終わりではダメだと思う」。
★DRM: A Model Of The Past? - Publishing Perspectives http://publishingperspectives.com/2015/07/drm-a-model-of-the-past/
ドイツの話。2013年は55%だったDRM利用率が、1年間で44%に。「本が届く」を邪魔するDRMにさようなら。
●紙でもウェブでも見出しが似ている? ニューヨーク・タイムズのタイトル研究がおもしろい http://media-outlines.hateblo.jp/entry/nyt-headlines
新聞の紙面とデジタルの「タイトル」を分析した。逆に、検索経由でどんな単語が多いか(SEO Headlines)も。
●NYタイムズ、モバイル向けに新たなネイティブ広告 9月から http://www.advertimes.com/20150811/article200374/
時間帯に応じて内容を変え、読者の状況にターゲティングした広告。「「どのような記事が、いつ求められるか」について、スマホアプリ読者などの閲覧状況を数カ月間にわたって調べた。この結果を元に広告コンテンツを、「1日を始める準備」「見逃したトピックス」などと7つに分類して配信。
● SmartNewsに「オピニオンチャンネル」が登場。アルゴリズムは、感動の涙を流すのだろうか http://lifehacking.jp/2015/08/smartness-opinion/
「オピニオンは、大手メディアであるか、個人ブログであるかに関係なく、オピニオン的な記事を迅速に拾うことを目的としています。硬い内容もあれば、柔らかいコラムのようなものも含まれるみたいですし、時事問題から家庭の話題まで、幅広いテーマが対象となっている」。
●鷹野凌×福井健策:「表現の自由」の本懐とは? http://dotplace.jp/archives/19408
「表現の自由の真骨頂というものは、気分が悪くなるような表現や情報を、それでもできるだけ権力で規制はしないところにあります」。なぜか?
ガリレオの事例のように、「現代のわれわれには、次の時代においてそれが社会にとってどれだけ重要なヒントを持つ情報であるかは、知ることができないのです」。