●文章を「書ける人」と「書けない人」のちがい

A:<メディアとしての紙>から<デジタル化するメディア>へ

●文章を「書ける人」と「書けない人」のちがい http://www.huffingtonpost.jp/rootport/post_5947_b_4139629.html
情報や知識、あるいは文章のための「たね」のストックとフローについて。
「人は頭で理解しただけでは行動を変えない。人が行動を変えるのは、心が動いたときだけだ」。「人を引きつける文章、誰かの心に響く文章。そういう文章を書くためには、たくさんのひきだしから多彩な知識を取り出さなければいけない。そして、そういう知識は短期間では身につかない」。
「言葉の持つ情緒面に注目し、細心の注意を払って配列を決めていく。この言葉を、この順番で読めば、読者はきっとこんな感情を抱くはずだ......と、予想しながらキーボードを叩く。文章を書くのは、読者の脳をプログラミングする作業だ」。

●プリントアウトした方が間違いに気づきやすいワケ http://blog.livedoor.jp/lunarmodule7/archives/3562467.html
液晶画面で文字を読むのと、紙媒体で文字を読むのとでは、私たちの身体の反応は異なる、という話。前者で私たちの認識モードは、自動的に「パターン認識モード」、「くつろぎモード」になるのに反し、後者では「脳生理学的に「分析モード」になり、心理的モードは「批判モード」に切り替わる」。

●【「書店は迷宮である」問題考】「目的買いと店頭での出会い」、「アマゾンとリアル書店」の違いや使い分け - Togetterまとめ http://togetter.com/li/856320
「アレを買いたい」と書店を訪れる人には、迷宮。もともと「本との出会い=セランディプティ」の機能を期待する人(=迷宮だからこそよい)にとっても、そんなに居心地の良い場所ではなくなっているのが問題。

●本を買いたくなる空間づくりや舞台設定と、クチコミなどの周辺情報 http://internet.watch.impress.co.jp/docs/event/20150731_714234.html
「以前、村上春樹氏の『1984』が発売された時、平台を開けて待ってたのに配本が1冊しかなかった。仕方がないので、知り合いに掘らせてもらったタケノコを代わりに置いたらめちゃくちゃ売れて、500冊分くらいの粗利が出た」。「その経験から、駅前の商店としてお客さんに役立つ方向へと店を変化させた」。
「出版社の新入社員研修会に行き、「新聞を毎日読んでますか?」と質問をしたところ、手が挙がったのは3割くらいだった」。
本のスリップを時系列順にためておき、後で購入者のプロファイリング。「ピンポイントでその人に買ってもらおうとして本を仕入れるそうだ。それは、書店が提案する文脈」。

●出版社6社が書店に謀反!? アマゾンと安売り契約で紀伊國屋書店が大激怒! http://www.premiumcyzo.com/modules/member/2015/08/post_6109/
出版社6社がアマゾンと110タイトルの書籍について、期間限定で2割引で販売することを合意した。「価格の柔軟性があれば返本率を減らすこともできる。マーケットを活性化させることができる」というのが発想の原点。ところが『紀伊國屋さんから、お叱りの電話をうけた』、らしい。

●作家団体と書店組合が対アマゾンで手を取り合う http://magazine-k.jp/2015/07/28/authors-and-booksellers-are-united/
米国のアマゾンは、ネット販売される紙の本の4分の3、紙の本全体の3割、Eブック全体の6割を売りさばく力を持っている。そこでのその影響力は、独禁法に抵触していないか、と提訴。
今回の調査依頼の取りまとめをしている人物はスリラー作家のダグラス・プレストン。彼はアシェット騒動の際、大いに迷惑を被った(つまりは入って来るはずの印税が入ってこなかった)作家の一人。
とはいえ、「知のエコシステムは、誰のための、何にためのモノか」が本来の争点のはず。

プラス電書フェア、ジュンク堂池袋本店・ヨドバシカメラ・hontoで始まりました。 http://www.pot.co.jp/news/20150724_145111493935559.html
紙を買えば、電子版がついてくる、と謳ったサービスが増えている。しかしストアが実施するものは自社の中に囲い込む発想になる。
出版社が始めると「【どこの書店・ネット書店】でかっても、【対応する電子書店】なら無料提供する」発想になれる。あとはストア側がこのアイデアに応じてくれるかどうか。クーポンコードのカードを本に挟み込むことで実現できるのだが。

●アマチュアにも開放!マンガ家・赤松健さんの仕掛ける「マンガ図書館Z」の狙いとは?: http://www.wildhawkfield.com/2015/08/blog-post.html
2011年設立で、海賊版撲滅を目指したのがJ コミ。個人営業から組織的な展開へするため、GYAOと手を組むことに。
51ヶ国語へ自動翻訳対応/マンガ家が自分でアップロードできる/電子透かし入りPDF/Kindleストア向け販売/Amazon PODへ商品提供。

●赤松健さんが語る「マンガ図書館Z」の狙い 「あらゆる作家が潤い、海賊版が絶滅する世界を」 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1508/03/news120.html
「絶版になった作品や単行本の刊行がストップした作品など、出版社が取り扱わない漫画作品を電子化し、広告付きで無料配信し、広告収入の100%を作家に還元する。漫画家の新たな収入源を目指すとともに、海賊版撲滅にも貢献したい」。
月額300円(税別)の「プレミアム会員」は、広告表示なしで作品を読むことができるほか、電子透かし入りPDFを毎月1冊ダウンロード、成人向け作品の閲覧、本棚への登録冊数を5000冊に拡大(無料会員は7冊)。

●スマホ漫画「comico」が出版事業に参入--新レーベル立ちあげ http://www.nhn-playart.com/press/index.nhn?m=read&docid=8650134
新たに開始する出版事業は、comicoで連載する作品の書籍展開の加速を目的にしている。第1弾として連載中の「傷だらけの悪魔」「パステル家族」「和おん!」の3作品を新たにコミックス化。

★Japanese readers spend the most on electronic books(Business Insider Australia,2015/8/4) http://www.businessinsider.com.au/japanese-readers-spend-the-most-on-electronic-books-2015-8/
コミックの大人買いの影響? にわかには信じがたい、日本人が世界で一番電子書籍に金を出している、という調査結果。2015年に日本の読者は、平均86.50ドルを支払い、2位は英国、3位はフランス、と。

●「角川文庫プレミアムクラブ」の読み放題サービス8月末で終了、今後はクーポンを配布する新サービスに http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1508/06/news133.html
いつでも読めるより、いつ「ま」でも読める方を読者は選択。課金した月に限り、対象作品約100冊を読み放題。このモデルでは、「所有」の感覚にフィットしないとの判断? 500円分のクーポンを毎月3枚、計1500円分配布する新サービスへとリニューアル(=所有し、いつ「ま」でも読める)

●在庫リスクゼロのストア型プリント・オンデマンドで機会損失を防ぐ http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20150810_715621.html
PODにも、従来型のオフセット印刷にできない課題を技術で解決しようというタイプと、電子書籍と同じで、デジタルデータから、一部単位で販売するタイプがある。前者は後者に比べどうしても価格が高額になるし、実態は「一部から」とは言えない。

●『アルテス』終刊のお知らせ | アルテス電子版 http://magazine.artespublishing.com/news/3904
「企画・制作から配信までのすべてを自前でやる、という試みは無謀だったかもしれません」。

●総務省|平成27年「情報通信に関する現状報告」(平成27年版情報通信白書)の公表 http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin02_02000084.html
「平成27年版情報通信白書の全文を収録した電子書籍を、紀伊国屋書店「Kinoppy」、楽天「Kobo」及びAmazon「Kindle」の各電子書籍ストアで、8月中旬頃から順次、無料で公開します」。

●新聞社は明治時代のベンチャーだった―日本新聞博物館で情報伝達について考えた http://ameblo.jp/tomihisa18/entry-12058836974.html
明治のジャーナリスト陸羯南が創刊し俳人正岡子規らが参加した新聞「日本」。それは国・政局と大きく関わることを使命としていたが、またそれだけ情報発信に対する制限が強い時代でもあった。一方で同時代に庶民に向けた新聞も、成長の端緒をつかみかけていた。

●NYタイムズの有料デジタル購読数が100万部突破 http://zen.seesaa.net/article/423710743.html
「NYタイムズのデジタル版の有料降雨読数が、7月30日に100万部を突破。デジタル版の有料化を始めた2011年3月末からなので、四年少々での快挙。

★The New York Times built a robot to help make article tagging easier » Nieman Journalism Lab http://www.niemanlab.org/2015/07/the-new-york-times-built-a-robot-to-help-making-article-tagging-easier/
New York TimesのR&D部門、機械学習技術を用いて、記事編集中にリアルタイムで自動タグ付けされる機能を提供開始。検索行動への対応の巧拙がこれからの新聞社の明暗を分ける。ただ同時に編集者の見識も生かすハイブリッド型。

●スマートニュースが「オピニオンチャンネル」を開設--社説やブロガーの批評を集約 http://japan.cnet.com/news/service/35068302/
自薦他薦問わない( http://bit.ly/1MUNYRF )。