Tag Archives: マンガ

●「読み放題」があぶりだした、日本電書市場の個性と攻略ヒントと、「今そこにある危機」

A:<メディアとしての紙>から<デジタル化するメディア>へ

●Kindle読み放題"急変"、裏にあった「想定外」 http://toyokeizai.net/articles/-/135844
アマゾンの読み放題サービス・Kindle Unlimitedにはいくつかの支払いルールがある。
ひとつは「KENP」という指標に基づく支払い。KENPとは、書籍の内容をある基準に応じてページ単位に換算したもの。元の本の価格とは関係がない。だから、どんな本でも読まれたページ分しか入ってこない。
もう一つが日本ルールでの支払で、1購読につき、通常の販売と同じ額が支払われる。「1購読」とは、作品の10%以上を読者が閲覧した場合で、1人が同じものを複数回10%以上読んでも、最初のみ有効。

このうち後者が早々にクローズされた。
そこから垣間見える、日本読書市場の特殊性:「ページ消費が早い」ものが好まれる=「雑誌とコミックが強い」、つまり小説やノンフィクションは読んでられないのが、いまの日本の電子書籍読者像標準形。
「海外に学ぶべき例は多いと思う。だが、こと出版に関していえば、日本は他国と違いすぎる。そして、その違いに合わせたビジネスの姿が、(アンリミテッドの「1購読」支払早期終了で)見えてきた」。

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●ジャーナリズムとテクノロジーの共生

A:<メディアとしての紙>から<デジタル化するメディア>へ

●ドローン記者 ケニアからの挑戦(竹下隆一郎) http://www.huffingtonpost.jp/asahi-shimbun-media-lab/drone_b_8218898.html
ケニア出身の記者で、ドローンを使った報道の先駆者として知られる、ディケンズ・オレウェ氏。「2102年に、仲間と一緒に、アフリカで初めてのドローンジャーナリズムのグループ「AfricanskyCAM」を作った。ドローンを飛ばして、上空からアフリカの野生動物を撮影したり、ゴミ集積場を撮って環境汚染の問題を指摘したりしてきた」。

他にもいる。「米国の大手新興メディア「バズフィード」に所属し、オレウェさんとともに「ドローン記者」(本人は自分のことを、Journalism Technologistと私に名乗った)として有名なベン・クレイマー」氏。

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知のパラダイムシフト

●ついにキャズム超え–コミック市場の4分の1は電子書籍

A:<メディアとしての紙>から<デジタル化するメディア>へ

●ついにキャズム超え--コミック市場の4分の1は、すでに電子書籍になっていた http://japan.cnet.com/sp/t_hayashi/35059325/



電子化における、コミック、そして文字ものの段階では、カニバリズム論は杞憂であった。むしろ新規需要を掻き立て、紙と電子合計でのコミック市場は2012年以降、底を打ち、上昇傾向に。

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