本のIoTと「アイカードブック(iCardbook)創刊の辞」


IoTは「Internet of Things(モノのインターネット)」の略。車に搭載したセンサとAIが連携して実現する自動運転や、スマホからドアを開閉するなど、いまではたくさんの場面で実用化が進んでいるが、車、ドアなどがクラウド上のAIと交信して、新しい機能が実現することをモノのインターネットと呼ぶ。


 

アイカードブックは本のIoTを目指しています。

 

アクティブ・ラーナーをサポート~アイカードブック(iCardbook)創刊の辞~

アイカードブックの「アイ」は、inspire、intelligent、innovativeの「i」。知の旅人をinspireする書き物、関心と興味の外に広がる「知の世界」へ誘うintelligentな書き物、知のエコシステムを刷新するinnovativeな書き物。それがiCardbookです。

アイカードブック(iCardbook)| 詩想舎 http://society-zero.com/demo/index.html


「アイカードブック(iCardbook)」は日本語圏(日本語による書籍)のための本のネットワーク化[註]実現へ向けた試みのひとつです。日本語圏の「知のエコシステム」を再起動させるための新しい本のカタチです。

「アイカードブック」創刊の背景には、現在が数百年に一度、ひょっとすると数千年に一度起きるであろう移行期に、「ヒト」社会がある、との認識があります。出アフリカを経験した数万年前、遊動型狩猟採集社会から定住型社会へシフトした数千年前、この時と同規模の変化が、産業革命や情報革命を経た人間社会におき始めていることを感じた私たちの知性は、いま新しい社会のカタチを模索しています。

その模索を後押しするために生まれたのが「アイカードブック(iCardbook)」です。

いわゆる「成書」は「閉じた系」を特徴とし論証性を軸に、一定の時間の経過を使いながら、最終ページまでに著者が読者の「説得」を試みる書き物といえます。読者は読み進むうちに自分の頭の中が秩序立てられ、整理されていく快感を味わうでしょう。

これに対し「アイカードブック(iCardbook)」は、読者の関心、興味へ開かれた「オープン」の仕掛けを内蔵したひとつのサービス←クリックしてみてくださいです。スマホなどのモバイル端末での情報収集が当たり前になりつつある世界に投じられた、ロゴスとパトスの融合物としての書き物。読者は、自分の探し物の周辺に意外な「知の世界」があることを知る本と読者との出会い(=セレンディピティ)を演出する、新しい本のカタチです。

「アイカードブック(iCardbook)」 は、「移行期」にある社会で自身の生活、人生をたくまず思索、学習していく人々、アクティブ・ラーナーをサポートしていきます。

二〇一七年三月

アイカードブック(iCardbook)

icardbook front

◆関連URL
iCardbook(アイカードブック)の船出 | ちえのたね|詩想舎 http://society-zero.com/chienotane/archives/5033
iCardbook|知の旅人に – 関心と興味の外に広がる、「知の世界」へ ようこそ http://society-zero.com/icard/