未来は、過去を知ることからしか生まれない。
先人の知的営為の蓄積にアクセスし、その智やデータを足場としながら自らの思考を深めていく。
そういった読むという行為、書くという行為が日常の中に確保されるのでなければ、社会の持続と発展はおぼつかない。
しかし、「読む・書く」を取り囲む情報環境は大きく変貌した。
グーテンベルク革命から五百年。インターネットと情報端末、そしてクラウド。デジタル化の潮流によりわたしたちは今日、みずからの知識や文化の基盤とその生成や継承のしかたに、人類史的な転換が生じているのを目のあたりにしている。
なにより、あらゆる情報行動の起点がスマホになろうとしている。
「読む・書く」の確保も、過去の知識へのアクセスも、スマホを無視していてはリアリティを失ってしまう。
スマホに溶け込む、新しい本のカタチ、新しい文章のスタイルの実験・構想として、「詩想誌・知識カード(100words・knowledge-cards)」は生まれた。
詩想誌・知識カード(100words・knowledge-cards)
◇関連URL
「詩想誌」と「知識カード」 http://society-zero.com/chienotane/archives/1692
「知識カード」と5百年前のページネーション http://society-zero.com/chienotane/archives/1696
「知識カード」と5万年前の人類の知恵 http://society-zero.com/chienotane/archives/1700
未来は、過去を知ることからしか生まれない。
http://society-zero.com/chienotane/archives/1952