●Web世界の音声(チャット/ボイスコマンド)と音楽

B:暮らしと職場の風景を変えていく(個人の意思決定と情報社会)

●インターネットが今後どうなるかを理解するためのトレンド情報満載のレポート「2016 Internet Trends」 http://gigazine.net/news/20160603-internet-trend-report-2016/
スマートフォンユーザー数の増加率は、特にアジア地域で大きな伸び。2008年には全世界の34%だったアジア・パシフィック地域のユーザー比率が、2015年には52%。

そんな中、Android端末とiOS端末の出荷台数の変化を比較すると、Androidだけが飛躍的に成長。

世界経済のパイが新興国をエンジンにして成長する中、中国はそろそろスマホ浸透率は高原状態。次はインド。



コンピューターを操作する方法は、キーボードなどを操作していた「タッチ1.0」からマウスなどによる「タッチ2.0」、そして画面を直接操作する「タッチ3.0」へと進化し、その次に訪れたのが声による「ボイスコマンド」の時代。

コンピューターが声を認識する精度は、騒音の少ない環境であれば90%にも達しており、判別できる語彙の数も飛躍的に増加している。

アメリカにおいて、音声操作機能を使用しているユーザーは2013年の30%台から、2015年には65%へと大きく増加。

音声認識機能を使う理由は、運転などで手がふさがっているときや、移動中に手早く操作を行いたいような場面。また、いちいち操作するのではなく、サクッと答えを返してくれるという利便性。

その先に、Amazonなどの小売業者も、音声で操作して注文を行えるデバイスの普及に力を注いでいる。

●期待される世界のチャットボット・サービス5選 http://thebridge.jp/2016/04/globalchatbot5
人工知能(AI)をベースに、相手と会話しながらニーズを解決してくれる「ロボットヘルパー」のチャットボットが徐々にメインストリームの技術となっている。
・Google や Naver の中核サービスである検索を、メッセンジャーが肩代わりするようになるメッセンジャー中心の市場が再編される可能性。
・さまざまな既存のサービスが、問い合わせのチャットポット化を軸に統合される可能性。

●Adobe Muse でウェブページに「チャットボット」を組み込む。ユーザーはAIと対話しながら、ページのどこを見れば、必要な情報が得られるのかを知る/ http://blog.livedoor.jp/thinkzero/archives/7225338.html
ユーザー(読者・受講者)はチャットボットと対話しながら、ページのどこを見れば、必要な情報が得られるのかを把握する。つまり、ウェブサイトに、メニュー選択やサイトマップ選択、サイト内検索などに加え、新たに「チャットボット」という選択肢が加わることで、ユーザビリティがさらに向上。

●AIの進化から学ぶ会話型UIの課題 http://www.yasuhisa.com/could/article/ai-and-conversational-ui/
ボットからのアドバイスをもらいながらショッピングができる Fify。今晩の宿泊地が探せる HotelTonight も、コンシェルジュと会話ができる。
人と人だけでなく、人とサービスとの関わりが会話という形状をもつようになった。
人と情報の関係が会話(チャット)のようになることに伴い、コンテンツだけでなく UI デザインも、会話の中でどのように表示すると適切なのか考える必要が出て来た。

難関は文脈と感情の存在。

「すべての言葉には文脈が含まれていて、聞き手はその文脈に寄り添って反応します。『今日の天気は?』といった言葉の中には、ここ数日冷え込んだけど今日はどうなの?といった比較が含まれているかもしれませんし、移動が多いので出先の天気が知りたいのかもしれません」。
「文脈をきちんと理解すれば会話になるのかというと、まだ足りない部分があります。そのヒントになるのが、映画「Her」。作品にでてくる AI の Samantha は、主人公の痛み、苦しみ、欲求や喜びを理解して、会話をしています」。

●チャットボットと人工知能(1):Googleの新たなメッセージアプリ「Allo」 http://wired.jp/2016/05/22/googles-new-allo-messaging-app-1/
他人とチャットするのと同じようにAllo内で「サーチエンジンとチャットできる」のが他のチャットと全然違うポイント。グループでの話し合いにアシスタントを“引き入れる”ことができる。
「妹に誕生日を祝うメッセージを送っている間に、グーグルのボットにこうした場合にふさわしいお祝いの画像を拾ってくるよう頼める。戯曲作家アラン・ベネットの作品について同僚と論じているときには、ボットに彼の略歴を尋ねることができる。もし大学時代の古い友人とチャットでディナーを計画しているのなら、ボットにレストラン選びや予約まで頼むことができる」。

●チャットボットのマネタイズはどうする?ーーFacebookメッセンジャー広告のゆくえ http://thebridge.jp/2016/06/developers-looking-for-facebooks-chatbot-ad-revolution-will-have-to-wait-pickupnews
「Facebookに問い合わせたところ、広報担当から返事があり、『現時点でメッセンジャープラットフォームはマーケティングや広告に使うことはできない』と回答されたとか」。
Facebook自身がプロモートする“チャットボット”に、少なくとも広告系の収益機会はないとすると、体力のない会社はチャットにははいってこれないか。

●なぜTwitterには音楽戦略が存在しないのか? http://jaykogami.com/2016/06/13132.html
アーティストとソーシャルグラフとの組み合わせを、ビジネスに拡張できないでいるTwitter。
「年間チャートトップ100過去5年分でTwitterアカウントを持っていないアーティストはわずか2%で、全世界のTwitterフォロワーランキングでトップ10中6人がアーティストという状態です」。

●日本でTwitterを普及させた第一人者が語る、Twitterのこれまでの10年と今後 http://blogos.com/article/178082/
2006年にTwitterがリリースされ今年で10年。現在では全世界で月間アクティブユーザー数が3億1000万人、日本では3500万人を誇る。
「Twitterは技術が飛び抜けているわけでなく、“人間性の勝利”だ」=Twitterはリアルタイムのメディアで、ユーザーが善意で情報を上げて成り立っている。象徴的な事件が、ハドソン川への飛行機墜落事件。

(引用:http://techcrunch.com/2009/01/15/plane-crashes-in-hudson-first-pictures-on-flickr-tumblr-twitpic/)
そして検索行動の変化:「今何が起こっているのかを調べるには検索よりもTwitterが早い」。

●Twitter、140字制限を一部緩和 画像添付や引用リツイートをカウント外に http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1605/24/news157.html
・返信の際、冒頭に表示していた「@ユーザー名」が140字のカウント外
・写真や動画、投票、引用ツイートで使用されていた24文字分がカウント外
・自分の過去のツイートのリツイート(RT)や引用が可能に

●「iTunesでの音楽DLサービスを終了する予定はない」、アップルが異例のコメント http://iphone-mania.jp/news-115292/
現在の音楽視聴シーンは、Apple Musicに代表されるストリーミング配信サービスが主流。
ダウンロードという行為そのものが過去の習慣になりつつあるのも事実。

●音楽にお金を払う習慣はなくなるのか?  LINEミュージックの評価がヤバい http://virates.com/society/02213787
どこかにお金が落ちる仕組みがなければ、アーティストが活動を維持できない。
ただその一方で、習慣、感覚の領域では、「30日間だけ無料ってのが気に入らない。その半端な数字をやめて、LINEなら、LINEらしく、ずっと無料でいいんじゃないの?? いきなり、1曲に30秒くらいしか聴けなくなったから、アンストしました。」が、一般化する傾向にあるのも事実。

●歌をシェアするSNS「nana」が200万ユーザー突破--10代を中心に大ウケした理由とは http://japan.cnet.com/news/service/35083111/
システム的には尺が90秒の音声投稿プラットフォーム。
歌を投稿できる音楽SNS「nana」が10代を中心に支持され、登録ユーザー数が200万件を突破した。なんと、ユーザーの6割以上が中学生・高校生。

ネット上の拡散、コミュニティ機能だけでなく、公式イベント「nanaフェス」によるリアルの場を提供しているほか、非公式のユーザーイベントがいくつも立ち上がっている。

ニコニコ動画には「歌い手」という文化があるが、そこはPC基盤の「場」。10代のユーザーからすると、そもそもPCがない、オーディオインターフェイスを持っていないなど、PCベースのサービスだと投稿までのハードルが高い。このユ0ザs-サイドの技術基盤の違いが、ニコ動との違い。

●Facebookの動画再生のうち85%は音声なしで再生されていることが明らかに http://gigazine.net/news/20160604-facebook-video-watched-without-sound/
「一日あたりのアクセス数が全世界で8億ビューを超えるとも言われているFacebookで再生される動画コンテンツのうち、実に85%は無音のまま再生されていることが明らかに」。

この現象のフックは、「Facebookは、動画が3秒間再生された時点で初めてカウントを行う仕組み」にある。
「最初の3秒」で継続視聴されるかどうかが決まる時、テキストを映像上に見せる工夫に、製作者側の注意がいくようになる。
「このような状況から、動画づくりは音声なしでも成立する「疑似サイレント」とも呼ぶべきスタイルが重んじられるようになっ」た。