●公共圏の話題と外国人旅行者の話題

160115 PM

┃Post Modern あるいは再編成されるLife(生命/生活/人生)
働くって? 育児、教育、ケア、地域、時間、eco、社会保障など

●ソーシャルメディアで今後重要なキーワードは「公共圏」 【吉田純氏×武田隆氏対談1】 http://diamond.jp/articles/-/83431
市民的公共圏」の原型は、18世紀のイギリスやフランス、ドイツなどの都市に現れた、市民たちが芸術や文学の話に花を咲かせた「カフェ」や「サロン」。最初は「文芸的公共圏」。その後新聞雑誌が普及するとともに、「政治的公共圏」が生まれた。

「私的生活圏から公共圏に対して意見が出され、次に、公共圏において集約された意見が政治システムに伝わっていく、というのがハーバーマスのイメージした公共圏の役割」。

そのハーパーマスの定義を批判的に継承したのが、ハンナ・アーレント。「多様な価値観の間に生まれる差異、それぞれの視点の違いを包括し、価値観や視点の異なる複数の人びとが共存し、共有することのできる空間を、「共通世界」と表現(、略)「現れの空間」とをまとめて、アーレントは「公共空間(パブリック・スペース)」と呼」んだ。

●公共圏論のパースペクティブの刷新 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsr/65/3/65_360/_pdf
アレグザンダーの市民圏論の検討によって, 公共圏論の理論的な刷新を図る。

●現代における《私》と《公》、《個人》と《国家》――新たな公共性の創出
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-21-tsoukai-11.pdf
20 世紀は国家の世紀だった。中間団体は解体されて、そこに統合されていた個人が自由な個人として解放される。このようにして、一方で自由な個人と、他方で権力を独占して個人の自由を保障すべきものとされる国家が向き合う二項構造が生まれた。
しかし20世紀の第4四半期から21世紀最初の15年間に露呈したのは、「国家の「全能性」が、それを支える財政構造の悪化と経済システムの機能不全のために破綻」に瀕している、という事実だった。
「公共」をどうデザインするかが急務となっている。

●CO2ニュートラルやカーボンフットプリントはCO2削減をサポートできる「ポジティブ(社会貢献型)消費!」 http://www.sankei.com/economy/news/160107/prl1601070015-n1.html
ポジティブ(社会貢献型)消費=「ふだんの買い物で自分たちの生活や心を満たすだけでなく、地球環境の保全をサポートできたり、商品を生産している発展途上国の人々や子どもたちの労働環境の改善をサポートできたりすることで、自分以外の人や地球の未来へちょっとだけハッピーのお裾分けができる買い物のこと」。

●訪日観光客、リピーター増で質の変化始まる(団藤保晴) http://bylines.news.yahoo.co.jp/dandoyasuharu/20160124-00053757/
前年比の増加率が高いのは中国。人口比で来日率が高いのが香港・台湾。

●SNS・ブログが影響力 訪日客ひき付ける名所 http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG17HA2_U6A100C1CC0000/
「旅行前に活用した情報源で役立ったものとして、個人ブログと答えたのは最多の27.4%でガイドブックの19.4%を上回った。SNSも旅行会社のパンフレットとほぼ同水準の12.3%だった」。

●観光庁、ビッグデータによる外国人旅行者の行動調査を開始、つぶやき分析や位置情報などで http://www.travelvoice.jp/20150507-42249
SNSによるデータ収集の対象は、韓国・中国・台湾・香港・米国の5か国。SNSのコメントを収集し、外国人の興味や関心、満足度や今後の課題を分析する。

GPS機能から国内旅行中の位置情報データを収集し、国籍や性別や旅行先の地域に応じた動態分析。

●今年のオンライン旅行を「観光×IT」有識者6人が展望、民泊からマイナンバーまで http://www.travelvoice.jp/20160106-57891
シェアリングエコノミーは、パイを広げることはあっても、既存の事業を害するとは思えない」。ただ従来の規制・法制との整合性ある準備が重要。
「民泊ではホストがその土地のガイド役にもなりうることを考えれば、ベンチャーリパブリックの「たびねす」では、その人にブロガーになって記事を書いてもらい、そこから予約につなげるモデルもありえるかな」。
「日本政府が外国人向けのIDカードを発行して、ジャパンロイヤルティーカード的にして、ポイントなどを付けてリピーターを促す仕組みが五輪前あたりには出てくるかもしれません」。

●『外国人観光客市場とプロモーション活動』に関する現状と課題調査 - NTTコム リサーチ 調査結果 http://research.nttcoms.com/database/data/001987/index.html
インバウンド・プロモーション施策として注目を集めるのは、「多言語によるSNS」の活用。但し人的側面での課題も。

●ボタンを押すだけ、会話を瞬時に翻訳するウェアラブル「ili」 日・英・中に対応 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1601/06/news116.html
海外旅行に特化した翻訳辞書を搭載。インターネット接続は不要。
(サイト: ili(イリー)- ウェアラブル翻訳デバイス http://iamili.com/ja/

●凸版印刷のShufoo!、訪日外国人にチラシを活用した買い物情報を提供するサービスを3月より開始 http://markezine.jp/article/detail/23703
電子チラシを配信する仕組みを活用し、訪日前および訪日中の外国人に対して流通企業の買い物情報を届けるサービスを2016年3月より、提供開始。

●「電子地形図20万」と「数値地図(国土基本情報20万)」の全国整備が完了 http://www.gsi.go.jp/chizuhensyu/chizuhensyu60004.html
「電子地形図20万」は、従来の印刷された20万分の1地図とほぼ同じ内容を表記した地図の画像データ。もう一方の「数値地図(国土基本情報20万)」は、その「電子地形図20万」の地図画像データの基となるデータ(座標値列のデータ)。

┃Others あるいは雑事・雑学

●ホテルや寺…外国人向けに新たな地図記号 国土地理院 http://digital.asahi.com/articles/ASJ176TK6J17UTIL02W.html#Continuation

●ヤフーと福岡市、包括連携で協定……人材育成やEC活用 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160118-00000020-rbb-sci

●こども食堂ネットワーク : こども食堂へ食べに行きたい人 http://kodomoshokudou-network.com/index.html

●「職場での雑談が苦手」「空気が読めない」 成人後に気づく発達障害とは http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1601/18/news063.html
ADHDには治療薬がある。脳内の神経伝達物質に働きかけ、物事の優先順位を付けて段取りを組む能力などが改善し、患者の6~7割に効果があるという。しかし、他の発達障害については治療薬がまだなく、大人の発達障害を正しく診断できる医療機関は多くはないのが現状だ」。