江戸の天才が驚く2025年――生成AIは人間を超えたのか

◎これはクリップ集です◎

■平賀源内も驚いた生成AIの隆盛

江戸の奇才・平賀源内が現代に蘇れば、自律して思考し物理世界をも動かす生成AIの隆盛に、さぞ目を見張ることでしょう。2025年、AIは「ガバメントAI(Generative AI=Gen AI=ゲンナイ(源内))」として行政の中枢に入り込み、NVIDIAやソフトバンクが推進する「汎用ロボット知能」によって、工場の機械にまで「脳」を授けようとしています。

・米誌タイム「今年の人」2025

2025年タイム誌パーソン・オブ・ザ・イヤー「AIの設計者たち」ジェイソン・セイラー

・なぜ、行政機関へのAI実装が必要なのか

ガバメントAIとは?デジタル庁が進める政府AI活用戦略【源内】

しかし、その変革は残酷な側面も併せ持っています。かつて安泰だったホワイトカラーが失業の危機に瀕し、現場技能を持つブルーカラーとの給与逆転すら予測される、職の再編が起きています。

さらに、AIが導き出す「根拠なき正解」が、専門知識の継承を断絶させるリスクも浮き彫りになりました。朝日新聞社などのメディアが「人間中心」の指針を掲げる背景には、AI生成物が人間を駆逐する「People Zero」への強い危機感があります。

岩井克人氏が指摘するように、現在のバブルはやがて崩壊し、多くの敗者が消えるかもしれません。それでも残る生成AIという技術を、源内のような創造性をもってどう使いこなすか。今、私たちは知性と労働のあり方を根本から問われています。

あなたはどう考えるでしょう。思考するあなたのために、抽出したクリップ10本を提供します。お楽しみください。

 

■クリップ

●【解説】ガバメントAIとは?デジタル庁が進める政府AI活用戦略【源内】|デジタル庁ニュース https://digital-agency-news.digital.go.jp/articles/2025-12-11
ガバメントAIとは、「AIを政府業務で活用するための様々なアプリケーション、クラウド環境、大規模データセット、活用事例集(ユースケース)、セキュリティ対策、運用ノウハウ、政府全体のリスク管理体制などを統合したプロジェクト構想のこと」
デジタル庁が内製開発した「Generative AI」を略して「Gen AI」。同時に「ゲンナイ」と読ませるのは、「江戸時代の発明家・平賀源内の精神を生かそうという趣旨。
・「高度なAI」の必要性

●米誌タイム、今年の人は「AIの設計者たち」 - CNN.co.jp https://www.cnn.co.jp/business/35241580.html#
「1932年の有名な写真「摩天楼の頂上でランチ」をモチーフとして、エヌビディアのジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)、オープンAIのサム・アルトマンCEO、メタのマーク・ザッカーバーグCEO、xAIのイーロン・マスクCEO、AMDのリサ・スーCEOといった巨大AI企業の経営者が高層ビルの建築現場の横桁に並んで腰かける構図」

●「汎用ロボット知能」が切り拓く産業革命の全貌 https://xenospectrum.com/nvidia-softbank-skild-ai-investment-robotic-brain/
「Skild AIが開発した基盤モデル(Foundation Model)である「Skild Brain」は、ハードウェアの形状に依存しない。つまり、人間型ロボット(ヒューマノイド)、四足歩行ロボット、車輪付きロボット、あるいは工場のロボットアームであっても、同じAIモデルを「脳」としてインストールし、制御することが可能だという。

これはスマートフォン業界に例えるならば、Appleのような垂直統合型(ハードとソフトをセットで作る)ではなく、GoogleのAndroidのように「あらゆるメーカーの端末で動作するOS」を提供するアプローチに近い。」

●AIの回答を「根拠」にしてはいけない理由 http://bit.ly/44F6iwg
生成AIが抱える致命的な知識構造問題:「ウェブ情報比率の高いモデルは、その構造上、
・インターネットにほとんど残っていない2000年前の専門的な常識にアクセスしにくい
・通説や常識として専門家の世界で広く共有されていても、ネットに少なくなければ学習されない
・そのため「古くても重要な知識」が抜け落ちる
・特に歴史的な背景のようなものがわからなくなってしまう」

★Forget “Google Zero.” We need to talk about “People Zero.” » Nieman Journalism Lab https://www.niemanlab.org/2025/12/forget-google-zero-we-need-to-talk-about-people-zero/
AIによる検索行動の変化でサイト訪問が減る中、単なる情報の提供を超え、AIを活用したサービス提供や直接的な関係構築を通じて、「人」が主役となる新たな報道の収益モデルを模索すべきだと提唱。

●朝日新聞社が「AIに関する考え方」を公表 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001969.000009214.html
「AIはあくまで人間を補助する役割とし、最終的な判断と責任は人間が担うことを宣言。人権を尊重し、法令を順守するとともにリスクに適切に対応する」

●〈経済学者・岩井克人氏インタビュー〉「今のAIバブルは必ず崩壊し、敗者は消える。だが生成AIは残る」 https://toyokeizai.net/articles/-/923477
「私がこれまで、お金がいちばん力を持っていた時代から、ポスト産業資本主義になるといよいよ人間が力を取り戻すと論じていたことに対し、チャットGPTをはじめとする生成AIの発達が大きな反論になってきていることだ。」

★ChatGPT in the workplace: The jobs where people use AI the most https://www.axios.com/2025/12/15/ai-chatgpt-jobs
米Gallup調査では、米国の職場でのAI利用は、
システム技術労働者50%、
金融系労働者33%、
専門サービス系労働者30% が、
週に何度もAIを使用。これは小売業(18%)、製造業(18%)、医療(21%)よりも遥かに高い数字だった。

●『AIマチルダ』劇場公開 ワンコイン映画祭も開催! 年末年始のAI動画生成が熱い https://forest.watch.impress.co.jp/docs/serial/aistream/2070492.html
「バルセロナ在住の声優・遠藤久美子氏が、俳優、声優、カメラ、マイクを一切使わず、映像からセリフ音声までAIで生成。数秒の動画生成をつなぎ合わせ、ストーリーの一貫性を保ったまま70分の長編劇場作品を原作者自らを含むたった2名、4カ月で完成させ、世界の映画祭で受賞しています。」

●松任谷由実、AIで時空超越「肉体は変わっても、私はユーミン」 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD053U90V01C25A2000000/
「新譜の制作に際し、松任谷正隆プロデューサーを筆頭とするチームは、AIによる歌声合成システムを活用した。50年以上にわたる作品から抽出したボーカルを学習させて再構築し、荒井由実でも松任谷由実でもない、第3の声を作った。ユーミンにとっては、過去の自分とともに作品を作り上げることになる。」