●日本は新奇探索性の高い人が相対的に少ない国 新しい教育は受け入れられるか

●高校生の勉強と生活に関する意識調査報告書-日本・米国・中国・韓国の比較 http://www.niye.go.jp/kenkyu_houkoku/contents/detail/i/114/
・日本の特徴:勉強の仕方は――試験前にまとめてするだけ/授業の進め方――教科書に従って、その内容を覚える授業が多い/情報通信技術の活用――日本が一番活用していない/インターネットの学習利用――日本は利用者がやはり少ない/人生目標――社会的な地位、リーダー、有名大学への志望が少ない。
・比較論:【量】時系列で日本は改善している、とはいえ、絶対量で中国(授業関連+学外勉強)と米国(授業関連)にはかなわない。【質】アクティブ・ラーニング的活動が米国、中国。受験対策型が日本、韓国。教室での授業形態もそれと相似形。そのせいか、居眠りが多い、日本、韓国。四か国共通でネット活用が学習の当たり前に。

●未来を生きる子どもたちのために、学校教育に求められるものは何か|新課程における新しい学びとは http://berd.benesse.jp/feature/focus/16-shinkatei/activity1/
Q. なぜ学校教育を変える必要があるのでしょうか?
A. 与えられたことをこなすだけでは、生きていけない社会が到来するから
Q. これまでの学校教育で伸ばしてきた力と、どう違うのでしょうか?
A. 知識をたくさん持つことではなく、「知識の質」を高めていくことが
求められる。「最も重要な大きな変化は、「生きて働く知識・技能」という"知識の質"を明示し、その育成を目指すとはっきり打ち出していること」。

Q. 知識・技能」の習得に加えて、「思考力・判断力・表現力等」も育成することは両立できるのでしょうか?
A.「「『知識・技能』と『思考力・判断力・表現力』の両方」を育むのではなく、「柔軟で豊かな思考をもたらすような質の知識・技能」を育むことが重要」。
Q. 教科の見方・考え方を育むには、どのように学習に取り組めば
よいのでしょうか?
「意味形成」することが重要」。まず教師が「知識を構造的・統合的に捉えられるようになり、見方・考え方が身につ」ける。その上で、授業の中で「この間もやったよね」「この間学んだことを使えばいいんだよね」などの気づきを与える促しを与える。
これがアクティブ・ラーニングを取り入れていくことの根拠になっている。

●子どものデジタル教育、プログラミング学習の現状と“教える側”に求められる覚悟とは http://advertising.aolp.jp/tieup/msn2016/mfpc/taidan/
「プログラミング授業の必修化の議論にあたり、プログラマーを育成する授業を行うのか?といった誤解も広まりました。しかし、義務教育でのプログラミングの導入は、どのような職業に就くとしても必要となる基礎教養としての力の育成です。文部科学省も「プログラミング的思考」という言葉を使い、思考方法を育むことを強調しています」。

脳科学からの知見:「子どもの脳は、いったん過剰にネットワークの結合を作っておいて、そこから必要なものだけ残して“刈り込む”という発達の仕方なんですね。運動学習も、聴覚も創造性もそのようにできあがっていきます。聴覚は比較的早くに刈り込みが始まるので、絶対音感を身に付けようと思ったら早くトレーニングを始めないといけません
ただ創造性はその“臨界期”が遅いので、それまでに新しいデバイスや新しい考え方について学べるかどうかで、その後の人生が決まると言っても過言ではありません。“不安”を理由に可能性を摘んでしまうのは、日本の未来の芽を摘むと言ってもいいと思います」。

●タブレットでプログラミング。教育の場で広がりを見せる知育玩具「Ozobot」 http://japanese.engadget.com/2017/04/03/ozobot/
「Ozobotは、カラーコードのシールを貼ったり、マーカーで色を塗ったりしてカラーコードの命令をフィジカルにプログラムできるため、幼稚園の年長、また小学校低学年程度の年齢でも、分かりやすい形でプログラミング的思考を学ばせることができ」る。

「プログラミング・ロボット機能」:Googleオープンソースの初学者向けブロック・プログラミング環境『Blockly』を元に作られた 『OzoBlockly』があり、これでOzobotがどのように動くかのプログラムを作ることができる。

●Chrome OS、米K-12教育市場でシェア58%に(iOSは14%) http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1703/04/news022.html
iOSとmacOSを合計したアップルのシェアは、2016年に世界で11%、米国で19%、米国市場では2014年の34%から大幅に減少。アップルからシェアを奪っているのはグーグルのChromebook。Chromebookは教育市場の58%を占める大きな存在

Chromebookの強み:1.ノートPC型でキーボードを搭載し、タッチパネルも利用できる「2in1」スタイル、かつ200ドル以下と安価。2.グーグルは、「G Suite(旧Google Apps)」を教育用途向けに無償で提供。G Suiteには「Gmail」「Googleカレンダー」「ハングアウト」といった基本ツールに加えて、「ドキュメント」「スプレッドシート」「スライド」といった文書作成ツールも含まれる。あらゆるファイルは「Googleドライブ」に保存できる。3.「Google Classroom」と呼ぶLMS(ラーニング・マネジメント・システム)も提供している。

●「Apple Teacher」制度を日本で導入、グーグル優位の教育市場で巻き返しなるか http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/16/082600184/040300039/
「Apple Teacher」は学校でアップル製品を生かして指導できる教員を認定する仕組み。2017年3月からは日本向けにも提供を始めた。
Apple Teacher認定を受けるには、MacもしくはiPadそれぞれに対して、「Mac/iPad」「Pages」「Keynote」「Numbers」「iMovie」「GarageBand」「学習効率」「創造性」の八つのテーマについて、教材で学び、クイズを受け、すべてのバッジを取得する必要がある。

●「荒れるクラス荒れないクラス」鍵は保護者だった http://president.jp/articles/-/21825
背景:世の晩婚化とともに小学校の保護者の平均年齢は上昇の傾向にあり、保護者と担任の年齢差は開く一方。10歳以上も年下の担任を「頼りない」と思う保護者も増えている。
核心:「他律的自律」があるクラスは荒れない。「他律的自律」涵養を妨げるのは、「親の言動」。
「クラス内のことに関して問題意識があれば直接担任に言うべきで、子どもの目の前で言うのはおすすめできません。同様に、他のご家庭の子について悪く言うことは「百害あって一利なし」」。それは、「私はいいけど、周りのみんなはダメ」という批判的な心理状態の子供を増加させ、クラスを荒れさせる。

●驚くほど発表が上手くなる! 朝学習時間を使って 子どものプレゼン力育成術 https://n.loilo.tv/ja/LNScase154
留意していること:
・「自分の考えが相手に伝わることが楽しい」と思えるように。
・聞き手が「聞きたい」、「知りたい」と思えるような内容を考え、話すこと。
・資料作成については、「見える化」、数字的根拠、「見栄え」を意識させる。
・「言いたいことは何か」を意識させる=「言いたいことの集まりをもとにプレゼンを構成することにしました。「言いたいこと」がはっきりしていると、原稿を暗記しなくても堂々と話せます」。

 

E:tips 他(原則コメントは付さず、クリッピングだけしています)
●教育格差が拡大、メンタルヘルスにも悪影響…従来型の「受験学力」を否定する2020年度入試改革は危険! http://wpb.shueisha.co.jp/2017/03/30/82251/

●NTTCom、設備投資不要・デジタル教材豊富な「まなびポケット」 http://resemom.jp/article/2017/03/29/37333.html

●平成28年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報) http://www8.cao.go.jp/youth/youth-harm/chousa/h28/net-jittai/pdf/sokuhou.pdf

●日本人の回答バイアス ―レスポンス・スタイルの種別間・文化間比較― https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpsy/advpub/0/advpub_88.15065/_pdf