●デジタル化は「所有からアクセス」へビジネスモデルの変更を促す

日本と異なり、米国ではニュースに対する知的関心が高い。そこで米国では『Snapchat』内に「Discover」という独自のニュース機能を追加。またフェイスブックがウェブ上のニュースを即時に読み込めるようにと決断したのが2015年。アップルのiOSの最新版では、iPhoneでニュースを読むための独自アプリが搭載され、ツイッターは「Moments」でニュース競争へと足を踏み入れた。

一方プラットフォームにおける「あ、これこれ、自分が欲しかった情報は」という「カスタマイズ」機能。ありがたかったし、当初はそれがきちんとワークしていない、という不満もあった。不満は期待の裏返しだ。しかしいまは、それでいいのか、セランディプティも必要ではないか、それでないと、自分の知識や関心が広がって行かないのではないか。そういう懸念に、またそのことの「不幸」に、人々は気づき始めている。

そのことと、ニュースコンテンツ生成を担当するメディア側の懐疑とは裏腹の関係にある。2016年は、2015年にあった「パブリッシャーは、プラットフォームにある種の「管理権」を譲り渡すことで「利益を生み出す共生関係」へ向かう志向」に、迷いが芽生える年に。

A:<メディアとしての紙>から<デジタル化するメディア>へ

●ニュースメディアの原理/ビジネスを構想するための視座として http://mediadisruption.net/2016/01/02/bipolarizationofnewsbiz/
ニュースが価値をもたらすその根本理由:事象を知る……驚き、感動、怒り、悲しみなどの感情面の刺激に始まり、それを理解する、対処するなど、知見のひろがりと行動を喚起する価値/事象を深く理解する……事実の背景、そのもたらす影響などを客観化したり、他の事象と関係づけるなどして、世界や社会への視点を形成する価値。

●Facebookのニュースフィードを生成するアルゴリズムはどのようにして決められているのか? http://gigazine.net/news/20160107-facebook-algorithm/
カスタマイズがWebメディアの真骨頂。「基本は、各ユーザーごとに特有の関連度スコア(relevancy score)にもとづいて判断されるとしています。そのため、その内容は人によって全く異なるものとなっている」。
このアルゴリズムは、「同時にユーザーが実際にクリックするか、コメントをつけるか、シェアするか、逆に表示しないように設定するか、さらにはスパムとして報告するか」などの、ユーザーの行動結果がフィードバックされ、修正される仕組み、学習機能を装備している。

●メディアは「ウェブ」を疑い始めていhttps://wired.jp/2016/01/06/media-started-doubting-the-web/
そのプラットフォームは「中立」なのか。コンテンツ生成を担当するメディア側の懐疑。2015年にあった「パブリッシャーは、プラットフォームにある種の「管理権」を譲り渡すことで「利益を生み出す共生関係」志向にも、迷い。
「Facebookのアルゴリズムは、ユーザーのニュースフィード内に現れる外部のウェブサイトリンク付きのInstant Articlesの優先順位を決められるのだろうか?」
Apple Newsは、アップルに対して批判的なパブリッシャーの記事を掲載するだろうか?」。

●フェイスブックの「ニュース配信サービス」、世界の有力メディアが一斉になびく一方で日本のメディアは沈黙 http://www.huffingtonpost.jp/zenichiro-tanaka/facebook_b_8846946.html
モバイル環境でのユーザーエクスペリエンスとしては、ユーザーが記事本文を読むのに、わざわざパブリッシャーサイトに飛ばさせ、時には10秒近くも時間をかけさせるようなことは、許されなくなってきた。
そこでパブリッシャーに投稿させるニュース記事を、これまでのリンク情報ではなくて、記事本文に切り替えていくこうとして、ニュース配信サービスIAをフェイスブックが打ち上げたのだ。パブリッシャーの記事本文がフェイスブック内にホストされるため、パブリッシャーサイトに飛ばなくても済む。フェイスブック内で即座にニュース記事全文が読めるようになる。ユーザーにとって有り難いことだ。ニュース記事をIA対応にするとサクサクと記事全文も読めるようになり、その結果ニュース記事の閲覧数も増えるので、パブリッシャーにとってもメリットが大きいと、フェイスブック社は主張している

●LINEがニュース配信 若者ひきつける糸口 http://www.nikkei.com/article/DGXKZO95555800V21C15A2H56A00/
「LINE NEWS」という別のアプリは伸び悩んでいた。今回、LINE本体にニュース配信も統合する方向へ。
「「LINEアカウントメディア プラットフォーム」と呼ぶこの試みは、朝日、毎日新聞など大手日刊紙に始まり、スポーツ各紙やエンタメ、テクノロジー分野まで及ぶ。ユーザーがこれらのメディアを選択すれば、各メディアから日に数本のニュース記事が「トーク」に届く」。
もともと「ニュース」を主目的としない、若者同士の交流(会話)にニュース配信を持ち込むことになる。むしろ、ニュースの側が「「会話」は報道が進むべき新たな道となる可能性がある」ことにもっと注目すべき、なのか。

●LINEニュースが大手メディアを巻き込む狙い http://toyokeizai.net/articles/-/98351
若者のエンタメやゲーム、身の回りの会話中心の世界へ、「ニュース」を届けることの意味と、より年齢が高いユーザーに、LINE内でニュースを読んでもらえるようにすうる期待と。
「ニュースアプリはヤフーやグノシー、スマートニュースなどもあり、競争が激しい。LINEの場合、メッセンジャーアプリの中で新サービスを展開することが競合との差別化につながる」。

●流通の勢力図が見えたメディア業界、来年は「融合」がキーワード? http://media-outlines.hateblo.jp/entry/2015/12/28/041841
米国の話。読み放題ではない。記事を1本1本ワンクリックで購入できる。ただし返品できる。また購入に踏ん切りをつけさせるのはSNS的レコメンド機能。「著名人やキュレーターが記事をおすすめし、友だちが買った記事もわかるため、ソーシャルの結びつきから記事の購入にもつながることがある。これは紙媒体ではできなかったことだろう」。
さて、2015年を振り返ると、「どう」届けていくのかが重要テーマだったが、2016年は、「何が」届けられてきているのかに注目が移る。アルゴリズムの点検が意識される年。「「広く浅く」のメディアから「狭く深く」もしくは「広く深く」のメディアが盛り上がり、よりメディアやジャーナリズムをめぐる本質な方向に動いていく年になる」。

●ジョブズ亡きあと、インターネットはどこへ向かうのか 角川歴彦会長 http://ascii.jp/elem/000/001/095/1095886/
インターネットは、「共有地」の発想を21世紀に呼び覚ました張本人。
そもそそも人間社会は、脚が三本(国、企業、共有地の管理人としてのコミュニティ)の椅子をどうバランスさせてるかを数千年単位でやってきていて、「共有地」発想には年季がはいっている。にもかかわらず、ここ2,3百年忘れられていた。
近代以降、囲い込み、所有権、著作権の延長線上に、出版文化が花開いたとするなら、「コモンズ」「フリー」「オープン」の方向に舵を切らない限り、出版の未来の糸口は見えてこない。角川さんにはひょっととすると、それが見えているのかもしれない。

●『限界費用ゼロ社会』話題の一冊をどう読むか 〜IT登場以前と以後、ビジョナリの「世界観」はこんなに変わった http://gendai.ismedia.jp/articles/-/47093
所有からアクセスへ。「シェアリングエコノミー」や「コラボレーティブ・コモンズ」といった分散型経済。これは3つのインターネットで作られ、駆動されているとする書籍。コミュニケーション、エネルギー、運輸の三つのインターネットを有機的に結び付けることで、経済社会インフラを、中央集権的な設計思想から、分散分権型の設計思想にシフトすることを訴える。
活版印刷は知識を囲い込む、所有、クローズの発想を推し進めた。そのデジタル化は技術的に、アクセス、オープンの発想の延長線上に位置づけられるもの。電子書籍の世界標準EPUBがWebへ近づいているのも、その表れ。

●【SEO】2016年こそ心がけておきたいコンテンツ重視のSEO4つの項目 http://s-supporter.hatenablog.jp/entry/seo-four-items-of-the-contents
重要なのは、「オリジナルコンテンツを入念に作成する」ということや「確実に、ユーザーが情報をすぐに見つけられるようにする」というユーザビリティの向上。そのための施策:タイトルとmetaタグのディスクリプションは重要(タイトルは28文字以内、ディスクリプションは120文字以内)/追記、リライトを行う。

●「エディトリアルデザイン」と「ユーザーエクスペリエンスデザイン」 http://www.concentinc.jp/labs/2015/12/uxdesignandeditorialdesign/
「エディトリアルデザイン」もUXデザインのひとつ。なぜなら、エディトリアルデザインと呼ばれているもの自体が、「冊子を手にしてページを繰る」というユーザー体験をデザインすることに他ならないから。

●オンラインとオフラインのサービス需要の代替性 http://www.jftc.go.jp/cprc/reports/index.files/cr-0315.pdf
2012年から2014年にかけての調査作業の結果レポート。今年やると違う結論の可能性も高いが。
文芸書で日本の版元はすでに、単行本を文庫化することで単価をさげ、別のユーザーを発掘する経験を積んでいる。ならば電子版で次の新ユーザーを探せばよさそうだ。しかしなかなか電子化が進んでいない(当時)。
その理由に、著者が日米で電子化への感度が違うことをあげている。米国では著者が電子化に積極的なので、売れ筋ほどよく電子化されているのに対し、日本では著者が嫌うので、売れ筋ほど電子化されていない。

●電子書籍に関する調査“Digital Census2015”からうかがえる5つの重要な所見(英国) http://current.ndl.go.jp/node/30110
英国の市場で。68.2%の出版社が、総売り上げの10%を電子書籍の売り上げが占める(昨年の調査では50%)。41.1%の出版社では、総売り上げの20パーセント以上
2020年までに出版社売上に占める電子版構成比率:「21~50%」=37.7%/「半分を超える」=21.1%。
「また、アプリの減少とマルチメディアコンテンツの増加が指摘され、出版業界におけるアプリの開発は昨年の50.8%から落ち込んで46.2%となっている一方、オーディオコンテンツの割合は39.3%から47.5%に上昇している」。

●【3】電子出版統計調査の本格実施 平成27年度 事業計画書 http://www.ajpea.or.jp/ajpea/data/keikaku.html
公益社団法人全国出版協会。「電子出版市場全般動向を調査研究するとともに、出版社・電子書籍ストア・電子書籍取次の協力を得て、電子出版の統計をまとめ、『出版月報』『出版指標・年報』にその成果を発表する」。
電子辞書や専門書の電子書籍は、電子書籍ストア・電子書籍取次を経由しておらす、ここでも数値化されない?

●一年の始まりなので、2016年に電子出版関連でどんな動きがあるか予想してみる http://www.wildhawkfield.com/2016/01/predict-2016-of-the-electronic-publishing-industry.html
新書・文庫がデジタルファーストに」、いや、デジタルのみになるんじゃない?
サブスクリプションが急速に伸びる」、ん~、一人当たりGDPが急降下中の日本に、果たして定額制が定着するだろか。むしろ今年は、それぞれがいまやっている定額支払いの見直しの年になるのでは。
版元が印税支払いのシステムを構築しなおさなくてはならない、定額制になびくかも疑問。

●とらのあな電子書籍サービス 2016年春 配信開始! http://www.toranoana.jp/dojin/osirase/digital_book/index.html
2015年9月18日に、2015年12月15日をもってダウンロード・サービスを閉鎖したサイト。(『とらのあなダウンロードストア』サービス終了のお知らせ http://www.toranoana.jp/sorry/151215_tds_close/index.html

●『火花』のヒットでも太刀打ちできない本屋の苦しい実態……2015年出版流通業界10大ニュース【前編】
1位 日販の赤字&栗田破産=取次クラッシュ
2位 紀伊國屋書店、村上春樹本の買取=出版流通イノベーションジャパンの戦略
3位 新潮社が図書館の貸出猶予を検討=無料貸本屋問題
4位 リブロ池袋店閉店&三省堂書店出店
5位 KADOKAWA、アマゾンと直取引=広まる直取引

●2016年もアマゾンからの容赦無い圧力は続くのか……2015年出版流通業界10大ニュース【後編】 http://www.premiumcyzo.com/modules/member/2015/12/post_6430/
6位 アマゾン時限再販で紀伊國屋に怒られる出版社
7位 あゆみBOOKS買収&ジュンク100店体制=書店経営
8位 軽減税率=書籍・雑誌は後回し
9位 TSUTAYA図書館問題
10位 有隣堂STORYSTORY、ファミマ×TSUTAYA 書店複合出店ラッシュ

●出版学会(活字離れ)資料 http://www.slideshare.net/tomohikohayashi/ss-56614985
漢字が輸入され、そこから独自の日本語を形成して以来、日本人がいまほど文字を見ている時代はないのではないか。
(「読む」の、脳の中での変化がたぶん起きているハズ)。林さん、その辺の研究もお願いします。


本の値段、どうあるべきか 識者に聞く http://digital.asahi.com/articles/DA3S12138635.html
「ただ、本を取次に卸した段階で出版社に売り上げがたつことから、特に中小出版社などでは、返品があろうが、とにかく新刊を出し続ければ自転車操業できる。書店の棚には限りがあるため、出版点数が増えたことで本の回転も早くなり、店頭で地味な良書を長い時間かけて売ることがしにくくなった」。
一般書店からの返品が4割に及ぶ状況を考えれば、「返品されるくらいなら値引きした方がいい」と考える出版社が出てきてもおかしくはない。顧客目線に立ち再販や委託販売といった長年のルールを変えるための議論を始める時期にきたということだ」。
まずは時限販売から。

●【合計600冊以上】無料で読める技術系の電子書籍 2015年版まとめ http://andoo.hatenablog.com/entry/2015/12/28/211107
表紙が「売れるか」を決める生命線、みたいなことをよく聞く。
しかしここに掲げてある書物は、基本形に少々の加工を施すスタイルのよう。

●O'reilly の書籍を買ったら,ワンコインでePubゲットできる件 http://blog.livedoor.jp/ipats/archives/25046503.html
オライリーの本は決して高くない。なぜなら一律500円で電子書籍が買えるから。方法は2つある=スマートフォンアプリとして購入する方法/書籍を登録して,eBook upgrade する方法。

●出版不況でも好調! 「東大流」歴史学習漫画が120万部売れている理由http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/ichiran/20151228-OYT8T50064.html
まずメディアとして、これまでの学習漫画と比べると、サイズがコンパクトでソフトカバーで、持ち運びしやすい。
内容について:戦後の研究活動の成果はまだ、21世日本社会で咀嚼されていない。「今の教科書も基本的には20年、30年前ぐらいの学説が掲載されています。今回掲載されている説の中には10年後には通説になるというものを先取りして取り入れています」。
「日本がこのような歩みを経てこういう国になっているのだということを理解していると、日本の現状もより深くわかりますし、自分が現代の社会なり、世界の情勢なりに対してどういう風に考えて対処していったらいいかというのも分かる」。

●電子雑誌、訪日観光客向け検討 ブランジスタ・岩本恵了社長 http://www.sankeibiz.jp/business/news/160107/bsl1601070500002-n1.htm
ビジネスモデル:「当社で制作、発行し、広告掲載料を得る『自社完結型』と、依頼を受けて媒体を制作して納入し、制作費を得る『制作納品型』。依頼を受けて制作して納入し、営業活動も請け負って制作費と広告掲載料を受け取る『広告営業タイアップ型』がある」。
「広告営業タイアップ型は、広告が順調に増えた場合、依頼者は支払った制作費を上回る収益を得る可能性がある」。
従来の出版社が電子版を発行する場合、紙の雑誌をそのままデータに置き換えるだけだった。しかし当社は企画、編集、制作、発行まですべてを自社で完結させている。軽快に閲覧できる動画のほか、eコマースともリンクさせて物品を購入することもできる」。

●2016年から作品が自由に使えるようになった人たち http://hi.fnshr.info/2016/01/01/2016-pd/
TPPが発効するまでは、こういう楽しみが味わえます。今年はなんと、谷崎潤一郎、江戸川乱歩、中勘助!!
青空文庫 Aozora Bunko http://www.aozora.gr.jp/

●本とパブリック・ドメイン http://magazine-k.jp/2016/01/04/public-domain-of-the-book/
「世の中には膨大な著作権保護期間の切れた作品が、パブリック・ドメインとして利活用できる状態となることなく、手付かずで残されているという事実のほうに、私たちはもっと目を向けるべきだ」。

●最後の更新?『東洋文庫所蔵』貴重書デジタルアーカイブと著作権問題 http://researchmap.jp/jo7moxorv-1786/
2016年1月5日、国立情報学研究所(NII)のディジタル・シルクロード・プロジェクト(Digital Silk Road Project)による「『東洋文庫所蔵』貴重書デジタルアーカイブ」が更新され、収録ページ数が7万ページを超えた。
「ところが著作権保護期間が70年に延びると、今後20年の間は新たに著作権保護期間が満了する著者が出現しません。これは、私の研究者人生の間には、新規追加はもうできないことを意味します。つまり今回の更新が、「最後の更新」となる可能性も十分にあるわけです。今後20年間凍結状態が続くデジタルアーカイブは、20年後にどうなっているのでしょうか。私にも全く予想ができません」。

●絵本紹介するときのやり方と出版社別の掲載ルール 前編 | 絵本ラボ http://ehonlabo.com/2015/09/5385/
実務について。「SNSでも画像の使用についての許可をとっておかないと、2度手間になるのでしっかりと明記しておきましょう」。(後編 http://ehonlabo.com/2015/09/5509/ )

●学歴不要!人生は「読書次第」で大きく変わる http://f-navigation.jp/column/business/921.html
学歴はくだらないものだが、「学」と「歴」の間に「習」という漢字を入れるとコペルニクス的転換が起こる。学歴ではなく「学習歴」こそが重要。
「地球上でヒトというちっぽけな動物が「万物の霊長」として威張っていられるのは、言葉を身に付けて知恵の伝承ができるようになり、過去から学んで未来を切り開く学習経験ができるようになったからだ。同様にビジネスパーソンも、学習歴の幅と深さと長さが、その人の人生を決めるといっても過言ではない」。
「その大事な学習歴を身に付ける方法は2つしかない。ひとつが「読書」であり、もうひとつが人の話を聞いて学ぶ「耳学問」」。

●国連開発計画、新たな報告書で視覚障がい者の「情報と知識への平等なアクセス」を提唱 http://www.jp.undp.org/content/tokyo/ja/home/presscenter/pressreleases/2015/12/3/report.html
本の欠乏」
「世界盲人連合によると、全世界の視覚障がい者2億8500万人のうち、大半に当たる90%は開発途上国で暮らしていますが、これらの国々でアクセス可能なフォーマットに転換されている出版物は、1%に満たないのが現状です。この状況は「本の欠乏」と呼ばれています」。
「多くの出版物をアクセス可能なフォーマットで読めるようにする重要性は、ますます高まるものと見られています」。