●子育てしやすい国へ――小室淑恵、田中俊之、中野円佳

150527 PM

┃Post Modern あるいは再編成されるLife(生命/生活/人生)
働くって? 育児、教育、ケア、地域、時間、eco、社会保障など

●子育てしやすい国へ――小室淑恵さん、田中俊之さん、中野円佳さんと考えた、これからの働きかた http://www.huffingtonpost.jp/2015/05/22/huffpost-2nd-anniversary-event-kosodate_n_7420734.html
人口オーナス期に当然なこと、必然なことを清々と進めるべき。「人口オーナス期は、人口が少なくなって労働力が減るので、男女をフル活用した組織しか勝てないんですね。時給が上がるので、短時間で効率的に働かなければ勝てない。3つ目が一番大事なんですが、高い付加価値を生み出さなければ勝てないビジネスに変換するので、多様な人が異なるアイデアをぶつけ合って、思いも寄らないイノベーションを起こしていかないと生き抜けない」。人口ボーナス期の発想のままでは、「男性の20代、30代は、週50時間働いている」し、「子供を産んだ女性は、出産後に二極化する」。だから、男性の働きかたを見直すことで社会を大きく変えていく必要がある。

●なぜスイスのマクドナルドは時給2000円を払えるのか? http://blog.livedoor.jp/sharescafe/archives/43721475.html
国全体のGDPではなく、国民一人当たりGDPを議論すべき段階にきている。資本主義の論理が日本では間違った形で跋扈、常識化している。

●日本が衰退した理由。 http://blogos.com/article/112786/
人口ボーナス期からオーナス期へ、ステージは変わったのに常識は変わらないという問題。少子高齢化は多くの国が直面しつつある。しかし、日本だけが長期にわたってトンネルを抜け出せない点については、日本固有の問題がある。「日本では働く女性が急激に増え始めた事により、他の先進国ではとっくに終えたステージを今になってやっと迎えている。最近では家事代行でこんな低価格のサービスが始まった、こんな新しい仕組みが出来たといったニュースも見かけるが、ニーズに対してやっと供給がなされてきたという事なのだろう」。

●『24/7 眠らない社会』ジョナサン・クレーリー著 http://news.biglobe.ne.jp/economy/0523/pre_150523_9434749379.html
著者のクレーリーは著名な現代美術批評家であるだけに、経済の専門家とは違う視野で、21世紀の資本主義がもつ怖さを、「睡眠」という主題から展開している。

●世界の住みやすい都市ランキングTOP10、日本から選出された「3都市」とは? http://zuuonline.com/archives/60125
評価ポイントは、犯罪率、医療制度、学校、景気、公共交通網に加え、緑地スペース、文化への取り組み、日照時間、電気自動車の充電スポット数、スタートアップビジネスの容易さなど。英国情報誌モノクル(MONOCLE)から発表。


●自然エネルギー:水素による「エネルギーキャリア」、2018年に低コストの製造技術を確立 http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1504/15/news021.html
再生可能エネルギーからCO2フリーの水素を低コストに製造・利用できる技術を確立することが最大の目的。2018年度までに実証したエネルギーキャリアの技術は2020年の東京オリンピック・パラリンピックを機に実用化のフェーズに入れる。水素で走る燃料電池バスを使って選手や観客を競技場に輸送するほか、水素を燃料にして発電する「水素タービン」で選手村などの施設に電力や熱を供給できるようにする。


●「地球を守るために、採集狩猟の感性を取り戻せ!」 市民活動家と生態学者の顔を持つ岸由二さん http://www.huffingtonpost.jp/2015/05/01/asf_0_n_6982682.html
流域=人間の細胞 地球=細胞の集まった人間の身体みたいなもの。そして、「雨が大地に降ると、尾根によって分かたれた大地に水が流れ、川へ、そして海へ続く生命圏を形成する。このように自然に出来た区画が流域だ。そのため、洪水や渇水といった自然災害は流域単位で起こる。(それは)行政区画単位ではない」。だからこそ、人工的な区分を越えて、地球本来の「流域」という単位で手を取り合う必要がある。そもそも人間には進化の産物として採集狩猟の感覚が宿っているはず。つまり、「本来、人間には地球人としての感覚が宿っているはずなのだ」。「地球人の感覚を学ぶのは「ことば」を修得するのと同じ」。


●AQUA SOCIAL FES!! 2015 | TOYOTA http://aquafes.jp/top/
トヨタが「アクア」の車名にちなみ、「水」をテーマに発足させた参加型社会貢献プログラム。

●焼きそばの売り上げで、二酸化炭素の排出権利を「買う」。大学生たちが動き出した! http://www.huffingtonpost.jp/aqua-social-fes/story_b_7311684.html
意識改革が大事。ある大学生たちが、学園祭で焼きそばを売る屋台を出店。売上金は二酸化炭素の排出権の買い取りに充てた。つまり、焼きそばを作る過程でできた二酸化炭素の排出権利を、売上金で「購入」した。、「排出する権利を買う」ことによって、低炭素化社会に対して、自覚的になろうという意志表示。「この取り組みによって、たんぽぽ(学生たちのグループ名)は、環境省などが後援する「第4回カーボンオフセット大賞」で奨励賞することになった。また2014年度には同大の課外活動優秀者表彰も受けた」。

●自治体におけるスマートグリッド通信インタフェース導入に向けた手引き http://www.soumu.go.jp/main_content/000355193.pdf
地方公共団体が高度な「エネルギーマネジメント」の導入を検討する際に参照すべき手引きとして考案されたもの。具体的な事例をもとに、地方公共団体がスマートグリッド導入を検討する際の各段階(導入準備段階、運用検討・実証段階、事業運営段階)で留意すべき点を、NTTデータ経営研がまとめた。

●「シニア層の節電実態」に関する調査結果~年代が上がるにつれて節電行動を多く行っている一方で、電気代も高いことが判明 http://www.mizuho-ir.co.jp/publication/report/2015/pdf/setsuden0526.pdf
なぜか? エコ効率の良い新家電へのシフトが進んでいないから、結果として「意識は高いのに、電気料金は高い」という現象が、一方、50代を過ぎると、家電製品の購入の際に子や孫に相談する機会が増え、70代では34%が子や孫に相談した経験があった。子や孫から家電製品をプレゼントされた経験は、70代が最も多く26%。ならばその方面からの買い替えによる節電製品浸透が鍵、か。


●地域で取り組む再生可能エネルギーの開発・利用促進! http://www.clair.or.jp/j/forum/forum/pdf_308/04_sp.pdf
地域における再生可能エネルギーの導入状況についてー固定価格買取制度の導入の影響/全米初の浮体式洋上風力発電の実用化となるか?メーン州での産学官連携/地域の資源を活用した木質バイオマス発熱発電所/日仏の先端技術で持続可能な都市へと成長するリヨン/離島における再生可能エネルギーの導入と省エネルギー対策について地域住民の直接参加による再生エネルギー生産と地域活性化~江原道洪川郡のエコタウンモデル事業。

●日本を置き去りにして加速する自然エネルギーの導入とコスト低下 http://jref.or.jp/column/column_20150508.php
政府は自然エネルギーの議論はわかるが、見てごらんコスト的には高い、やっぱり原子力なんですよ、と言っている。いや、待て。世界は全く別の動きをしている。「世界的に自然エネルギーが拡大している背景にあるのは、自然エネルギーのコストがどんどん下がっているという事実」。

●2030年度電源構成のなかの再生可能エネルギー(再エネ)比率の意味を考える http://ieei.or.jp/wp-content/uploads/2015/05/opinion150527.pdf
政府の意思決定の不可思議さのひとつ:「導入ポテンシャル量の定量的な評価なしに進められた再エネ発電種類別比率の値」。