Tag Archives: アイデンティティ・クライシス

自由の前提として「不平等(格差)を放置してはならない」

●ロールズは今なお正義を探究しているか http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/091200162/092700004/
「自由を「おカネの自由」(営利追求の自由)へと切り縮めるのではなく、社会生活を続ける上でなくてはならない「基本的な自由」が複数あることを見据えるロールズは、そうした自由を平等に分かち持った個人の間に発生する不平等(格差)を放置してはならないと訴えるのです。」 Continue reading

 

経済主体に還元されない「私」、ひとつではない「私」

 

●「稼げない=無価値」と考える恐ろしい発想 http://toyokeizai.net/articles/-/194544
ダイバーシティの観点からも、「経済的に自立していなければ、人としての価値がない」という価値観は再考を迫られている。
それは、子供や年金生活者、障害者を排斥する論理となり、福祉やケアをコストとしてしかみない立ち位置に人々を追いやり、社会を分断させる。
同時にコストにみあった効率性、合理性へと問題解決の議論が矮小化される道につながり、貧困の連鎖を産む温床ともなる。 Continue reading