●AGFA

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●AGFA(Apple, Google, Facebook, Amazon)の四強が世界を支配するhttp://www.gizmodo.jp/2016/06/post_664717.html
小国を束ねたほどの「価値」を持つ、IT系4社の会社時価総額。

ところが国を凌駕するのは、その規模だけでなく、納税態度も。

ただし株価は一寸先が闇。「以前は「アップルが史上初の1兆ドル企業になる」と信じられていましたが、カール・アイカーンが今年アップル株を手放したことで、最初に超えるのはFacebookかAmazonか、自走車のGoogleかという混戦状態になってます」。
4社の共通キーワードはクラウド/オープン/人工知能。

●企業の経営判断を支援する人工知能システムの実現へ http://japan.cnet.com/news/service/35083742/
「賛否が分かれる議題に対し、大量の日本語記事を分析して賛成・反対双方の立場から根拠や理由を伴った意見を日本語で提示する人工知能」。
ユニークなのは自然言語処理技術を極める方向ではなく、別のアプローチをとったこと。
「具体的には、数千の記事に対して、根拠や理由を表す文を抽出し、学習させることで、人工知能システムは記事から法則やパターンを自ら導き出し、根拠文・理由文を識別する」ようになった。

●Google、クラウド自然言語APIを公開―英語、日本語、スペイン語に対応  http://jp.techcrunch.com/2016/07/21/20160720google-launches-new-api-to-help-you-parse-natural-language/
APIのは3種類:Entities(固有表現抽出)/Sentiment(感情解析)/Syntax(形態素解析、係り受け解析)。
対応言語は、、英語、日本語、スペイン語。ただし日本語対応はEntities(固有表現抽出)、Syntax(形態素解析、係り受け解析)のふたつ。

●グーグル、人工知能「DeepMind」を目の病気の診断に活用へ http://japan.cnet.com/news/service/35085401/
人工知能「DeepMind」で、糖尿病性網膜症と加齢性黄斑変性症という2つの特定の疾患の兆候検出に取り組む。

●人工知能 病名突き止め患者の命救う 国内初か http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160804/k10010621901000.html
「人工知能が、専門の医師でも診断が難しい特殊な白血病を僅か10分ほどで見抜き、治療法を変えるよう提案した結果、60代の女性患者の命が救われた」。
東大医学研究所では、「ワトソン」に2千万件に上るがん研究の論文を学習させ、診断が極めて難しく治療法も多岐にわたる白血病などのがん患者の診断に役立てる研究を進めていた。

●Intelは機械学習で覇権を握れるか? ~GPGPUに対するXeon Phiの優位点を語る http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1010372.html
米Intelは、メニーコアプロセッサ「Xeon Phi」に改良を加えることで、米Googleの「Tensor Processing Unit(TPU)」や米NVIDIAのGPUに機械学習処理で対抗したいと考えている。
「現時点では、機械学習のタスクは、その多くがGPUで処理されている。また、2016年5月には、GoogleがTPUを発表した。
(ところが)Xeon Phiは、高速なインターコネクトとのパッケージ化によって機械学習を高速化できる」。

●グーグルがAI向けの半導体を開発した意味 http://d.hatena.ne.jp/Takeuchi-Lab/20160521/1463827103
ソニーはかつてプレイステーションのゲーム機やソフトだけでなく、ゲーム機に搭載される半導体のチップも自ら(IBMや東芝と連携しながら)設計・製造していた。
この垂直統合型経営は日本企業の場合、失敗だったと1990年代、一旦総括された。
今後、Googleも同じ課題に直面するはず。
・外部のCPUメーカーが、グーグルのAIチップ以上の性能の半導体製品を出してきた時にどうするのか。
・仮に外部シフトしてしまったら、内部組織の士気も、開発能力そのものもの落ちる。ここをどうハンドルするか。
・外販をしない中で、内部組織の人間はどう人事評価され、給与体系の階段を登るのか。
グーグルやアップルの垂直統合モデル・マネジメント能力が試される。

●ソフトバンクARM買収、10年後が見えなくても価値がある理由 http://diamond.jp/articles/-/97100
買収の狙い:
・ARMはスマホ社会の中核で非常に重要な位置を占めているということ。ARMはスマホのアプリケーションプロセッサーで85%のシェアを持つなど、スマートフォン、タブレットPCなどの中核部品を供給している。
・ARMとソフトバンク、そしてアメリカのスプリントの事業ドメインを総合すると、それがIoTのど真ん中にある。

●孫さんガッカリ?IoT普及阻む決定的な問題 http://toyokeizai.net/articles/-/128808?display=b
IoTの最大の課題は「バッテリーの寿命」。この点で、IoTが巷間言われているような進展を見せるかはやや懐疑的。エネルギーに関する抜本的な変化が必要。

IoTを監視社会の到来と認識する見方もあるが、そうではない。(トラッキングを)パーソナルサービスと考えればいい。
「最高にパーソナルなサービスを受けるには、最大限の情報を提供しなければならない。そうしたくない人もいるだろうから、そこは選択できるようにすればいい。しかし、そういう人は誰からも「数」のように扱われるだけだ(生身の「個」としては扱われなくなる)」。

●SBのアーム買収、真の狙いは? http://news.mynavi.jp/articles/2016/08/02/softbank/
「真の狙い」は孫氏以外にはよくわからない、が本当のところ
・アームでは半導体の設計のみを行い、これをメーカーにライセンスすることで収入を得るという「知的財産(IP)」モデルを採用。急成長はするだろうが、IoTそのものの拡大とアーム社の業績は必ずしも連動しない構図がある。

・「IoT時代の通信事業者は接続デバイス数を大幅に増加させる以外に、そのインフラを使った付加サービスを強化することで収益を増やそうとするのではないだろうか」。

●退任撤回、アーム買収 孫正義「本音を話そう」 http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/110879/080400409/
「アームは、昨年1年間の実績でインテルの約40倍のCPUを世の中に出しています(アームのライセンス供与を受け製造されたチップの総数)。これからIoT(モノのインターネット化)の時代に入り、その数はますます増えていく」。
20年という単位で見れば、アームのチップは1兆個、地球上にばらまかれる。20年後には全世界のCPUの圧倒的大半になっているだろうと。つまり、地球上の森羅万象をより広く早く的確に把握できるようになる。そこからやってくる様々なデータ、これが、超知性の進化、人類の幸せへのカギになると僕は思っているんです」。

●そして、クルマはクラウドにつながる http://www.nikkei.com/article/DGXMZO03155740T00C16A6000000/
「国連では「ジュネーブ条約」という国際的取り決めについての議論も始まった。ジュネーブ条約とは乗り物を操る時は、「人間がいつでもハンドルや操縦かんを握れる状態でいないといけない。あるいはいざというときはコントロールしないといけない」という約束事だ。無人運転を実用化するには当然、この条約文を書き換えねばならない。
条約の改定に最も積極的で、議論を主導しているのは米欧各国」。

●テスラはクルマに「アプリ内課金」を持ち込んだ http://wired.jp/2016/06/25/teslas-plan-app-purchases/
「テスラは、あらかじめ高性能なクルマを製造しておきながら、まずは機能を制限したものを割引料金で販売し、それからアップグレードしたい人には9,000ドルを払ってもらうわけだ。ユーザーがディーラーにほかの車種がほしいと伝えたとき、テスラはただアップデートボタンを押すだけでいい」。
https://www.wired.com/video/meet-the-model-3-tesla-s-most-important-car

●日本の自動車産業がテスラに大敗北を喫する日~排ガス規制で、世界のパラダイムが変わった http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48958
各国政府は「規制と助成の巧みな組み合わせで自国メーカーのEV技術を磨き、世界の次世代自動車戦争を制することを目指している」。

 

┃Others あるいは雑事・雑学

●人類が初めて遭遇する「寝たきり100歳社会」の悪夢 前編〈医学の勝利が国家を亡ぼす)http://news.ameba.jp/20160606-65/

●縄文時代は“平和”だった 暴力死亡率は1.8%――「戦争は人間の本能」は誤り?・・・戦争は弥生時代に始まった富の支配と分配が始まってからである! http://www.asahi.com/articles/ASJ3Z52KVJ3ZTZNB018.html