●あらためて、ロボットって何だろう

C:技術で/技術が/技術を(ICT:社会・法・制度論と技術文化論)

●IoTの主役はロボットだ!――サービス業を中心に普及期へ突入 http://businessnetwork.jp/Detail/tabid/65/artid/4531/Default.aspx
IoTと人間をロボットが仲介。インターフェイスとしてのロボット。
スマートロボットは能動的に人間に働きかけてくるため、これまでの世界観が一変する」。

「得られたデータを何らかの形で人にフィードバックしなければ、IoTのメリットは享受できない。しかし、家電がそれぞれ個別にアクションを仕掛けてくるようでは騒々しい。また、家電ひつひとつに人とコミュニケーションする機能を搭載していては、製品の本質以外の部分にコストがかかってしまう。
そこで登場するのがスマートロボット」。

●即席!3分で分かるITトレンド:コレ1枚で分かる「IoTとモノのサービス化」 http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1605/09/news038.html
まずモノがハードなモノでありながら、ソプフトウェアで定義され、コントロールされる、「モノのSD化(Software Defined)」がある。

SD化がなされると、直接ハードに手をかけることなく、ソフトウェアに手を加えることで機能や性能、操作性を改善したり、燃費を向上させたりすることが可能に。もちろん遠隔地からの保守点検、さらにはソフトウェアに自己点検や修復などの自律化機能を持たせて人間の介在なしに保守作業を行うことも。

性能や機能が、作ったその時で固定されるのではなく「アップデート」される。だから製造業の経営や発想が、「性能や機能の優れたモノをつくること」を目指すことから、「常に最適なモノを使い続けてもらうこと」を目指すことへシフトするこも意味している。

●日本企業のIoTの導入は進んでいない http://news.mynavi.jp/articles/2016/05/10/gartner_iot/
日本国内の従業員500名以上の企業のITインフラストラクチャにかかわるマネージャー向けのアンケート調査。
驚くべきことに、そもそもクラウドの認識や戦略的位置づけもできていない。

ましてやIoTに対する意識調査の結果は、「いまだにどこから手を付けてよいか分からない」とする回答が4割近い。

「IoTはこれから先数年にわたる技術革新によってその効果が期待できるデジタル・ビジネスの中核的な領域であることを再認識し、他社の成果を待つのではなく、自ら起こすべきチャレンジであると理解することが重要」。

●ロボット専用のユニフォームメーカー「ROBO-UNI(ロボユニ)」が誕生しました  http://robotstart.info/2016/05/16/robouni.html

新規オープンしたみずほ銀行の新型店舗に配属されたPepperが法被(ハッピ)を着ていた。
ロボットならではの苦労も:「ROBO-UNIには、一般市場では入手困難な最先端素材を使用。この素材でユニフォームを作ることでロボットに熱がこもり高温度になることを防いでい」る。

(サイト:ロボユニ(ROBO-UNI)ホームページ 世界初ロボットのユニフォームを企画、製造するメーカーのサイト http://robo-uni.com/

●最初が肝心、家庭のIoT化! 意外と知らないIoTの基礎知識  http://www.rbbtoday.com/article/2016/05/09/141846.html
IoTのセキュリティ対策というと、エアコンやテレビといったモノ自体のセキュリティ対策に意識がいきがちだが、直接外部ネットワークに繋がり、サイバー攻撃の標的になる「ブロードバンドルーター」こそがまず注意すべきポイント。
理由:「ブロードバンドルーターは、製品サイクルが長く、5年前、10年前の製品が現在も現役で使われていることは珍しくない」から。

●人型ロボット司書のお仕事ぶりは? 甲南大図書館 http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201605/0009112451.shtml
二人羽織り的ロボット?「人工知能は備えていないものの、カメラや集音マイクの機能があり、離れた場所にいる司書がロボットを通じて来訪者と会話ができる仕組み」。

●手のひらサイズのロボットドール http://idoll.tokyo/
専用スマートフォンアプリ「iDoll PLAY」を使うと、歩いたりジャンプや、歌に合わせたダンスといった動作を指定でき、「動くフィギュア」として鑑賞を楽しめる。また、複数台を同期させて同時に動かすこともできる。
https://youtu.be/axVKRjJmAyg  

●「時代遅れという批判の中でAIBOは生まれた http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/interview/16/031800001/061000010/
21世紀の技術を開発してほしかったのに、ロボットなんて19世紀のテクノロジーだ」と、出井さんから言われ続けていた。
「プロジェクトが始まってからも、何か役に立つ機能を搭載しようとするエンジニアが多かったけど、僕は「役に立たない」という点にこだわって、その方針はトップダウンで徹底していた。
当時のAI技術の限界も分かっていたから、愛嬌のあるロボットはできると思ったけど、人間に仕事をさせようとするとボロが出ることは予測できていたからね」。

AIBO発表の前夜でもソニー内部は大反対。結局、「最初の3000台だけの限定販売だけにするから、やらせてほしい」と出井さんを私が説得して、それに賛同してくれた社内の数少ない“侍”のような人達にサポートされて、ようやく発表までこぎつけられた」。
(「井深さんは最期までAIBOを応援してくれた」http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/interview/16/031800001/061400016/ )

●AIBOの「お葬式」…解体・再利用へ、71体を供養 http://www.asahi.com/articles/ASHCM2TGCHCMUDCB004.html
AIBOの修理に関わっている人たち約20人が、部品を提供するために解体したり、修理して再利用したりするためのAIBO71体を供養した。

●新井紀子教授が予見!ロボットで失業するのは「銀行の窓口」より「半沢直樹」 ホワイトカラー「半数が不要」の衝撃 http://www.sbbit.jp/article/cont1/32252
「統計では、今まで見たことがあるものしか分かりません。見たことがないものを見た時にどう解くかは、まったく予測不能なのです。自動運転の仕組みを導入すれば、特に業務系の車、バスやトラックなどによる交通事故の死亡者数は半分以下に減るでしょう。しかし、人間には理解不能な事故が起こる可能性があります」。

●ロボットは人か、道具か、エージェントか http://newswitch.jp/p/4761
情報ネットワーク法学会のロボット法研究会設立記念シポジウム。
1人を犠牲にして複数の命を救うトロッコ問題」:完全自動運転際して「直進すれば5人が乗った車と衝突し、右に避ければ一人乗りの車とぶつかる。左によければ自分が橋の下に転落するというトロッコ問題に答えを出さなくてはいけない時がきた」。
刑罰に支えられた人間の社会の根幹を揺るがす時代がやってくる。「寿命のないAIやロボットには拘禁などの刑罰が効かない」からだ。
「この議論はロボやAIが権利や責任の主体であることが前提だ。道具(物)ではなく、人間に近い存在(者)として扱う。人が集まった「法人」のように「機人」などと新枠を作り、損害補償用の財産などを認める必要が出てくる」。

●「1人を犠牲に複数の命を救った」のは同じなのに、なぜ功罪の判定は逆になるのか? トロッコ問題で考える哲学 http://ddnavi.com/news/304450/a/
暴走する列車の被害を食い止める問題と、医者が臓器移植する問題の違い。

●人工知能学会が年内に「倫理綱領」を発表へ、研究者による策定を目指し議論を急ぐ http://business.nikkeibp.co.jp/atclbdt/15/258680/060600039/
情報処理学会の倫理綱領を流用すればいいという意見も出たが、人工知能ならではの特徴を明らかにすべきだという発言が出た。なぜなら、
・「情報処理と人工知能は違う」(武田氏)、
・「人工知能は人に密着していくし、自律的に動く」(服部氏)、
・「人工知能は学習したり、ある種の自律性があるところがだいぶ違う」(松尾氏)、
・「自分のソフトは人類を滅ぼさないと思うが、人工知能のコミュニティ全体ではそうなる可能性はある」(西田氏)。