●「何を知っているか」から「何ができるか」へ、

D:学習・教育のデジタル化と変容する知の体系

●教育ICT:アメリカ最新動向 2016 【セミナー備忘録】 http://society-zero.com/chienotane/archives/4108
 「何を知っているか」から「何ができるか」へ、
 「知識注入型」教育から「参加学習型」教育へ、
 ICT教具論(教員主導型)から、ICT文具論(学習者中心型)へ、

こういった方向へはっきりと米国は舵を切った。

そのために、ICTの加勢をもらう発想。相互運用性、規格標準化が肝。
加勢のおかげでデータ活用によるその子にあった教育プログラムが可能に。そうなると固定した内容の教科書はいらない=単元IDさえしっかりしていれば。



●アクティブラーニングとは【ひとことで言うと?教育ICT用語】 http://news.biglobe.ne.jp/trend/0420/res_160420_5540447798.html
「何を知っているか」ではなく、「何ができるか」を教育のゴールに据えた概念。
「座学や講義などでただ知識を記憶するのではなく、学習者自身が、問題を考え、話し合い、情報をまとめ直すような、能動的な学習・学修を指す」。

●経団連:今後の教育改革に関する基本的考え方 (2016-04-19) http://www.keidanren.or.jp/policy/2016/030.html
(3)学習・指導方法の改革
アクティブ・ラーニングの推進による授業の改善
ICT活用による教育イノベーションの推進
(4)キャリア教育・専門職業教育
キャリア教育
専門職業教育

●カナダの学校で体験した ちょっと変わった科目5選。 http://dentsu-ho.com/articles/3944
Architectural Drawing:自分のドリームハウスについて、まず作文。しかる後に、スケッチを描く。最後に、その家を図面に落とし込むというステップが待ち受けている。
ITT:Introduction to Technology、つまりテクノロジー入門=文字通りテクノロジーとは何かを学ぶ。紀元前にさかのぼって。
Banking:銀行口座開設。
Wood Work:全部自分が欲しいものを考えて、スケッチを描いて、木に落とし込む。ひねり過ぎて完成しないのもアウトだし、想像力に欠けるデザインも高得点は取れない。そうやって、フィジビリティーを学んでいく。
重要なのは、アイデア、実現力、プレゼンテーション能力だ。

●目的を持って繰り返し練習すると劇的な効果が得られhttp://gigazine.net/news/20160426-right-way-practice/
例えば音楽の楽器を演奏する試験がある場合、試験までに何度も同じ曲を練習するのが「素朴な練習」。
一方「目的のある練習」。これは「その時、やみくもに練習するのではなく、「適切なスピードのままミスせずに連続で3回同じ曲を演奏する」という短期的目標を立てることで、劇的な改善が期待できる」、というもの。

●ブロックをつないで電気回路やロボットを作る「BRIXO」 http://japan.cnet.com/news/service/35081812/
LEGOブロックと互換性があり、センサやモータを組み合わせた電気回路を簡単に作って遊べる。
「このトリガーブロックとアクションブロックをコネクタブロックでつなぐことで、光や音に反応して動く一種のロボットが手軽に作れる。さらに、Bluetooth経由でホームオートメーションシステムと接続したり、モノのインターネット(IoT)デバイスのように使ったりすると、より高度な機能を持ったシステムの構築が可能だ」。


●遊び方はプログラム次第! 子ども用プログラミングロボ「ROOT」 http://www.gizmodo.jp/2016/04/_root.html
ハーバード大学Wyss Instituteのチームが3年かけて開発した。
「楽しくプログラミングが学べるロボットRoot。五角形のRootは、プログラミングによってさまざまな動きをします」。

●デジタル教科書解禁へ 文科省、20年度の導入めざす http://www.asahi.com/articles/ASJ4L76R0J4LUTIL073.html
「追加機能」は国の検定対象とせず、各市町村の教育委員会などの判断で教科書会社が追加する形にする」。
「どの教科で、どの程度使うかは教委が決める。文科省は、1教科全てをデジタルで学ぶのではなく、音声などの追加機能が役立ちやすい一部の単元などでの使用を想定している」。

●文科省、2020年から「デジタル教科書」を保護者負担で導入へ http://japan.zdnet.com/article/35081649/
デジタル教科書は検定しない/デジタル教科書の無償化は困難/デジタル教科書は紙の教科書との併用が適当/デジタル教科書を使う端末は個人所有と学校備品のどちらも認める/デジタル教科書の供給方法にはこだわらない/デジタル教科書の構成要素にビューアやハードウェアは含まない。
「紙の教科書との内容の同一性について、発行者に責任を負わせる仕組みとし、その責任のもと、IT関連企業等との連携を模索すべき」。
「保護者負担の軽減に向けた検討が必要であるとともに、中長期的には無償措置法に基づく無償措置の対象とすることも検討すべき」
(中間まとめに向けた論点の整理について http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/110/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2016/04/25/1370087_1.pdf

●デジタル教科書の諸問題 国立情報学研究所・新井 紀子 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/110/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2015/12/24/1365538_1.pdf
「東ロボくんは,5教科合計において全国平均点を大きく上回った。その中でも、数学IA、数学ⅡB、世界史Bにおいては全国平均点を約30点近く上回ったことから数学、社会については得意といえるだろう。一方国語については全国平均点を約15点下回ったことから課題があることがうかがえる」。
AIに代替されないような能力をどのように身に着けるかを検討することの方が喫緊の課題である」。
「現状の(特に近未来のタブレット)PCを前提とすると、デジタル教科書を特に小中学校に導入することは財政負担を上回るメリットはあまり感じられない」。

●初等中等教育の向かうべき方向と教育ICT 堀田 龍也(東北大学大学院情報科学研究科・教授) http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/110/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2015/12/24/1365538_6.pdf
3つの提言:バックオフィスの情報化推進/授業インフラへの民間誘導/新しい学びへのICT活用促進。

●学研プラス、高校生を対象にした「映像講義の制作・配信事業」を今夏にスタート http://edtech-media.com/2016/05/03/gakken-14/
2020年を起点とする入試改革に呼応する形で教育改革が進む今、これまでの学研グループの高校生向けサービスを有機的に結びつけ、高校生のニーズに応えた新たなサービスを提供する。