次に、「都市の行政」である。これは、市場監視官（ムフタシブ）の役職をめぐって論じられてきたテーマであり、都市、とりわけ市場における社会秩序の維持が問題となる（市場監視官（ムフタシブ）については、第一巻『イスラーム経済の基本構造（理論編）』を参照）。

参考文献：
『イスラム世界の経済史』　第２部第３章第３節：公共空間としての市場　　加藤博（NTT出版、2005年）
湯川武「ヒスバとムフタシブ－中世イスラームにおける社会倫理と市場秩序の維持」　『国際大学中東研究所紀要』Ⅲ、1987・88年

□参照知識カード：
ムフタシブ（市場監督官）
ムフタシブ（市場監督官）はマスラハを目指す
ムフタシブ

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★この記事はiCardbook、『イスラーム世界の社会秩序　もうひとつの「市場と公正」　Vol.2 市場経済における「イスラームの道」（歴史編）』を構成している「知識カード」の一枚です。

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