●オープンとフリーが教育の自由を具体化していく

D:学習・教育のデジタル化と変容する知の体系

★New Partnership with Kiron Enables Thousands of Refugees to Receive College Credit Online http://blog.edx.org/new-partnership-with-kiron-enables-thousands-of-refugees-to-receive-college-credit-online
edXがドイツの教育ベンチャー企業と提携して難民向けに300コースのMOOCを無償提供する大学教育プログラムを4月より開始。オープンとフリーが教育の自由を具体化していく

●山極総長が海外からMOOCオンライン講義受講の優秀者2名を本学に招待しました。 http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/about/events_news/department/koutou/news/2015/160202_1.html
Edxの講座、「人類進化論」を世界に発信していた京大は、その課題発表を審査し、韓国の高校生と南アフリカでフィールドガイドを行う社会人を優秀賞に選定。

●早稲田大学のedX 第一弾講座が開講 – 早稲田大学 https://www.waseda.jp/top/news/36687
edX (ハーバード大学とMITが創設)の第一弾講座として、理工学術院・柴山知也教授による ”Tsunamis and Storm Surges: Introduction to Coastal Disasters” を1月18日より配信開始。

●無料オンライン講座「gacco」社長インタビュー~オンラインでの学びと交流が、新しい可能性の発見につながる http://next.rikunabi.com/journal/entry/20160217_1
無料と同時に、受講者同士の交流も魅力のひとつ。
「eラーニングなどオンラインを通じての勉強は、孤独なだけに継続しにくいというのが難点。リアルとオンラインの要素を組み合わせることで、勉強を続けやすい環境を作れないかと考えた時、単なるアメリカのMOOCの真似事ではなく、やはりアメリカで主流となりつつあった『反転学習』(オンライン講座で予習し、教室で演習を行うこと)という学び方を知り、MOOCと反転学習を組み合わせた新しいサービスを作ろうと考えた」。

●大阪産業大学デザイン工学部が入学前教育の課題解決にMOOCを活用 -- 大学初、学内利用の新たな試み http://www.sankeibiz.jp/business/news/160219/prl1602190913005-n1.htm
反転授業はもともと個別の授業を念頭においた発想だが、こちらは、大学へ入る前のガイダンス、それも「学び」のガイダンスにも使えるのでは、との発想。
「推薦入試で入学する予定の生徒が受講する講座「はじめて情報システムを学ぶ学生・生徒のために」を開講する(一般入試で入学が決定した生徒は、本講義に関する内容を、入学直後のガイダンスで集中的に受講する)」。

●京都大学総長と首都圏進学校校長座談会 第1回 〜大学と高校の対話を始めようhttp://univ-journal.jp/column/20163389/
京都大学のWINDOW構想。
WはWild and Wise
IはInternational and Innovative
NはNatural and Noble
DはDiverse and Dynamic
OはOriginal and Optimistic
WはWomen and Wish。

●大学でネット制限開始 SNSやゲームの利用が7割「学業に支障」 http://104ka.net/news/en_58655/
「法政大学(東京都)はキャンパス内に1400台もの接続ポイントがあるが、通信量が急激に増加し、利用制限を余儀なくされた。その原因は学業とは関係のない、SNSや動画視聴、オンラインゲームといった「私的利用」」。

●私大学内ネット制限と”殲滅の時代”|リワーク・キャリアカウンセラー山口修司 公式ブログ http://ameblo.jp/s-yam-gucci/entry-12126468517.html
「ゼミの発表分担連絡はOKでも、ゼミの飲み会の連絡はNGとはいかない」。

●SNS、注意点を学ぼう 会話の特性を考えさせる授業 http://www.asahi.com/articles/ASJ2144JMJ21UTIL01G.html
「ネットは生徒に身近な存在。持ち込みを禁止するより、正しい利用法を教えるべきだと考えるようになった」。
「内閣府が14年に実施した調査によると、スマホでネットを使う小学生は全体の1割、中学生は4割、高校生では9割に上る。使っている児童・生徒のうち、小学生の半数、中高生の9割が、利用項目としてSNSなど「コミュニケーション」を挙げている」。

●小中高生の携帯・スマホユーザー、3割がネット上で小遣い稼ぎ、高校生では男子8割・女子7割 http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20160223_744841.html
「第9回未成年者と保護者のスマートフォンやネット利活用における意識調査」の結果発表。
ポイント交換なども含んだ議論。本調査は未就学児~小学3年生の子供を末子に持つ保護者595人にも実施しており、60.3%がネット上で小遣い稼ぎの経験があると回答。教育に、市場原理をどこまで持ち込むか、よくよく考えないといけない。
(詳細:http://www.daj.jp/company/release/common/data/2016/022201_reference.pdf )


●「ネーミングライツ」教室登場 地方公立大の奇策に、企業が次々寄付 http://withnews.jp/article/f0160219000qq000000000000000W02j0401qq000013029A
教育に、市場原理をどこまで入れるかはよくよく考えなくてはいけません。
市場原理に、向き不向きがあることは、20世紀の経験でいたいほどわたかったはずです。いや、日本ではその認識がまだ浸透してないですかね。
日本はまるで、1980年代で思考の歩みが止まってしまったかのようです。

●読書量の多い子は将来展望が明確、学研・講談社調査 http://resemom.jp/article/2016/02/24/29856.html
本を多く読む子どもほど、将来就きたい職業や将来展望を明確に持っている。習い事と読書量にも相関がありそう。

●小学生がiPadで制作した映像をアップルストアで上映 http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1602/17/news141.html
アップルストア心斎橋で、同志社国際学院初等部の5年生が奈良をテーマにiPadで撮影・制作した映像作品の発表会が開かれた。
「指導するのは、映画監督で「なら国際映画祭実行委員会」理事長の河瀬直美さん。子どもたちは河瀬さんからアドバイスを受けながら、奈良の自然や伝統工芸などを2人1組で撮影。動画編集アプリ「iMovie」を使い、3分間の映像作品を仕上げた」。



●厚切りジェイソン、NHKでプログラミング番組「可能性は無限大」 http://www.oricon.co.jp/news/2067309/full/
厚切りジェイソンと2対のパペットが絡んで展開していく同番組は、マサチューセッツ工科大学のメディアラボが開発した教育用言語「スクラッチ」を使って、プログラミングの面白さや本質を伝えていく。

●自分の英語文書をマイニングして次に学ぶべき単語リストを自動生成する方法(暦本式語彙増強法) http://d.hatena.ne.jp/rkmt/20140114/1389687306
簡単なrubyスクリプトと、既存のTextTaggerという形態素解析(品詞解析)ソフトとの組み合わせで、「私が使っていないが私が関係する分野での使用頻度が高い」単語集ができあがる。

●桐原書店に、デジタル版教科書・教材用ビューア 「Lentrance® Reader」が採用 http://jp.access-company.com/news_event/archives/2016/20160224/
学びの入門者用という、「Learning」と「Entrance」を組み合わせた造語、 「Lentrance® Reader」。
「2017年度に実施される教科書改訂に向け、ACCESSの「Lentrance Reader」を導入し、指導者用教材のデジタル化と提供に向けた取り組みを強化していく」。

●「部活顧問「改善を」 教員ら訴え署名1万6000人 若手に負担・授業の準備支障 http://www.asahi.com/articles/DA3S12207296.html
「特に若手教員は、体力が必要な運動部の顧問を担わされることが多いという。メンバーの一人は78日連続で働き、体調を崩した。「授業準備に手が回らない。生徒と向き合う時間がほしい」と訴える」。

●日本の水泳教室は、 タイムよりカタチだった。 - 電通報 http://dentsu-ho.com/articles/3680
実は、水泳の教え方や目標などは国によって異なるが、これは「教育」そのものにも当てはまる事実。「問い」の重要性。
スピード、カタチ、持続性。確かにどれも重要だ。でもどれに重点を置くか、その理由はどこにあるか。水泳を通して子どもたちに何を学んでほしいのか。そもそも何のために習わせるのか、何のために習いたいか」、よくよく考えてみる必要がある。

●「問いのデザイン」でアクティブ・ラーニングの「種」を育てる http://berd.benesse.jp/feature/focus/14-design_AL/activity1/
アクティブ・ラーニングの実施を勧めようとすると、「基礎知識がないと考えることもままならない。学力が低い子どもにはアクティブ・ラーニングはできないのではないか」という意見が出てきます。一方、「学力が高い子どもは、高校入試や大学入試のために学習すべきことがたくさんある。だから、時間がかかるアクティブ・ラーニングはできない」という意見もあります。果たして、本当にそうなのでしょうか」。

●スマホで学べるオンライン通信講座「通勤講座」の有料受講者が9,000人を突破! http://www.dreamnews.jp/press/0000126984/
スキマ時間で勉強できるオンライン通信講座「通勤講座」(http://manabiz.jp/ )。スマホ最適化、Web最適化が教育や、メディアのこれからの最大重要課題。

●スクー、個別指導でスキル習得をサポートする「マスタープラン」を開始 http://japan.cnet.com/news/service/35077536/
特定の職種に必要なスキルの習得をサポートするサービス、「マスタープラン」。実務経験がある「サポート講師」が手厚いフォローをすることによって、スキルを習得できるプラン。まずは「Webデザイナー」と「WordPressスペシャリスト」の2種類が用意され、2016年内にサポート体制を強化しつつ、受講生数の増加を図る。

Webデザイナーになるための最新のスキルを習得できる授業を体系化し、「Webデザイナールート」として展開。さらに、Web制作の幅を広げることができる「WordPressスペシャリストルート」の経験の上に完成した。
(サイト マスタープラン - schoo WEB-campus(スクー) https://schoo.jp/route/masterplan

●日本の成人の「生涯学習」率は先進国で最低 http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2015/08/post-3823.php
図書館で自習したり、社会教育講座や技能講習を受講したりと、生涯学習の形式は様々だが、学校に通うという方法もある。学校は子どもや若者の占有物ではなく、制度上は成人にも門戸が開かれている。ところが、国際成人力調査(PIAAC)によると、「現在、何らかの学位や卒業資格の取得のために学習しているか」の質問に、30歳以上の成人のうち「イエス」と答えた者の割合は日本が最低。

●日本人の知的好奇心は20歳ですでに老いている http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/02/20-12.php
「日本の20歳の知的好奇心は、スウェーデンの65歳とほぼ同じだ。2つのグラフは、まるでつながっているように見える。日本人は、スウェーデン人の老後の世界を生きているかのようだ」。

●国際成人力調査が示す日本及び諸外国の社会的アウトカムの特徴 https://www.nier.go.jp/kankou_kiyou/143-105.pdf
「私は新しいことを学ぶのが好きだ。」に対し、「非常に当てはまる」及び「当てはまる」と回答した成人の割合で、日本は低い国の一つ。

●OECDまとめ 日本 国際成人力調査(PIAAC) http://www.oecd.org/site/piaac/Japan%20Country%20Note%20in%20Japanese_clean%20version.pdf
「高等教育を受けた日本の成人の習熟度は受けていない成人の習熟度より高いが、その差は小さく、日本は低学歴者の読解力を高めるだけでなく、高学歴者と低学歴者の習熟度の差を最小限に抑えることができていると言える」。

●PIAAC から読み解く近年の職業能力評価の動向 http://www.jil.go.jp/institute/zassi/backnumber/2014/09/pdf/071-081.pdf
読解力、数的思考力、いずれも、「習熟度の上位 5%と下位 5%の得点差が参加国中最小」、国民全体の習熟度に厚みがある。それは学歴にもあまり左右されないことでもあらわされる。一方、ITを活用した問題解決力では二極化の傾向がみられる。

●全国市区町村「公立学校情報化ランキング2015」、日経BP社が発表http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/16/012700020/012800001/
文部科学省が全国の公立学校を対象に実施する「学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果」(2015年3月1日時点)を基に算出したランキング。
「高等学校のインフラ整備の状況を自治体単位で比較すると、首位の佐賀県が95.5%なのに対して、下位の自治体は40%台にとどまる。東京23区の中にも差がある。小学校では首位の千代田区のインフラ整備スコアが91.6%であるのに対して、最下位の板橋区は41.7%」。

●アメリカ州別の教育水準、どの国とマッチする? http://blogos.com/article/159387/
党員集会で話題を集めたアイオワ州は、中国並み。予備選が行われたニューハンプシャー州は所得レベルに合わせ教育水準も高く、フィンランドレベル。

2015’s States with the Best and Worst School Systems | WalletHub® https://wallethub.com/edu/states-with-the-best-schools/5335/
金融情報系SNSサイトWallethubがまとめた全米州別学校システム・ランキング。
1位 Massachusetts
2位 Colorado
3位 New Jersey
4位 Wisconsin
5位 Kentucky

Source: WalletHub