●「不平等激しい市場経済は相続資本主義になる恐れ」

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┃Economy あるいは資本主義のメタモルフォーゼ
成長と生産性、ビジネスモデル、経営、、国家、民主主義など

●「不平等激しい市場経済は相続資本主義になる恐れ」 http://japanese.joins.com/article/016/204016.html
ピケティの新著、『不平等の経済学』。2001年に発表した論文である「米国の所得不平等(Income inequality in the United States、1913-1998)」を単行本として構成したもの。この新著でピケティは、「不平等が激しくなれば現在の市場経済が「相続資本主義」に変質しかねないと警告」。

●クルーグマン「最低賃金を引き上げよ!」 労働市場は他の市場と違う。常識を覆した経済学の”知的革命”  http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150804-00044461-gendaibiz-int
公共政策にはまだまだやれることがある。さまざまな形で労働者を助けることができる。次期大統領候補に声をあげたヒラリー・クリントンの主張だ。これは学説として確立された新しい知見に基づいている。通常、価格を上げてしまうと、需要が落ちる、賃金の場合求人が減る、とされてきた。しかしそうではない、とする実証研究が出てきたのだ。
労働市場は小麦などそれ以外の市場とは異なるということだ。なぜなら、労働者は人間だからだ。「モラルの向上、離職率の低下、生産性の上昇など、雇用主にとってさえも重要なメリットがもたらされる」。

●「地方と格差ありすぎ…」三大都市圏のバイトの時給が過去最高という発表に嘆きの声 http://irorio.jp/nagasawamaki/20150727/248162/
三大都市圏(首都圏・東海・関西)の平均時給が前月より10円上がって967円となり、2006年1月の調査開始以来、過去最高となった。その結果、平均時給が最も高い首都圏(1003円)と最も低い九州(809円)の時給差は194円。リクルートジョブズの2015年6月の「アルバイト・パート募集時平均時給調査。(調査 http://www.recruitjobs.co.jp/info/pdf/pr201507151437.pdf

●なぜ人は自分の利益しか考えなくなったのか?いきすぎた資本主義の発展に警鐘を鳴らす良書 「衝動」に支配される世界 http://diamond.jp/articles/-/76173
「インパルス・ソサエティ」への移行。資本主義社会は、情報資本主義に、そしてとうとう、刺激資本主義になってしまった、と。
それは「消費者が欲しがるものを与えることに驚くほどに長けた社会経済システム」。その結果「買い物やアップグレードするたびに、選択やクリックするたびに、日々の生活は自分流になって来る。そして世界は『自分の』世界になって」いき、市民社会の崩壊がその行く先に待ち構えている。
「『社会的に』行動するのがどんどん難しくなっている。……他人への共感は弱まり、それに伴って、自分と他人との間には共有しているものがあるという、民主主義に不可欠な考え方すらも信じられなくなっていく」

●レイダリオ氏30分でわかる経済の仕組み(世界一の資産家) http://logmi.jp/35096
経済は市場と取引の積み重ね。「第1は生産力の成長、第2は債務の短期的な周期、第3は債務の長期的な周期です。この3つの要素を個別に考え、またそれを積み重ねたモデルケースを考えると経済の動向と現在の状況を理解できる」。


●「ジャパンマネー」が米国に舞い戻ってきた http://toyokeizai.net/articles/-/79925
市場縮減時代の経営の要諦のひとつは、「海外の成長に手を伸ばす」。「今年は、住宅建設資材や塗料、鋼管、建設業、機械類などの、より平凡な業界に興味を示す日本企業の数の増加が目に付く」。

●NHKの特集「預金封鎖」が話題に!5年後に日本で預金封鎖?政府債務残高が戦後直後と同じ!昭和19年はGDP比204%、現在は232%! http://saigaijyouhou.com/blog-entry-5579.html
「実は数年前から日本では預金封鎖の話題が何度か浮上しています。住民基本台帳ネットワークシステムから国民総背番号制に至る一連の制度が預金封鎖の布石であるという指摘がある上に、1997年に当時の大蔵省内部で預金封鎖の検討が行われていたとの報道もされました」。

●敗戦から70年 日本とドイツの異なる戦後 | 熊谷徹 http://www.huffingtonpost.jp/toru-kumagai/70-years-after-war-germany_b_7919994.html?ncid=fcbklnkjphpmg00000001
「ドイツは日本とは異なり、あえて「木よりも森を見る」道を取ったのだ。それは、旧被害国との和解を最優先にして、「小異を捨てて大同に就く」姿勢とも言える。日本政府の態度には、このような理念が感じられない」。

●(戦後70年)日本の誇るべき力 戦後日本を研究する米国の歴史家、ジョン・ダワーさん http://digital.asahi.com/articles/DA3S11897005.html
「例えばハローキティが外交上の力になるかといえば、違うでしょう。世界中が知っている日本の本当のソフトパワーは、現憲法下で反軍事的な政策を守り続けてきたことです」。
「平和と民主主義という言葉は、(戦争に)疲れ果て、困窮した多くの日本人にとって、とても大きな意味を持った。これは、戦争に勝った米国が持ち得なかった経験です」。
「国民は70年の長きにわたって、平和と民主主義の理念を守り続けてきた。このことこそ、日本人は誇るべきでしょう。一部の人たちは戦前や戦時の日本の誇りを重視し、歴史認識を変えようとしていますが、それは間違っている」。

●平和を守り続けて70周年「日本が戦争をやめて平和の道を歩み始めた日」に毎年イベントを  http://www.huffingtonpost.jp/naokojin/peace_b_7961798.html?ncid=fcbklnkjphpmg00000001
「『武力という抑止力』でしか国際関係のバランスを取ることができないという考え方は、もう古いのではないでしょうか」。

●憲法の基本を知らない国会議員たち | 舛添要一 http://www.huffingtonpost.jp/yoichi-masuzoe/constitution-councilor_b_7963112.html?ncid=fcbklnkjphpmg00000001
安倍政権により2015年日本社会は、「戦後」時代から「戦前」時代へシフトすることになるのか。彼の言う、「戦後レジーム脱却」とは、「もはや戦後ではない」と、そう言いたかったのか。

┃Others あるいは雑事・雑学

●渡辺謙さん「ポケットに忍ばせた拳や石ころよりも最大の抑止力は友人であること」憲法を語る http://www.huffingtonpost.jp/2015/08/02/ken-watanabe-talks_n_7922810.html

●これが被爆4日後のヒロシマ 360度パノラマ写真に http://www.asahi.com/articles/ASH7W7THSH7WPTIL03F.html

●戦後70年~地図と写真で辿る日本と名古屋の空襲 http://blog.map.yahoo.co.jp/archives/20150805_column_postwar.html

●安保法案については、アメリカ人だから語りません http://www.newsweekjapan.jp/pakkun/2015/07/post-3.php

●【インタビュー全文掲載】「安倍総理は、話を聞かないクラスの男子と同じレベルだ!」~14歳、中学2年生が切実に訴える、戦争、そして徴兵制への恐怖 https://www.youtube.com/watch?v=-_rvp6jpbSs&feature=youtu.be

●安倍談話、有識者懇が報告書 侵略明記、おわび言及せず http://www.asahi.com/articles/ASH865K7JH86UTFK00J.html?iref=comtop_6_06