イスラーム経済哲学の2つめの特徴は、喜捨の義務である。この喜捨はザカートと呼ばれる。『クルアーン』には、「礼拝…
タグ: 加藤博
預言者ムハンマドの言行におけるリバー
『クルアーン』では、どのような経済取引や金儲けがリバーの禁止に抵触するのかについての具体的言及がない。イスラー…
プロテスタンティズムにおける金儲けと宗教
ドイツの社会学者のマックス・ヴェーバー(1864~1920)は、近代資本主義の登場の背景には、神から与えられた…
何を目的にイスラームを信じるのか
ムスリムがイスラームを信じる唯一最大の目的は、来世で自らが救われることである。イスラームでは、来世には天国と地…
イスラーム文明の特徴(1)神と人間の関係
イスラーム文明の特徴の1つめは、イスラーム特有の個人主義である。 ムスリムは、なんらの仲介者をはさむことなく1…
世俗化するイスラーム世界
西洋文明の浸透によって、イスラーム世界は世俗化が進んだ。1923年に樹立されたトルコ共和国が政教分離の原則を国…
神との直接契約関係と部族社会
ムスリムの義務であるザカートと呼ばれる喜捨(第5章第5節 024 喜捨(ザカート)の義務)は、表面上目の前の他…
不当利得(リバー)の禁止
イスラーム経済哲学の4つめの特徴は、不当利得の禁止である。これはリバーと呼ばれる。 『クルアーン』には、「禁じ…