タドビールで意味される「経営」は、主に次の三つである。

第一は、「国家の統治」（タドビール・アルフィラーファ tadbīr al-khilāfa）。
第二は、「都市の行政」（ヒスバ ḥisba）。
第三は、「家計の経営」（タドビール・アルマンズィル tadbīr al-manzil）。

参考文献：
『イスラム世界の経済史』　第二部第３章第３節：公共空間としての市場　　加藤博（NTT出版、2005年）
『イスラム経済論―イスラムの経済倫理』　第一部第５章：統治観　　加藤博（書籍工房早山、2010年）

■関連知識カード／章説明他：
ヒスバ

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★この記事はiCardbook、『イスラーム世界の社会秩序　もうひとつの「市場と公正」　Vol.2 市場経済における「イスラームの道」（歴史編）』を構成している「知識カード」の一枚です。

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