『クルアーン』では、信仰も商売のたとえで語られる。
「アッラーの啓典を読み、礼拝を確立し、われが恵みとして与えたものから密かにあるいは公然と施す者は、失敗のない商売を願っているのと同じである」(第35章第29節)。
「まことにアッラーは信徒たちから彼ら自身とその財産を、彼らに楽園を与えるかわりに、買ったのである」(第2章第111節) 。
参考文献:
『現代イスラーム世界論』第3章:イスラームの「教経統合論」 小杉泰(名古屋大学出版会、2006年)
『日亜対訳・注解 聖クルアーン(改訂版)』 日本ムスリム協会訳(日本ムスリム協会、1982年)
★この記事はiCardbook、『資本主義の未来と現代イスラーム経済(下) 金融資本主義からの脱却と「利他利己」の超克』を構成している「知識カード」の一枚です。
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