教育の機会均等

制度としての公教育は、二つの根本的な視座において「自由の相互承認」を実質化しなければならない。

一つは、先述した通り、教育の機会均等を必ず保障するということ。どのような家庭、どのような地域に生まれても、すべての子どもが必ず一定以上の水準の教育を受けられるよう保障することは、改めて言うまでもなく、公教育の制度的前提である。


■参考文献
『民主教育論―民主主義社会における教育と政治』  エイミー・ガットマン 原著一九九九年

『教育の正義論: 平等・公共性・統合』  宮寺 晃夫 二〇一四年

「エイミー・ガットマン教育理論における民主主義概念の展開」  平井 悠介[編集部]

★この記事はiCardbook、『自由の相互承認—— 人間社会を「希望」に紡ぐ ——(下)未来構築の実践理論』を構成している「知識カード」の一枚です。

◎iCardbookの商品ラインナップはこちらをクリック