マドラサ

イスラーム世界で、神学・法学などの教育を授け、ウラマーを養成する高等教育機関。アラビア語で「学習する場所」の意。

マドラサの運営はワクフ(イスラームの寄進)制度で行われ、11世紀以降、イスラーム世界に広く設立された。教育の基本は口伝であった。

参考文献:
ムハンマド―預言者と政治家』  モンゴメリー・ワット 牧野信也・久保儀明訳(みすず書房、2002年)
新装版 イスラム:思想と歴史』  中村廣治郎(東京大学出版会、2012年)

■関連知識カード/章説明他:ワクフ施設
商業・宗教複合体としてのマディーナ
イスラーム世界の経済社会に深く組み込まれている賃貸


 

★この記事はiCardbook、『イスラーム世界の社会秩序 もうひとつの「市場と公正」 Vol.3 基本概念・基礎用語編』を構成している「知識カード」の一枚です。


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