神経調節物質 その二(ドパミン、セロトニン等)

他にも、腹側被蓋野、縫線核、内側中隔野と呼ばれる特定の脳領域では、ドパミン、セロトニン、アセチルコリンなどを神経伝達物質として放出する神経細胞が存在しています。これらは、神経調節物質と呼ばれます。

これらの神経細胞も、他の神経細胞から入力を集めて出力するという点では同じですが、放出される物質が異なりますので、グルタミン酸によるシナプス伝達とは違う効果をもたらします。また、複数の脳領域を超えるような長い神経軸索をもっていることが特徴であり、脳の広い領域に影響を与えることができます。


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