神との一対一の契約

イスラームの世界観では、個々のイスラーム教徒、つまり人間の存在を、すべての仲介を経ず、神との一対一の契約に基づかせた。そして、その彼らが助けあって生活する空間が、ウンマ、つまりイスラーム教徒の信徒共同体であった(第一巻『イスラーム経済の基本構造(理論編)』を参照)。

参考文献:
文明としてのイスラム―多元的社会叙述の試み』 第6章:宗教  加藤博(東京大学出版会、1995年)
増補新版 イスラームの構造 タウヒード・シャリーア・ウンマ』  黒田寿郎(書肆心水、2016年)

□参照知識カード:
第1節 森羅万象は唯一神アッラーの被造物


 

★この記事はiCardbook、『イスラーム世界の社会秩序 もうひとつの「市場と公正」 Vol.2 市場経済における「イスラームの道」(歴史編)』を構成している「知識カード」の一枚です。


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