重商主義とイスラーム経済の二つは、経済システムの性格を全く異にした。重商主義経済が政治との結びつきを特徴としたのに対して、イスラーム経済は政治との関係を嫌った。

つまり、イスラーム経済は、重商主義が保護主義的であったのに対して、驚くほど「自由主義的」であった。

参考文献：
「世界経済史におけるイスラ－ムの位置」加藤博　『社会経済史学の課題と展望』　　社会経済史学会編（有斐閣、2002年）

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★この記事はiCardbook、『イスラーム世界の社会秩序　もうひとつの「市場と公正」　Vol.2 市場経済における「イスラームの道」（歴史編）』を構成している「知識カード」の一枚です。

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