投資銀行の登場(その2)

アメリカでは、1933年に制定されたグラス・スティーガル法によって商業銀行と投資銀行の業務が長らく分離されていた。商業銀行が、預金者からの資金を使って貸し出し業務を行うことを基本とする金融機関であるのに対し、投資銀行は、企業の巨額の資金調達の要請に応じて、それに出資をしてくれる投資家を見つけるという金融仲介業に特化した存在であった。

参考文献:
アメリカ金融史―建国から1980年代まで』  西川純子・松井和夫(有斐閣、1989年)

 


★この記事はiCardbook、『資本主義の未来と現代イスラーム経済(上) 資本主義の危機とイスラーム経済の登場』を構成している「知識カード」の一枚です。



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